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社会について

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#最近の学び

勝ち負けの社会

勝ち負けの社会

「勝ち組」「優秀」「論破」など、"勝ち負けの構図が前提"の日本語が流行ってる気がする。

少なくとも、昔よりは誰しもが言うようになっている。

仕事やスキルを評価する上では、"勝ち負けの言葉"や"比較する言葉"がどうしても必要かもしれない。

ただ、基本的にはそんな表現は必要ない。他の言葉に代替できる。

人が無意識に発する単語は、その人の潜在意識が隠れている。例えグチを言い合う場であっても、「使

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ドラクエに見る、内輪ノリというナショナリズム

ドラクエに見る、内輪ノリというナショナリズム

(1)東京オリンピックでのゲーム音楽起用東京オリンピックの入場曲がゲーム音楽だらけなのはビックリした。
SNSやゲーム好きの友だちも、爆上げだった。
僕もビックリした。まさかクロノトリガーが流れる時代になるとは...。

そして特に盛り上がっていたのが、ドラゴンクエストの曲だったもよう。

(2)ドラクエ作曲者の過去の発言ただ、ドラクエ作曲者すぎやまこういち氏の過去の発言が、ここにきてネット上で再

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人間関係においては、優先順位が存在するらしい。

人間関係においては、優先順位が存在するらしい。

極端な話、2箇所違う場所で火事が起こり、それぞれに知人が1人ずつ巻き込まれているとする。
どちらかしか助けられそうにない状況だとしたら?

【例】
・自分にとってより大切な人を助ける
・自分や社会にとって価値のあるほうを助ける

僕はどうしても割り切れない。
僕は無心になって、どちらも助けようとする。
潜在意識が働いて、実は助ける人に優劣を付けるかもしれない。
けどそれって測りようが無いし、ただの

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「分かりやすさ」の大罪

「分かりやすさ」の大罪

小説、マンガ、アニメ、映画、ドラマ、ゲーム、歌、写真...。
あらゆる大衆向け(マス向け)創作物において「分かりやすさ」が重視されている。

・タイトルだけで創作物の概要を伝える小説
・キャラクターの心情をセリフ化するアニメ
・敵に見つかるor触れられるだけで死亡確定なマンガ
などなど

僕はこの傾向を不思議に思う。
僕は、表現の余白や行間を読む行為が楽しい、と感じるからだ。

※この考えに当ては

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AIが口コミに代わる日

AIが口コミに代わる日

■結論1:AIが口コミに勝るシーンとそうでないシーンが存在する
利巧的(実用的)な特徴を求める商材:AIが推奨するものを選びがち
快楽的(感情的)な特徴を求める商材:AIが推奨するものを選びにくい

■結論2:結論1の傾向が通じないケースが存在する

口コミってすごい口コミの効果は絶大。
そんなこと、もはや言うまでもない。

チラシに載っている商品より、「テレビで"話題沸騰"と紹介された商品」や「

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本当に「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」な社会になってる

本当に「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」な社会になってる

「日本を取り戻す」的な表現が蔓延している。
と、思う今日この頃。
その主観をまとめてみた。

(1)西武園ゆうえんちが気になる西武園ゆうえんち、というけっこう大きな遊園地が埼玉県にある。
今年5月に、70年ぶりのリニューアルを経てニューオープンした。
※USJをV字回復させたマーケティング集団「刀」と協業のうえで実施

リニューアルのテーマは「昭和」。
「昭和の町」を再現したエリアの登場だ。

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アドタイの記事から思う、広告のこと

アドタイの記事から思う、広告のこと

↓の記事がおもしろい。

めちゃ勉強になる記事。

最近の広告って、刺さる系が多い。糸井重里氏の「おいしい生活。」みたいな鈍器な響きではないコピーの蔓延。その理由が少し理解できた。

短期成果を求める、つまり、より効率的な成果を求めるようになっているために、刺さる訴求がブームとなっている。
理論上はまっとうだ。でも記事で言及されてる通り、フリークエンシーを考慮してほしい...。ただでさえ情報過多社

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選挙カーから名前を連呼するの、プロパガンダに指定したい

選挙カーから名前を連呼するの、プロパガンダに指定したい

2021年7月4日、東京都都議会議員選挙の投票日だった。

僕は練馬区に住んでいる。投票日までの長い期間、演説の嵐。人流が多い場所に、毎日違う人が演説をしてたりビラを配ったりしていた。

このような街中での選挙活動は理解しているつもり。候補者の権利だ。
でも、選挙活動は駅前や交差点だけじゃない。

平日・土日、在宅勤務中・授業中問わず、選挙カーを走らせながら「●●(候補者名)でございます」と喚き散

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