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優真
2024年7月14日 12:41
きのうかおとついか忘れちゃったけれどとっても とってもすてきなことあったのさきのうかおとついか憶えてはいないけどとっても とってもやさしいことあったのさきみが好きだって話していた花がやさしい夏の風に揺れたのだきのうかおとついかどっちかわかんないけれどかなしいことくるしいことあったのさきのうかおとついかぼくは確かに生きていたこれからも あしたあさって
2024年7月11日 18:39
昔からちいさなことや細かなことばかりに気づくんですでもなるべくできるだけ近い頃はわたしに関係しないことに気づこうと思ったんですそうでないとわたしはわたしのことばかり考えたり悩んだりしてしまうそんな生きものであることにわたしが気づいたからです季節の花のかおりやきみの表情や仕草なにかに触れたときのその感触やときめき真夏の夜のやさしい夜風の心地よさに気づくんです
2023年11月3日 09:20
おもいだす秋の日渚でさざなみを見ていたら細胞がとけていくのを感じてこのからだのなかたましいだけになっていくのを感じたよまだまだ日は沈まぬぞ覚悟したまえと言われて
2023年11月3日 15:17
冬を越えたフキノトウたちが長い時を忘れてしまったから愁い事はそのままそこにおいておいてさ日にあたりながら歩いていこうよ知らない人の部屋から春の水のような歌声がとどいたよここにいると僕は応えてわたしたちはともだちになっていく
2023年9月9日 19:18
峠幾つも越えては進む懐かし詩集携え進む沸き立つ孤独高鳴れ鼓動蟲の音響く闇夜の森よ帰り路にお茶でも一寸約束果たせずおうちへ帰る沸き立つ孤独高鳴れ鼓動蟲の音知らす光夜の森よ朝まで話し焚火を蒸しやおいもを焼いてはもぐもぐ食べる沸き立つ孤独高鳴れ鼓動蟲の音知らす偉大な森よ
2023年9月13日 01:50
天魚が泳ぐ春の川枝垂桜が搖れている沼鯊[ぬまちちぶ]も氷を溶かし天乃羽草[あまのはくさ]も生えているここに誰かおいでよ霧が晴れてきつと気分も透き通るはず
2023年9月14日 09:19
太陽が沈んでいくのを見ているともう死んでもいいと本気で思ってしまうそれは1つの幸福かそれとも1つの囁きかずつと遠くの街まで海岸線あそこであなたと歩いていたなでもそれもずつと昔のことだ誰しもが自分のことばかりぼくは誰と話せばいい?なんにもまだ始まっていない気がするよ太陽が沈んでいくのを見ているともう死んでもいいと本気で思ってしまうそれは1つの幸福かそれとも1つ
2023年9月14日 01:47
白い雪竹の木と胡麻山椒奏でてる夜風と夕陽未来予想図柱に隠れてあなたに恋をしていた時間が流れているまさかそれは嘘や勤勉でもなく驚くほどに正直だ燃えろ 燃えろ 燃えろ村中の畑から煙が湧いて空へ
2023年9月15日 17:17
魚が飛んだ水鳥取った鳩が休憩甘い味する夏が帰った頭の上に梨落っこちてわたしは飽きた青色の雲赤色のスポーツカー黄色いキーホルダー緑の街飴色の天気雨虹色信号機頭の上に黒い栗落っこちてわたしは飽きた死んだような目呆れた背中無視する覚悟謝る手の位置嗄れた声固まった顔秋の風に吹かれたらわたしは飽きた
2023年9月22日 16:38
2023年9月21日 13:12
今夜は毛布につつまれて幼き頃の夢を見ながら
2023年10月24日 10:42
僕の部屋の前を吹いていたすきま風が突然なにかを思い出したらし故郷に帰っていくのを見たよきっとほら風も誰かを愛したりするのだろうな燦々と晴れた日どこまでものびるまっすぐな道メタセコイア並木が遠くて近い歴史の数々をおしえている将来という不安なひとつぶが砂漠にある桜桃の実のようにほんのり甘く実ってほしい僕の部屋の前を吹いていたすきま風が突然なにかを思い出したら
2023年10月18日 21:09
おけら おけら おけら土の奥に棲むちいさなちいさないのちおけら おけら おけらぼくのことなんてきっと知らないおけら おけら おけらこんどうまれたらもぐらにでもなれたらななんておけら おけら おけらもぐるのもおよぐのもうたうのもおけら おけら おけらこんどはるがきたらそしたらさいっしょに暮らすのもとってもすてきさおけらよ おけらよ土の中にいたら見つからないよお