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また読み返したいnoteを集めた私のブックマーク的マガジン
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#コラム

枯れるのもエネルギーがいるんだよ

枯れるのもエネルギーがいるんだよ

まだまだだなぁと思う。何がって、自分が疲れてるから。

あ、とくに有益なことはこの先書いてない。戯言に付き合ってやるよって人だけに。

そういうこと言っていいの? プロだろ? お金払っていただいてお客さんに何かしらのパフォーマンス提供する人間が言うことか?

と言われたら力なくスライディング土下座するしかない。

プロなんだから体調とか、常にちゃんと書ける状態とか、パフォーマンス維持するのも仕事の

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ごめんなさい神様よりも好きです

ごめんなさい神様よりも好きです

中学一年生の頃、小学生時代からの仲の良い友人がことごとくグレた。髪の毛を脱色して金髪にしたり、制服を改造して妙に丈の短い学ランを羽織ったり、これみよがしに煙草を吸いまくった。中にはそれだけでは飽き足らず、カゴを力ずくで外したママチャリをホームセンターで買ってきたカラースプレーで不自然な銀色に染めあげる輩や、油性のマジックペンで学校の机にでかでかと『地獄龍』と書いている輩も居て、もはや無法地帯であっ

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言葉が世界をノックする

タイトルはラジオで耳に入ってきた言葉。
小説家の朝吹真理子さんが吃音症のひとに向けたことば。

吃音(きつおん)とは、言葉が円滑に話せないスムーズに言葉が出てこないこと。「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す   - wikipediaより

極度の緊張をすれば誰でも言葉につまるのだけど、

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「書く」という、心の調律

「書く」という、心の調律

以前、仕事で声楽の先生にインタビューした経験がある。地域で開いている体験レッスンを実際に受けて、その様子をレポートする内容だった。時間は60分程度。

発声練習に半分以上の時間を使った後、実際に一曲歌ってみる。ポイントを指摘していただく。課題曲は「ハナミズキ」だったと思う。

あらゆる方法で発声練習は行われた。中でも印象的だったのは、鼻の付け根を少し摘みながらガマガエルみたいな声を出す方法と、お腹

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空虚はロックを鳴らせなくても

空虚はロックを鳴らせなくても

幼少の頃から感情を表に出さないタイプだと言われ続けて、文字を扱う仕事をしてもそれは情報の切り貼りであって、noteを始めたのは「自分の言葉や文章を探す旅に出る」名分で、それはつまり私が物事や現象に対してどのように感じるかを知る目的だった。

マイペースにやっているから3年続けても約160記事。多いのか少ないのかはわからないけど、何も持っていなかった私にしてはがんばったほうだと思う。

でも、書いて

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それがあたり前だからと言えるもの

それがあたり前だからと言えるもの

いまは何かにつけて「理由」が必要になる。良いことでも、そうでないことでも。それもちゃんとロジックが通る理由じゃないと、人が納得しないことが多い。

ビジネスの文脈ではなおさらだ。なぜこの企画なのか、この仕様になってるのはなぜなのか等々、そこに合理的な理由がないと話は進まない。

もちろん経済合理性がすべて駄目なわけではなく、それはそれでまったくなければないでおかしなことになる。でも、たまに「そこは

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オランダのレンタサイクル屋さんでシリア人の青年に会った

オランダのレンタサイクル屋さんでシリア人の青年に会った

結婚前に夫とヨーロッパを旅行したときの話。

オランダって自転車が有名ですよね。
ということで、アムステルダムでは絶対、自転車に乗ってみる!と決めていた我々。
フォンデル公園のすぐ近くにあるA-Bikeというレンタサイクル屋さんに行ってみました。

すると、店員さんはアラブ系っぽい顔立ちの方。

夫は、あんまり同郷(国としては違うけど)の人に声をかけるタイプではないんだけど、店員さんが声をかけて来

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身体が未知の領域に突入した話

身体が未知の領域に突入した話

今年の9月下旬から、わたしの身体は未知の領域に突入した。

妊娠したのだ。

今は妊娠5ヶ月をすこし過ぎ、いわゆる安定期と呼ばれる時期になったところ。

欲しいと望んだ翌月に子を授かった友人も幾らかいたが、わたしたちはそう易々とは授からなかった。数年前に、子宮系の病気のために10年以上飲んできたピルを(体調不良の理由で突然)辞めていたから「いつできてもおかしくないな」と思っていたし、その後も今か今

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noteを「読む」からnoteで「会う」へ

noteを「読む」からnoteで「会う」へ

なんとかエコノミーみたいな言葉はメディア界隈の人たちが、つい吸い寄せられてしまうのだけど、たまに芯を食ってるものもある。あ、難しい長い話ではないので。

「パッシブ・エコノミー」って聞いたことあるだろうか? 僕はなかった。なぜなら自分がさっき思いついたものだから。

passiveは文字通り「受け身」「受動的」ってこと。だから「受け身で回る経済」。

いや、ほらもう情報摂取するのもモノを買うのも、

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努力の継続に必要なのは「再開する力」

努力の継続に必要なのは「再開する力」

英語の勉強をはじめてから、ちょうど丸二年が経った。

2年前に私が掲げた目標は「英語でインタビューして英語で記事を書けるようになる」。
当時の私の英語力からそのレベルを目指すとしたら、毎日3時間勉強しても3年はかかると言われたときの衝撃をいまだに覚えている。高校生活と同じだけの年数を勉強に費やさなければならないことに軽いめまいを覚えたけれど、気づけばもう2/3が経過した。

まだ当初の目標には到達

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米津玄師、 刹那に宿る光を見つめて

米津玄師、 刹那に宿る光を見つめて

一つずつ集まったピースがいつのまにか新しいパズルの絵を描くみたいに。バラバラに散らばる人生の断片を、音楽が結び目となって引き寄せるときがある。
過去、現在、未来は地続きであり、ひっくるめて人生と呼ぶが、時折それらが交差する瞬間に出会う。

米津玄師の歌声を聴いていると、何かに似た胸の痛みを伴うと気付いた。その感覚を追いかけてみたら、夏終わりの空気だった。
冷たい夜風がふと腕肌に触れたときに、遠い過

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ヤギは海を渡るのか問題

ヤギは海を渡るのか問題

どんな世界でも所有争いはある。気持ちの中の縄張りも含めて。

先住民と開拓者。古参と新規。コアなファンとにわか。それぞれが自分の領分とか、自分の環境の快適さを守る主義主張とかを持っていて、そこに侵食してくるものとぶつかったり、直接ぶつからなくても違和感を覚えたりする。

noteの街でもあるのかもしれない。「あるのかも」みたいにふわっとした書き方してるのは、自分ではそこまで意識してないから。

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手紙は食べるが日常を切り取れないヤギ

手紙は食べるが日常を切り取れないヤギ

日常を切り取るのが苦手だ。まあ、これはわりとメンズに共通する課題なのかもしれない。もちろん、そうじゃない人もいると思う。

だとしたら課題じゃなく個の問題だ。

前にも書いたかもしれないけど、いわゆる「日常の日記」みたいなのが絶望的に書けない。ライターなのに? 

日常と非日常の閾みたいなところを書くのは好きだし、むしろ僕にとってはそっちが日常に見えることすらある。でも、そういうのは基本的にあまり

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いろんな価値観が認められる社会

いろんな価値観が認められる社会

差別する人間は排除してしまえ。

「多様性を認めない人間は認めない」という論理矛盾。〝多様性〟って難しい。多様性の中にレイシストは含まれないのだろうか。いろんな価値観が認められて、それらが混在した健全な社会。人類は大きなテーマに挑戦しているね。

冒頭の言葉は極端な例だけど、何かを批判する言葉が相手を傷つける武器になってはなかろうか。そんなことを考える。「戦争には悪はない」と誰かが言う。それは正義

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