木川つき

【元NZのおちこぼれ美術学生】 ●現プロフォトグラファー● \プロとして再びNZの地を踏んで撮影するのが夢/ ▹トリリンガル ▹語学学校→美術学校の写真学科卒業(Diploma取得) ▹バイト→写真事務所→販売員 ▹帰国→結婚式場専属勤務→フリーランス ▹2児の母

木川つき

【元NZのおちこぼれ美術学生】 ●現プロフォトグラファー● \プロとして再びNZの地を踏んで撮影するのが夢/ ▹トリリンガル ▹語学学校→美術学校の写真学科卒業(Diploma取得) ▹バイト→写真事務所→販売員 ▹帰国→結婚式場専属勤務→フリーランス ▹2児の母

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  • 留学・海外生活・その他海外の事

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Prologue- プロローグ-

初めまして。元おちこぼれ留学生の木川つきです。  現在2児の母をしながら、元おちこぼれなりにも留学経験と英語を活かしてフリーランスフォトグラファーとして働いているのですが、実は最近まで、自分でも解明できない謎のモヤモヤに苛まれておりました。  家族に恵まれ、仕事でも委託者に恵まれ、好きなことを無理なくさせてもらっている幸せな環境の中にいるのに、胸の奥に常にしぶとく何かが引っかかっていて、何年も何年も答えが出ないまま、闇雲に自分や家族、仕事について模索しては、思考が何周もして

    • 海外でのアルバイト【ケバブ屋編】

       海外で初めての、どころか、人生で初めてのアルバイト。日本でアルバイト禁止の高校で寮生活をしていた私は、一度もアルバイト経験がないまま、海外で人生初めてのアルバイト経験をしたのでした。  ニュージーランドで8ヶ月の語学学校プログラムを卒業した後、現地の美術専門学校の写真学科に入学した19歳の頃。  専門学校は思いのほか時間に余裕があり、授業についていけず半ば思考回路が断絶されていたのと、あまり馴染めていなかったのとで、とても暇で孤独な日々を送っておりました。  そんな暇が

      • 10代での留学の思わぬ苦労と、そこから得たもの

        「若くていいねー!これから何でもできるじゃん!」 「それは若いからだよ。」 「まだまだ若いよね。」  これは留学当時18歳だった私が、日本に帰国するまでの約8年で数えきれない程言われてきた言葉です。  良い意味でも、悪い意味でも、です。  誰も悪意があって言ってはいないですし、「若い」は大体の場合、良い意味や羨ましさの意で使われますから、私も嫌だったと言いたい訳ではありません。  ただ、なんとなく語学の吸収が早そうでメリットばかりのような10代での留学にも「盲点だった戸

        • 「未来の娘たちへ」をサブコンセプトに

           私には秘密のメモがあります。 非常にシンプルでくだらない、私が日常で思っていることや感じたことの忘備録です。誰かに話す程の事ではないけれど、なんとなく忘れてしまいたくなくて、こまめにそっと書き残しているメモ達。  海外生活で感じたことや経験、仕事の事や思い、何かを経験した時に感じたこと、吐き出さないと苦しくなる気持ち、家族の事、自分へのエール。自分の気持ちや思いを整理するために残しているメモが、もう溢れそうなのです。  なのでいっそのこと、未来の娘たちが何かに行き詰まっ

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        • 留学・海外生活・その他海外の事
          14本

        記事

          故郷の北海道を初めて好きと言えるまで    

          これは今だから言える話であると前置きしたうえで、私は18歳で北海道を出るまで、故郷を好きだと思ったことはありませんでした。嫌い、というのも少し違う、とにかく常に頭の片隅を少しモヤモヤさせているような複雑な思いを抱えて過ごしてきたので、文章という形に残すにはあまりに難しいテーマなのでありますが、そろそろ素直に向き合ってみようじゃないか、と少し大人になった私の心が腰を上げたので、書くことで地元に対する気持ちの変化を整理しながらしたためてみることにいたします。  そもそも育った町

          故郷の北海道を初めて好きと言えるまで    

          お部屋探し。南向きが人気の日本、北向きが人気のニュージーランド

           お部屋探しをする際、いくつかの条件の中の一つが「日当たり」ですよね。その日当たりを考慮すると日本では「南向き」が一番人気な訳ですが、私が暮らしていたニュージーランドでは一番人気は「北向き」。理由は「日当たりが良いから」。日本と同じ理由です。どういうことなのでしょうか?  太陽は東から登って西へ沈みますが、それはもちろんニュージーランドも同じです。しかし、日が昇る方角が違うのです。  日本とは反対の南半球に位置するニュージーランドは太陽の動きも日本とは違います。日本では太陽

          お部屋探し。南向きが人気の日本、北向きが人気のニュージーランド

          帰国して驚いた日本の些細なおもてなし精神6選

            海外で買い物をしたことがある方は経験があるのではないでしょうか?店員さんの対応が雑であったこと。  私が住んでいたニュージーランドも例外ではありませんでした。これに対して苦言を呈する気はなくて、単に日本人的な「お客様は神様」という過剰な顧客ファーストの概念がない訳ですし、求められている仕事以上の事は、店側も顧客側も求めていないだけなので、初めこそ日本との対応の差に驚くものの、案外すぐに慣れるものです。そして自らが現地でアルバイトをするようになると、雑とはいかないまでも、か

          帰国して驚いた日本の些細なおもてなし精神6選

          ニュージーランドの夕焼けアルバム

            青空の色は「水色」だと思っていたのに、ニュージーランドの青空は絵具の原液のような鮮やかなロイヤルブルーだということに感動した渡航当初。    でも、鮮やかなのは青空だけではなく、夕焼けもまた、絵画のごとく、ともすれば偽物に感じる程鮮やかで、部屋の窓から燃えるような夕日を見つける度にカメラを構えていたものです。    この記事では、私が滞在中に出会った嘘のような本当の夕焼けの写真をご紹介します。  いかがでしたか?  どれも中々日本ではお目にかからないタイプの夕焼けだった

          ニュージーランドの夕焼けアルバム

          ニュージーランドも春には桜

           高校を卒業した後に留学することが決まっていた私が、渡航直前で恋しくなったものの一つに、「日本の桜」があります。  留学までの経緯は是非こちらから。 https://note.com/kaeuta_sono/n/nf3b8d575514b https://note.com/kaeuta_sono/n/n6e08db1d3948  桜の起源については、中国発祥だったりヒマラヤ山脈発祥だったりと諸説ありますが、今や日本を代表する花として広く知られ愛されていますよね。  春

          ニュージーランドも春には桜

          南十字星ってこれです。

          南半球で見ることのできる南十字星。 (とは言っても、日本でも沖縄本島よりさらに南の諸島ではギリギリ見えるところもあるそうです。) オーストラリアやニュージーランドなどは、国旗にも南十字星が描かれているくらい一般的な星座です。 日本ではお目にかかれないからこそ、一度は見てみたいと思っている方も多いのではないでしょうか? そこで、私が実際にニュージーランドで撮影した写真をお見せしたいと思います。 この4つの点が南十字星です。 ニュージーランドでは1年を通して見られますが、特

          南十字星ってこれです。

          ニュージーランドの景色は、天国に近いのかもしれない

          ニュージーランドで8年近く暮らしていた木川つきです。 今ではすっかり日本の生活に慣れきってしまい、ザ・日本人な日々を送っているわけですが、過去の写真をゆっくり整理しながら改めて眺めるニュージーランドの写真たちは、そこがまるで天国であるかのような、この景色の中で暮らすことが当たり前だったあの日々がまるで幻であったかのような、懐かしくも少し切ない気持ちにさせてくれたのでした。 そこで、数ある写真の中から、天国に見える写真が多かったテカポ湖周辺から厳選してご紹介します。 自分が

          ニュージーランドの景色は、天国に近いのかもしれない

          語学留学、渡航前後の理想と現実

          留学する前は、たくさんの理想に心躍りワクワクするものですが、ここでは私が経験した、語学学校への留学での理想と現実についてまとめてみました。 どんなに意気込んでも大きな町だと高確率で日本人と接する  私もそうでしたが、渡航前は「英語上達のために日本人の友達は作らないぞ!」と意気込む方は多いでしょう。 でも、日本人の友達はできます。 その環境に日本人がいる限り、やはり仲間意識は芽生え、安心感も生まれます。  私に関して言えば、初めて留学先の空港に降り立った時、現地の日本人エ

          語学留学、渡航前後の理想と現実

          留学先で日本人の友達は作らない!と意気込んでいる人へ

          どんなに決意を固めても、日本人の友達はできる 私もそうでしたが、渡航前は「英語上達のために日本人の友達は作らないぞ!」と意気込むものかと思います。 でも、日本人の友達はできます。 その環境に日本人がいる限り、やはり仲間意識は芽生えます。そして同じ国の同じ町、同じ学校を選んで来ている時点で、ほぼ気が合います。そんな仲間とは大変な時に助け合うことができますし、異国の地では確実に心の支えにもなるでしょう。 でも、経験した上でいえることは、留学先で日本人の友達ができることは決して

          留学先で日本人の友達は作らない!と意気込んでいる人へ

          約8年暮らしたニュージーランドから突然帰国することに決めた理由

           約8年暮らしたニュージーランド。留学当初からの目標は、永住権をとってずっとこの国で暮らすこと。そう思えるほどニュージーランドは肌に合っていましたし、働いていてもストレスのない生活がすっかり自分の日常になり、気持ちはすっかりニュージーランドの人。  暮らす年数が長くなるにつれ、むしろ母国の日本の方が遠い存在の国であるかのような感覚になり、帰りたくても簡単には帰れない場所、年に1度の長期休暇で、自分へのご褒美に爆買いする国という位置づけに。当時の私にとっての日本は帰る場所という

          約8年暮らしたニュージーランドから突然帰国することに決めた理由

          英語が話せるようになりたければ、まず渡航するべき4つの理由

           英語を習得するために留学を決めた人が1度は考えること。それは、ある程度勉強してから行くか、とりあえず行くか。これは私も相当考えました。  高校では英語科に通っていたものの、英会話はまったくできなかったため、少なからず不安はありました。高校を卒業してすぐに留学するか、大学に行ってある程度英語を極めてから行った方が良いのか・・・。 結局、思い切って卒業後すぐに留学することを選んだわけですが、最終的に思い立ってすぐに来て良かったと心から思ったのです。決断に至った訳は以下の記事

          英語が話せるようになりたければ、まず渡航するべき4つの理由

          留学を迷っている人へ。私が高卒で海外に飛び込んだ理由

           小さい頃から英語を習っていたこともあり、小学生時代にはすでに外国に思いを馳せる、ちょっとおませな子どもでした。特に、中学生の頃は留学への憧れが増して、その夢に一歩でも近づく為に英語科がある高校へ進学しました。  将来留学すること自体は決めていたものの、迷っていたのはいつ行くか。 当時の選択肢は、 ①高校を卒業してすぐに行ってしまう。 ②日本の大学でもっと英語を勉強してから、交換留学制度などを利用する。 ③大学まで卒業してからゆっくり行く。 途中までは②の選択肢に傾き

          留学を迷っている人へ。私が高卒で海外に飛び込んだ理由