ニュージーランドの夕焼けアルバム

 　青空の色は「水色」だと思っていたのに、ニュージーランドの青空は絵具の原液のような鮮やかなロイヤルブルーだということに感動した渡航当初。
　
　でも、鮮やかなのは青空だけではなく、夕焼けもまた、絵画のごとく、ともすれば偽物に感じる程鮮やかで、部屋の窓から燃えるような夕日を見つける度にカメラを構えていたものです。
　
　この記事では、私が滞在中に出会った嘘のような本当の夕焼けの写真をご紹介します。

部分的に濃い赤に染まる雲が芸術的

ニュージーランドで頻繁に見たタイプの雲。赤を通り越してむしろ黄金

空を直接焼いたかのような空

広い空に広がるダイナミックな雲もグラデーションに染まる

シルエットと化した町の上に浮かぶ見事なグラデーション

昔の人であれば不吉な空だと騒ぎそうなおどろおどろしい夕焼け

ここまでの赤は珍しい

　いかがでしたか？
　どれも中々日本ではお目にかからないタイプの夕焼けだったのではないでしょうか？
　夕焼けが赤くなる理由として空気中の湿度が関係しているようですが、湿度の高い日本でも、ここまでの濃い夕焼けは珍しいように思います。ちなみに日本とは逆で、夏は乾燥して冬に湿度が高くなるニュージーランド。冬の冷たく澄んだ空気と水蒸気が作用しあって、このように美しい色を作り出すのでしょうか。
　知識不足で真相はわかりませんが、私は未だにこの濃さを越える夕焼けに出会ったことがありません。ですので10年以上前の自分が撮って残したこの写真たちを皆様とシェアできることを嬉しく思いますし、夜更けにたまたま目にしてくださった方が少しばかり癒されますように。