ハナ•カオル

日本生まれ、日本育ち、今はオーストラリアで生活しています。人は人種関係なく、世界中どこに住んでいても、悩みや心配事は尽きないもの。仏教の教えを軸に生活し、足ツボのメソッドをプラスしながら誰でも心と体が健康に、そして内側から素敵に輝けるヒントをお届けします。

ハナ•カオル

日本生まれ、日本育ち、今はオーストラリアで生活しています。人は人種関係なく、世界中どこに住んでいても、悩みや心配事は尽きないもの。仏教の教えを軸に生活し、足ツボのメソッドをプラスしながら誰でも心と体が健康に、そして内側から素敵に輝けるヒントをお届けします。

最近の記事

繰り返す事の大切さ

YouTubeやインスタグラムを見ていると、チャンネル登録やフォローをしていなくても自分の興味に関連するトピックの動画が勝手に上がってくることがままあります。今回、私のスマホに「英語を上達させる為には何をすればいいのか」という内容の動画が上がってきました。 何気にその動画を観た結果、私は大きな衝撃を受けると同時に、もう一度自分の英語に対する向き合い方や努力の仕方を改良しようと思い立ちました。 その動画では「英語を習得することに漠然と憧れはするが、これと言った成果をあげられ

    • ハイスクールを卒業する次男

      次男があと数日でハイスクールを卒業します。 オーストラリアは、7年生から12年生(中学1年生から高校3年生)までの6年間を同じハイスクールに通います。 2歳上の長男と次男は同じハイスクールに通ったので、長男がハイスクールに入学してから計8年間、我が家はその学校にお世話になりました。お弁当を作ってから、早朝から始まる音楽やアクティビティーの為にほぼ毎日学校まで送り、病気の時にも何度も何度も学校へ迎えに行きましたが、その学校ともお別れです。 2人の息子が通った学校は、白人の

      • 心の中の宝物

        どんな状況でも、小さな灯を見つけるとなんだかホッして、物事をやり遂げるパワーが湧いてきます。 私は、11年前に主人が癌になった時、主人の看病をする中で、小さな灯が持つパワーを実感することができました。 主人の抗癌剤治療は通院治療で、2週間ごと、計12回行われ、薬が投与されたその日の夕方から数日は副作用で体を動かす事ができず、毎回24時間体制で看病にあたりました。主な副作用は吐き気と嘔吐で、夜中でも主人の背中をさすっては、汚物を捨て、水分補給させることを続けます。癌闘病は、

        • 娘の視力低下で思うこと

          私には中学2年生の娘がいます。その娘がとうとう「授業中に先生が書くホワイトボードの字が見えにくい」と言い出しました。以前から目がだんだん悪くなってきていると言ってはいました。オーストラリアでは学校で身体検査や視力検査が行われないので、「授業に支障が出るほどではない」という娘の自己申告を頼りに、視力検査などはせずに様子を見ていました。でも、さすがにもう放置はできません。 そこで、とりあえず眼の状態、視力を知る為にも日本で言う“眼鏡屋さん”の予約を取ることにしました。 オース

          腹八分が健康の基本

          昔から健康の秘訣として挙げられるのは「腹八分」という言葉です。“お腹いっぱい“と感じる食事の量は人によって違うものですが、それはその人の満腹中枢の働きが違うからです。 満腹中枢というのは、脳の奥の方に位置する視床下部という場所にあります。この視床下部は、自律神経の中枢、睡眠欲、性欲、食欲などなど、人間が生きていくためには絶対に欠かせない機能をコントロールする総司令部のような臓器です。 その大切な視床下部が病気やストレスによって影響を受けると、体のあらゆるバランスが崩れてき

          腹八分が健康の基本

          吸角療法(カッピング)の効用

          私が中学生の頃、さくらももこさんの「もものかんづめ」が出版され、大ベストセラーになりました。当時、流行に敏感なクラスの友達が「面白いから絶対読んでみて!」と言って、その本を私に貸してくれました。その日の休み時間に私が大爆笑しながら読んでいる姿を見て、その友達も私に勧めた事をものすごく喜んでいたことを思い出します。 その「もものかんづめ」の中に、さくらももこさんがひどい肩こりと腰痛の治療で接骨院を受診したエピソードの中に、「吸角療法(カッピング)」が登場します。(以下:カッピ

          吸角療法(カッピング)の効用

          足ツボと妊娠出産

          私が施術させていただいている足ツボマッサージは、体に溜まった毒素を排泄し、各臓器の機能を高める効果があるので、様々な症状に効果を感じていただくことができます。でも、私の師匠からいくつかの事例で、足ツボマッサージを避けるように教わりました。 その一つは、妊婦さんへの施術です。特に妊娠初期は胎盤も完成していませんし、妊婦さんの体にとって胎児が異物であると認識してる時期でもあるので、流産や早産の危険が伴うと教わりました。その為、初めて来てくれる方には、妊娠の有無を必ず尋ねるように

          足ツボと妊娠出産

          その健康食品、自分に合ってますか?

          先日、40代前半の女性が足ツボマッサージを受けに来てくれました。 普段、平日は仕事、週末は家族との時間と、毎日忙しくしていますが、今回は休みが重なったのでわざわざ私の所まで来てくれたのです。 彼女自身が感じる不調をあらかじめ聞くと、日常的に感じる肩こり、生理前の頭痛や精神的イライラが主でした。年間を通して風邪を引きやすいポイントもありました。 食事は新鮮なオーガニックの野菜や果物を積極的に摂取し、不健康な甘いお菓子は食べていないという、まるでお手本のような食生活です。生

          その健康食品、自分に合ってますか?

          月と体調の関係性

          先週18日、日本では中秋の名月、ここオーストラリアでもSuper Full Moonということで、夜空に美しい満月を見ることができました。 この日、中国では中秋節【英:Moon Festival】にあたり、月餅というお菓子を食べてお祝いする習慣があるので、主人は中国人のお友達から月餅のおすそ分けをいただいて帰ってきました。 朝の情報番組では、Super Full Moonに合わせて、“家の大掃除をしよう!“とか”ネガティブな感情を追い出そう!“など、家だけでなく体や心のク

          月と体調の関係性

          大切な目を労って、美しい目をキープしよう!

          9月ももう半ばになりました。 オーストラリアの9月は、冬から春に季節が移り、気温が1日通して大分高くなる時期です。日差しが強く、洗濯物を干す為に数分庭に出る時でもサングラスはあった方が安心です。眩しい光が刺激となって、人によっては充血や出血斑が出たり、視力そのものにも悪影響だからです。 眼球そのものは、感覚器官としてとても敏感なパーツになるので、刺激物から守る為にもサングラスを掛けたり、アレルギーがある方は市販のアイウォッシュなどで目を洗浄する事も有効な対策になると思いま

          大切な目を労って、美しい目をキープしよう!

          婦人科系の不安を軽減しよう【子宮頸がん編】

          オーストラリアでは、25歳から74歳までの女性に定期的なPap smear(パプシミア 子宮頸がん検査)を受ける事が推奨されています。私は40代後半なので5年ごとの検査を勧められ、今年5年ぶりに検査を受けるようにと行政から手紙が届きました。結果は異常なしだったので、次回も5年後に検査を受ける事になります。 私が足ツボ施術をする中で、相手が女性の場合は子宮頚部の反射区も必ずチェックしますが、その反射区が少しでも固い場合は「子宮頸がんの検査に引っかかったことありませんか?」と質

          婦人科系の不安を軽減しよう【子宮頸がん編】

          Kindness is contagious. 優しさは伝染する

          暦は既に9月になりました。 昨日は9月最初の日曜日。この日オーストラリアはFather’s Day(父の日)で、レストランやカフェで父の日をお祝いする家族をたくさん見かけました。 私達には地元に住む主人のお父さんがいるので、「いつもありがとう。」とメッセージを送り、お互いに忙しいけど元気で頑張ろうと励まし合いました。 私達には3人子どもがいますが、早朝からバイトに出かけた次男だけは父の日を覚えていて、主人のスマホに“Happy Father’s Day”とメッセージを送

          Kindness is contagious. 優しさは伝染する

          婦人科系の不調を軽減しよう!

          婦人科系の不調と聞いて、多くの方が生理痛、子宮内膜症などを思い浮かべるかもしれません。でも、生理と生理の間に起こる排卵期にも強い痛みを感じる女性が少なくありません。 最近、ちょうどその不調に悩む若い女性が私を尋ねて来てくれました。 その女性の足をみると、腎臓と膀胱、卵巣の反射区にそれぞれタイプの違う毒素が溜まっています。特に卵巣の反射区は、水分をたっぷり含んだ毒素が溜まり、外見でもわかるほどプックリ膨らんでいます。 話を聞くと、案の定、婦人科系に問題があり、特に毎月排卵

          婦人科系の不調を軽減しよう!

          発熱時の対応

          最近、中学生の娘が久しぶりに熱を出しました。数日前から風邪気味だったのですが、その日は朝から雨が降っていて、学校の陸上競技とも重なり、濡れた状態で家に帰ってきました。熱でも出たら大変だから、と着替えて温かくするように言いましたが、本人は全く気に留める様子もなく、そのままのん気に過ごしていました。すると案の定、夜寝る前に「寒いし、体が痛い」と言い出しました。「も~、だから言ったのに。」と熱を測ると、39.3度・・・。 結局3日間ベッドで過ごしていましたが、大事に至らず回復でき

          耳ツボマッサージの効果

          私は普段足ツボと全身指圧を施術させていただいています。多くの方は健康維持の為というよりも、様々な不調の改善を求めて私のところに来てくれます。でも、外出先で偶然知り合いや友達に会った時も、肩や腰が痛い、なんとなく元気がなくてダルい、など自分の不調を話してくれる人もいます。 そんな時は「ちょっといい?」と言って、その人の耳を触らせてもらいます。触るというよりも、つまむという感じですが、大体の人は痛くて驚きます。 「何かに刺されたのかと思った!」という人もいますが、私が普段から危

          耳ツボマッサージの効果

          長男の変化

          今週、長男がついに二十歳になりました。オーストラリアでは18歳で成人になるので、2年前に何となく育児に一区切りついたような気持になりましたが、やはり20歳の方が区切りとしては大きく感じます。 長男が生まれた時、新生児黄疸が重症で生後数日で救急へ運ばれました。交換輸血(血液の交換)の可能性があったので数日入院しましたが、どうにか交換輸血は免れました。ただ、その後もぐったりしているように感じたり、母乳を欲しがらないように感じると病院に駆けつけ、数か月に渡り血液検査を毎日のように