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婦人科系の不安を軽減しよう【子宮頸がん編】

オーストラリアでは、25歳から74歳までの女性に定期的なPap smear(パプシミア 子宮頸がん検査)を受ける事が推奨されています。私は40代後半なので5年ごとの検査を勧められ、今年5年ぶりに検査を受けるようにと行政から手紙が届きました。結果は異常なしだったので、次回も5年後に検査を受ける事になります。

私が足ツボ施術をする中で、相手が女性の場合は子宮頚部の反射区も必ずチェックしますが、その反射区が少しでも固い場合は「子宮頸がんの検査に引っかかったことありませんか?」と質問します。かなりの確率で、「検査結果で引っかかたことがある」、もしくは「治療を受けた」という返事が返ってきます。

先日も、初めて私のところに来てくれた同世代の女性に同じ質問をしたところ、「今年検査に引っかかったので、1年後再検査をすることになった」と話してくれました。反射区が固くなっているということは、血流が悪くなっているので、子宮頚部や膣の免疫が落ちている事が考えられます。

ここで重要なのは、そのまま放置せず、1年後の検査に向けて、子宮頚部の反射区を揉み解しながら血流や氣の巡りを活発にしてあげることです。

子宮頚癌の原因はHPV(Human Papilloma Virus ヒトパピローマウイルス)であることが知られていますが、ウィルス検出の有無にかかわらず、検査結果として“経過観察”または“グレーゾーン”として出る事があります。この場合、とても曖昧な状態なので、本人は不安になりますし、言われるがまま苦痛が伴う検査を頻繁に受けたりと、精神的にも肉体的にも負担が強いられます。

それでも、再検査をして「異常なし」という結果になる事もあります。どうせ異常なしなら、不安や苦痛は避けたいものです。

前述の女性の足を触ると、両足ではなく右足のみ子宮頚部の反射区が固くなった状態で、押しても弾力が弱い状態でした。ところが、ほんの数秒マッサージすると、みるみるうちに毛細血管が太くなり、血流が集まってきて弾力が戻ってきました。

これは、マッサージの刺激によって沈殿した毒素が浮いたり、血流が集まった事で氣も巡ってきた証拠でもあります。歩くと、少し熱をおびて、膨張した感覚を覚えたようですが、足ツボマッサージを続けて水分を摂取し、血流や氣の巡りが良くなれば、1年後の検査もそれほど不安なく受ける事ができるはずです。

ただ大切な事は、一か所の反射区を集中して揉むのではなく、足全体を揉んだ上で、気になる反射区のマッサージに集中することです。

人間の体は全て繋がっているので、1か所だけが不調ということは殆どありません。全ての臓器、神経、ホルモン、などなど、宇宙レベルの果てしない相互作用を経て、正常な機能を果たしていると言われています。

その意味でも、自分がもつ不調の悪化を防ぐ事で、その先につながる不調も防ぐことができます。足ツボマッサージは、それが可能で誰にでもできるマッサージです。歯みがきやスキンケア同様に、毎日の自分メンテナンスに取り入れて欲しいと思います。

毎週月曜日更新。次回は9月16日です。★

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