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腹八分が健康の基本

昔から健康の秘訣として挙げられるのは「腹八分」という言葉です。“お腹いっぱい“と感じる食事の量は人によって違うものですが、それはその人の満腹中枢の働きが違うからです。

満腹中枢というのは、脳の奥の方に位置する視床下部という場所にあります。この視床下部は、自律神経の中枢、睡眠欲、性欲、食欲などなど、人間が生きていくためには絶対に欠かせない機能をコントロールする総司令部のような臓器です。

その大切な視床下部が病気やストレスによって影響を受けると、体のあらゆるバランスが崩れてきてしまいます。その中でも満腹中枢の乱れは、自分だけでなく、周りの人からも「大丈夫?」と気付かれやすいポイントになると思います。

今までは普通の量で満足していたのに、最近急に食欲が増して「あんなに食べたのに、まだ食べるの?」と周りから心配されることはないでしょうか?食べ物への衝動が抑えられないのは、単に食欲が旺盛というシンプルな問題ではなくなる場合があります。

そもそも満腹中枢の役割は、「もうこれ以上食べると危険だよ。」と自分自身に警告を出すことです。その警告がなかなか発令されない原因は、ストレスだけでなく、既に体の中で病気が起こっていて、その影響を受けた視床下部が満腹であることを正しく判断できなくなっている可能性があります。

足ツボマッサージの視点から言うと、栄養過多は脂肪として体に蓄積されるだけでなく、毒素となって足裏に溜まります。

では、試しに脳全体の反射区が集まっている親指をマッサージ棒などを使って揉みほぐしてみてください。固くなって、ゴリゴリ、ジャリジャリ音を立てるかもしれません。それは毒素が溜まっている証拠です。でも、親指をマッサージするだけでは満腹中枢を整える事はできません。

本来はお腹いっぱいなのに、異常なほどの食欲、いくら食べても満腹を感じないという時は、胃腸の消化機能、甲状腺や膵臓の内分泌(ホルモン分泌)機能、リンパ節、心臓や肺機能などなどの反射区に毒素が溜まっているからです。

健康維持のためにも、基本に帰って、まずは腎臓から膀胱のポイントから始めて、足全体をまんべんなく揉みほぐしましょう。そして、十分な白湯を飲んで毒素を流します。この順序で、マッサージを継続すれば、健康的な食欲と腹八分の食事で満足できるようになります。

また、病気を経験されている方は、“再発“という言葉が頭に浮かび不安になる事もあると思います。過去を振り返って、習慣化していた食べ過ぎや甘い物への衝動はありませんでしたか?もしかしたら、それが病気の原因の一つだったかもしれません。

でも、足ツボマッサージを継続していけば、体の諸機能のバランスが整って、食べ物への衝動を抑える事ができ、病気の再発を防ぐことが期待できます。

今日から早速、食事は腹八分を心がけ、食べ過ぎによる余計な毒素の沈着を防ぎながら、安定した健康を目指しましょう。

毎週月曜日更新。次回は10月28日です★


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