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ハイスクールを卒業する次男

次男があと数日でハイスクールを卒業します。

オーストラリアは、7年生から12年生(中学1年生から高校3年生)までの6年間を同じハイスクールに通います。

2歳上の長男と次男は同じハイスクールに通ったので、長男がハイスクールに入学してから計8年間、我が家はその学校にお世話になりました。お弁当を作ってから、早朝から始まる音楽やアクティビティーの為にほぼ毎日学校まで送り、病気の時にも何度も何度も学校へ迎えに行きましたが、その学校ともお別れです。

2人の息子が通った学校は、白人の割り合いが多いこともあってか、アジア人に対する人種差別的なイジメもなかったわけではなく、その他の問題に対しても先生方の対応は素晴らしく、親としてとても感謝しています。

今回、次男に関して言うと、勉強が大嫌いで、毎日学校へ通うことはSuffering(苦しみ)だと言って、朝どうにか学校へ送り出す日も何度となくありまた。

そんな次男にも夢があって、その夢を叶える一歩として自分で大学進学を選びました。勉強が大嫌いな割に、先生が勧める単位取得にはイヤイヤながらも応じていたので、主要5科目の内どれかの試験にパスできなかったとしても、それをカバーできる単位は取得していたのです。そのお陰で、オーストラリアのUniversity Early Entryというシステムを使って、次男の志望する大学の学部からオファーを頂く事ができました。

これからは、親として陰からサポートするしかありませんが、夢を現実にする為に、自分の決めた道を途中で諦めることなく進んで欲しいと願っています。

そうは言っても、何事も計画通りに進まないのが人生というもの。何事も思い通りにならない、それは私の信仰する仏教の教えです。次男は、去年から私と一緒に仏教を信仰する事を決めて、何か不安な事があったり、困った事があった時、お坊さんに相談するようになりました。

私も母親として、自分の経験からのアドバイスはできますが、次男が求めている答えと一致するか、又はそのアドバイスが正しいかどうか自信がありません。そういう意味でも、お坊さんからのアドバイスは私の学びにもなるので、私も同席してお話を聞くようになりました。

もちろん、親がいない方が話しやすい内容もあると思うので、そういう時は席を外します。どちらにしても、心の平和を維持するためには、仏教の教えは次男になくてはならないものとなりました。

高校卒業後、まだもう暫く生活を共にする予定ですが、私の手から離れるのも時間の問題です。その時には大手を振って、「あなたなら大丈夫。行ってらっしゃい!」と送り出してあげたい。その時までに、次男にとって仏教が心の支えになっているように、周りの人からの協力を頂きながら導いてあげたいと思っています。

毎週月曜日更新。次回は11月18日です。★


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