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【小説】『卒業ホームラン』重松清
父親としての自分と、監督としての自分。
この間に立たされてしまいます。どうする?!
今日は『はじめての文学 重松清』から、短編『卒業ホームラン』についてです!
主な登場人物は父である徹夫と、息子の智。重松さんはこの「父と子」の物語がいいんですよね。
徹夫は智の入学祝にグローブを買ってやり、家の近所でキャッチボールをするんです。やがてグローブの革が手になじんできたころ、智が友達を何人か家に連
【小説】『ファミレス』重松清
僕の好きな著者、重松清さんの『ファミレス』を読みました。
小説の大まかな内容としては、「オヤジの友情」「夫婦関係」「FA宣言」「食の魅力」「家族の形」「人生」などなど、様々なエッセンスが詰まった一冊になっております。
読む人によって、引っかかる場所が変わるんじゃないかな。
その中でも、僕の心に残る素敵な場面があったので、ここで紹介したいと思います。
タイトルにもあるように、金平糖のお話です
【小説】『きみの友だち』
「友だちってなんだろう」
そんな問いに対して、ヒントを与えてくれる小説です。
お話によって主人公が変わり、時間軸も変わります。
長編小説なのに、短編のお話が過去や未来をいったりきたりする感じ。
それなのに、最後しっかりとまとめられている。
気が付けば重松さんの世界に引き込まれていました。
この小説で引っかかった点がいくつか。
病気で友だちの由香が休み、会えない状況にて。
「寂しくないの