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私事ですが、転職&進学しました!
2024.4〜これまで勤めていた精神科病院での御礼奉公が終わり、在宅看護の領域、訪問看護ステーションに転職しました。そして同時に、夜間であん摩マッサージ指圧師の専門学校へ入学しました。まだ1ヶ月経ったばかりだけど、とても充実した新生活を送っています。病院での医療と在宅での医療の違い、西洋医学と東洋医学の違い、面白いです。両方に携わる自分だからこそ、気づくことがあるんじゃないかって思います。これま
もっとみるアルコール依存症専門病棟②/否認の病という悲しさ。
アルコール依存症は否認の病と言われている。厚生労働省のe-ヘルスネットには、”自分が依存症になっていると認めないこと”だと記載がある。
・飲酒の問題を全く認めない。
・問題を実際よりも軽く考える。
・飲酒をコントロールできないことを他の原因に求める。
・最初から諦めて結果的に飲み続ける。
なども含まれるとのこと。否認は自分が深刻な状況にあるということから身を守るための心理的な防衛機制の一種である
精神科病棟の闇③/帰れない、動けない、伝わらない、治らない。それでも死なせない。/身体合併症病棟にて。
③ADL(日常生活動作能力)を落とすという概念
ADLを向上させる、という言葉は看護学生であればほぼ必ず看護計画として立案し、それについてどうすればよいか自分で勉強したりグループで話し合う機会は何度もあるだろう。医療従事者ではない方に向けて言葉を変えると、ADLとはベッドで体を起こしたり、車椅子に座ったり、食事を自分で食べる動作をしたり、といった本来自立しているのであれば出来る基本的な生活の動作
精神科病棟の闇②/帰れない、動けない、伝わらない、治らない。それでも死なせない。/身体合併症病棟にて。
精神疾患の長期臥床患者が入院する病棟(精神身体合併症病棟)において、”闇”と形容する状況を説明するため、以下にその要因を挙げる。
①一般科病棟と比較して配置スタッフが少ない。
精神科特例、という法的な枠組みがある。自立した患者層の病棟であるならばそれが不適切であるとは思わない。自立した患者層でスタッフが行うことは、体温と脈拍を測って記録する、入浴する患者を見守る、食事の摂取や薬の内服を見守る、
精神科病棟の闇①/帰れない、動けない、伝わらない、治らない。それでも死なせない。/身体合併症病棟にて。
東京八王子にある精神科滝山病院での患者虐待事件のニュースを知っているだろうか。NHKの特集番組にもなった。医療従事者も一般の人もそのニュースを知ってかなり衝撃を受けた人が多いと思う。8割が非常勤の看護師で構成された病棟で、映像では看護師からの暴言暴力が患者に向けて行われていた。あり得ない、という感想、あってはいけない、という問題意識が当然の感覚だと思う。仮に医療従事者で、かつ精神科での職務経験を
もっとみる看護師を目指す利点③/”辞める”選択がある人生の強み
どの仕事だろうと辞める権利はあり、強制的に働かされることはない。正論だけど実情とは異なると思う。辞めたくても辞める選択肢が浮かばない、辞められない事情がある、など。
自分の場合は公務員を辞めてはいけないという育ってきた中で生まれた固定概念と、ある程度の収入があり他でその収入を得ることが出来ないのではないかという発想から辞める選択肢が浮かばなかった。世間知らずだったことは愚かだと思うし、辞めた経
看護師を目指す利点②/看護師はいつでもどこでも働ける
①看護師はどこでも働ける。
②ほぼ同じ給与水準で働ける。
③様々な働き方ができる。
現状と今後数十年に限れば、看護師の需要が下がることはなく、慢性的な人材不足は続くだろう。ある程度の人口がいる都市なら間違いなく、田舎であっても選ばなければ働き口がない状況はあり得ない。
自分が過去看護師資格を取る前に、職探しをした際の状況を踏まえて話したい。学歴は高卒で、年はその当時26歳、公務員を退職したが
看護師を目指す利点①/志がないとなってはいけないのか?
准看護師3年、正看護師3年、計6年間の病棟看護師の経験を終え、次のステップに向けて就職活動中。御礼奉公も終わり、一区切り付いたと自分では思っている。看護師になるまでを振り返りつつ、看護師を目指す人に向けて、看護師になる利点を伝えることが出来たら、と思う。
ちなみに、自分は子供の頃に病院の看護師さんに…とか、親が医療職だったから…とか、看護師という病気の人を助けることができる仕事に憧れて…とか言
看護師賠償責任保険の重要性を伝えたい④/弁護士への相談・心療内科受診・自宅待機期間開始
弁護士へ今回の件を相談した。その際のやり取りは省略するが、受けた助言などを要約すると、自宅待機を命じられたのであればその根拠と理由と期間を書面でもらうこと、会話の録音データは合法ではないが仮に裁判になった場合に証拠として有効である、とのものであった。そして、やっていないことを認める書面は出すべきではない、とのことであった。
時間が経過した今だから冷静に考えることができる。看護部長と事務長に脅さ