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夜森蓬
2025年2月12日 21:44
気温の不安定さによる揺らぎでしょうか。先の金曜日から、風邪をひいてしまいまして、咳と喉の痛み、発熱も微熱でしたが、頭痛や寒気がひどく動きが鈍っていました。そして、クライマックスは日曜日。腹痛と下痢で小1時間ほどもトイレの住人と化しました…ううう😢つ、辛かった。このデトックス?で、多少は楽になったものの、喉の痛みが続いてまして、のど飴とお友達になり、今日に至ります。おかげで、拙著『僕
2025年2月3日 21:46
12月、木枯しココアを飲み干して。スフィンクスが砂漠を海に変えて。エジプトは海底にも文明を築いて。パピルスにココアの染みができて。過去なのか、未来なのか、私には分からない。現在とは?範囲で示されることなきウユニ塩湖の中に落ちた一滴の時間。ミラクルの屑がそこら中に転がって、風に吹き流されていく。鯉のぼりが青空で溺れている。街は排水溝に吸い込まれ、マンホールか
2025年1月27日 21:33
つながっていくあなたのふるさとわたしのふるさとちいさな指輪ひとつでちいさなえんでむすばれたあかいあかい血の色をした糸のようにつながっていくあなたのこころわたしのこころあたたかなてのひらであたたかな息でむすばれたつよいつよいきずなはもうほどけないつながっていくあなたのからだわたしのからだつながっていくあなたのふるさとわたしのふるさとつながっていく
2025年1月22日 22:21
マッチ箱の角が潰れている北側の窓は全部閉めたのに湿気を吸って歪んだようであなたの頬が桃みたいに可愛い懐かしい色のタートルネックにうずめた顎はふた重になって潰れたマッチ箱から出した2本のマッチは時化ていてなかなか火がともらないねお線香の煙を吸い込んでむせてしまったあの年からあの子はもう来なくなった潰れたマッチ箱にはまだ時化たまま残っているマッチが数本入っててあ
2025年1月12日 22:19
心の海が荒れ狂っている不安の高波が内側を叩く神でない自分が、何も解決できないまま悶え、喘ぐ、グロテスクな“闇”は憐れみを売ろうとする物乞いのように救済の義務まで叫ぼうとしている我ながら、五月蝿い……そう、言葉が悪さをしようと、ひどく暴れて。或いは、思考が鉛のように、疲労が碇のように、すべてをここに留めようとして。気がつ
2025年1月8日 21:26
天下布武!信長の髑髏杯を呷り、僕は嗤う。本投稿は単独の作品ですが、下記(2024年1月投稿分)の続編としても、お読みいただけます。↓この度は、企画に参加させていただきました。よろしくお願いいたします。
2025年1月3日 20:08
…隠れた?まだ。なぜ?…君に捕まるため。この度は企画に参加させていただきました。よろしくお願いいたします。
2025年1月1日 21:30
1最後の日。あなたが生まれていない、最後の日最後の日。あなたに絵本を読んであげた、最後の日最後の日。あなたが学校に通っていた、最後の日最後の日。あなたがまだ独りだった、最後の日最後の日。私があなたを見つめた、最後の日すべてが始まりの前触れしあわせを感じていた日私の心は希望に満ちていた最後の日。 2今日は、最後の日。私は、私の描きたい
2024年12月28日 11:11
去りし恋囁きかけるセピア色写真の中にのこるほほえみ さようなら、というその声は優しくてすべてがあふれ 出してくる、…夜…
2024年12月21日 21:09
バイト帰りに立ち寄った欲しがっていた玩具の店弟はもうすぐ6歳になるまだまだガキンチョだな僕はもうすぐ17歳になる歳の離れた弟が愛おしいお前はヒーローに焦がれ変身グッズを欲しがってボクがお兄ちゃんを助ける!なんて、頼もしいことを言ってくれるから、僕は助けてもらいたくなってついついサンタの真似事をしたくなってしまったんだそんな大人になったつもりでいる僕もま
2024年12月14日 21:34
昨夜の風は、木の葉を見事に散らし尽くした。ひゅるる。口笛みたいな声を出して、窓に体当たりしてきたね。ひゅるる。ひゅるる。お陰で、今朝は早くから掃き掃除に駆り出され、ひゅるる。くしゃみが止まらなくなってしまったよ。ひゅるる。ひゅるる。家に帰ったら、スープが待っているけれど、休日に早起きさせられた妻はおかんむりで、ちょっと帰るのが憂鬱だったりするわけだ。ひ
2024年12月12日 21:56
遥かなる太古より存在する「未来」はまだ東の空にある動いてないようでもあり動いているようでもありそれは微かに震える風を感じる君の前髪怯えているのかい?僕は怯えているよモザイク画のように美しい世界などない僕らが生きているのは無限に不安な泥沼の中信じてはもらえない信じてあげられない不穏な心のモザイク広がる闇のモザイク死への願いが嵩を増し愉快な人間が世
2024年12月4日 21:14
昨日今日過ぎゆく刻の蝋燭よ聖夜に捧ぐ命の炎気がつけばおせちのチラシ舞い込んで郵便受けにも来たる新年君の横ほんわり浮かぶ白い息冬将軍の兵に勝れり早いものでもう12月。今回は冬の訪れと年末に寄せてみました。次回は「く」です。ちょっとした空き時間にでもご覧いただければ幸いです。
2024年11月27日 20:49
トンネルのようになっている黄色い壁の向こうにあなたの家の扉が見える遠いね遠いよ遠いな見えているのにね遠いね遠いよ遠いな男が1人横道に逸れていくあなたにたどりつかない永遠にたどりつかない者黄色い壁はわたしの横を囲んでいるあなたの家に向かうわたしの横を囲んでいる日向に立つあなたの家へと導くなぜ?なぜあなたは日向にいるの?黄色い壁の作る日陰の中