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[すてき旅]

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#縄文時代

この秋、各地に土偶が集結!開催中の3企画展レポート/岩手、山梨、神奈川、(埼玉・宮崎の土偶展情報も)

この秋、各地に土偶が集結!開催中の3企画展レポート/岩手、山梨、神奈川、(埼玉・宮崎の土偶展情報も)

秋の行楽シーズンに合わせて、縄文界隈の展覧会が賑わいを見せています。そんな中で『土偶』に注目した企画展も各地で開催中てす。
普段は各地に散らばっている土偶を、一度に見ることのできるチャンスです!土偶ファンのみならず、土偶ってなに?という方にも気軽に楽しめる内容になっています。
ここでは私が実際に足を運んだ各地の『土偶展』をご紹介します。

『はちまんたい市の土偶展』八幡平市博物館八幡平市の縄文時代

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自然と人が織りなすアートの祭典/ 北アルプス国際芸術祭2024

自然と人が織りなすアートの祭典/ 北アルプス国際芸術祭2024

冬本番一歩手前の長野県の北西部の大町市。
大自然の中で開催された「北アルプス国際芸術祭」へ、先の3連休に会期ぎりぎりで滑りこみました。

長野県大町市は富山・岐阜県に接する北アルプスに抱かれた山、湖のある田園地帯です。
古くからの神社や塩の道、黒部ダムなど人々の生活と歴史がそのままに残り、私たちが思い浮かべる「里山」そのものの風景が広がっています。

3年に1度開催する芸術祭は、国内外のアーティス

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なぜ縄文人はフォッサマグナ沿いに集まったのか?

なぜ縄文人はフォッサマグナ沿いに集まったのか?

結論:良質なヒスイ、黒曜石が採れたため、それらを求めて多くの人々が集まった1月4日は石の日。語呂合わせから誕生しました。2024年の石の日は、縄文時代、人々を魅了した石について取り上げます。

縄文人日本列島の先住民の一部で主に東日本に住んでいました。現在の日本人の多くは、朝鮮半島から西日本を中心にやってきた弥生人と東日本を中心に日本列島に住んでいた縄文人が交雑して誕生したと考えられています。

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【紀行文】八ヶ岳の縄文文化を訪ねたら想像以上に凄かった~井戸尻考古館編~

【紀行文】八ヶ岳の縄文文化を訪ねたら想像以上に凄かった~井戸尻考古館編~

八ヶ岳の麓には縄文時代の遺跡がいっぱい

 八ヶ岳の麓には、年に一回は来ている。
 自分の住んでいる静岡から車で日帰りができる範囲であり、自然や博物館や美術館、ウインタースポーツ、登山、そして蕎麦など、多くのレジャーやグルメがそろっている。
 ここ数年、遺跡を訪ねるという目的が新たに加わった。もともと神社仏閣が好きなので名跡を訪ねることはあったが、古墳や縄文・旧石器の遺跡を見る楽しみも友人に教えて

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世界遺産になった縄文遺跡群を廻る旅 /土色の世界になにがある? キウス周堤墓群

世界遺産になった縄文遺跡群を廻る旅 /土色の世界になにがある? キウス周堤墓群

北の玄関口 千歳空港、
まるでレジャーランドのように
多くの笑顔や会話が飛び交っています。
そこから僅か約10㎞の落葉広葉樹林の中に、
ひっそりと9つの「土の窪み」があることを、
どのくらいの人が知っているでしょうか?

北海道縄文旅の続き…
訪れたのは、世界遺産 史跡 『キウス周堤墓群』。

千歳市のその遺跡までは公共通機関がなく、最寄りのJR千歳駅からタクシーで向かうことに。駅からは15分程度

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煉瓦・タイル・土偶 … みんな土から出来ている | 弘前街歩き

煉瓦・タイル・土偶 … みんな土から出来ている | 弘前街歩き

弥生時代の田んぼ跡を体感した後は、
再び「田んぼアート」駅からワンマン電車に揺られ弘前へと向かいます。

弘前駅前のホテルで一泊し、
翌朝は縄文時代の『イノシシ』に会うために、3㎞ほど離れた弘前市博物館へと歩き始めます。

歩き始めてすぐ、
ドーンと大きな石のオブジェが目に入ります。
何だか随分無骨で重そうな石の屋根、なにかしら?

題名は 白神「津軽の箱」
― 白神山地には「津軽の箱」と呼ばれ、

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