盛岡西廻りバイパスの謎(7)消えた高架道路の計画[西BP④]
盛岡市周辺で進むバイパス工事の原型となった半世紀前の構想について調べるシリーズ。今回は「盛岡西バイパス」として建設された区間のうち、本宮交差点から南側、永井の盛岡友愛病院近くまでの区間について、建設の経緯を紹介する。
本宮から前潟に至る4.7kmの道路として工事が始まった西バイパスの事業は、2002年に永井までの3.1km区間が延長される。この区間は当初、地平部分を国が造り、市が中央分離帯に橋脚を建て、その上に高架道路を造る計画になっていた。まるで首都高のような構造である。