いいnoter=文章力じゃない
「noteを始めたんだよね」って友達に話してたら、「あだちくん作文得意だからなあ」
って言われた。
違うぞ。全然違うぞ。
君にもできるぞ。
むしろ書く以外のことが大事、という話。
僕はプロのライターでもなんでもないけど、僕なりに大事だと気づいたことをまとめてみる試み。
3〜4分で読めます。
「いいnoter」
SNS時代、人のコンテンツ消費スピードは格別に速くなった。
言い換えると我慢弱くなった。
無数のコンテンツからまず「タイトル」や「サムネ」で選び取り、
ズァーーーーーーーッと閲覧して、次に行く。
平均をとっても、大体こんな感じだと思う。
ゆったりした読者の多いnoteといえども例外ではない。
だから僕は、文のテンポと行間を最重要視する事にした。
最初はかなり細部までこだわって文章を構成することに重きを置いていたが、どうも違うような気がしてきた。
パッと見で内容が理解できるような見え方になっているか。
文章力や表現力も大事だけど、まず読みやすさを重要視できているか。
せっかちな読者でも途中離脱しないように、重厚になりすぎないように。
全体の90%は取材
僕もnoteを始めてマインドが変わった。
若輩ながら「書き手」になったことで、生活の全てが「取材」になった。
先週末の山登りから生まれた記事がこちら。
本を読むように、世界を読む。
心が揺さぶられる瞬間をキャッチする。
「こんな美味いものがその辺に生えてることを皆んなに知らせなければ(使命感)」
感動の構造を読み解く。
感動が読者にも伝わるように、タイトルやサムネ、構成を練る。
そんな感じ。
「?」と「!」を沢山持つ
なんでも面白がれること。
いい書き手は例外なく好奇心旺盛だと思う。
自分が感じている感動を他者に伝えようとすると、「常に読者目線」で執筆ができる。
興奮をエネルギーにして自ずと手を動かせる。
取材対象から、何か「?」や「!」をキャッチしてみよう。
そして楽しもう。
「本」は立ち止まって考えられるコンテンツ
映画や音楽と違って、本の場合は時間配分の主導権が読者側にある。
「取材者」が本を読むとき、自由に立ち止まって、疑問を投げかけながら読むことができる。
「?」や「!」と思ったところで立ち止まって考える。
質問を用意してから読んでみる。
本に書いてないことを考えてみる。
主人公じゃない人の視点から物語を読んでみる。
こんな所にネタは埋まっている。
文章力というより、翻訳力
言うならば、日本語を日本語に翻訳する能力。
→読み手の意図を汲み取って、最も適した言葉に置き換える能力。
ポイントは、「常に読者目線」。
何が喜ばれる情報で、何が書く必要のない情報か?
という取捨選択。
伝える順番を適切に
という編集力。
文章力や表現力はその後でいいんだ。
※noteの場合だと
「常に読者目線」は大事だけれど、一定の割合で「自分語り」的な記事を名刺がわりに用意しておくことも大事みたい。
「エモい」コンテンツが求められてる所はYoutubeとちょっと似てる。
「悩める就活生」をペルソナに自分語りしてみた記事。
こんなにスキが集まるのは予想してなかったので、嬉しい。
これは一番書いてて楽しかった。
noteは深い。
一通り原稿ができたら…トゲは残ってないか
意図ぜずとも、誰かが不快になる表現が眠ってないか。
ここで悪い例を一つ。
分かってはいたのだけれど、この記事はトゲだらけである。
まさにアマチュアの仕事。
一通り原稿ができたら、一休みしてから一度見直す作業は大事だと思う。
①読者を不快にする要素はないか?
②取材対象を傷つける表現はないか?
③コンプライアンス的に大丈夫か…?
④(最後に)誤字脱字、文章のリズム、言い回しのシンプルさは最適か?
↑の記事は全ての掟を破った自己満足の主観的記事だと思う。
もうサムネイルからして腹がたつもの。
機嫌が悪かったんだと思う。
やっぱり、何度か読み直して手を加えると途端によい作品になったりする。
書き上げてから散歩などをして、一度頭の中をリセットしてから見直すのが◎。
1記事1記事に意図を持って。成長する書き手
自分にも言い聞かせていることだけれど。
記事を書くごとに取材して、構成して、編集、推敲。
PDCAを自分なりに回していく。
3ヶ月くらいで最初の進歩が感じられるんではないかと推測している。
就職面接で語れるくらいには紆余曲折のストーリーは生まれるだろうと思っている。
note駆け出しは心折れそうになる場面も多いけど、
やっていきましょう。
辞めさえしなければ、何かしら財産が残ると思うから。
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