Minami

2018年末よりブリュッセル在住。夫と2人暮らし→2021年夏から夫と息子と3人暮らしになりました。日々の料理やベルギーの美味しいものについて。

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2018年末よりブリュッセル在住。夫と2人暮らし→2021年夏から夫と息子と3人暮らしになりました。日々の料理やベルギーの美味しいものについて。

最近の記事

ベルギーで暮らす赤ちゃんのごはん記録【生後5か月〜1歳まで】

現在1歳8ヶ月の息子は2021年の夏にベルギーで生まれました。離乳食を食べ始めたのは生後5ヶ月の終わり頃。日本とベルギーでは推奨されている離乳食の進め方が異なります。与えて良い食材、目安量、調理の仕方などなど …ベルギーでは初めての離乳食はフルーツか野菜であればなんでも好きなもので良いそうです。タンパク質についても、日本では離乳食後期からとされている牛肉は生後6か月から与えてOKです。ペースト食のうちは、野菜と炭水化物、タンパク質を全部ミキサーで混ぜて、最後に油をティースプー

    • レバノン風 インゲンとトマトの炒め煮 (Loubieh Bzeit)

      最近レバノン料理にハマっています。 近所に新しくレバノン料理のお惣菜屋さんができたのですが、どの料理も本当に美味しくて、今のところ毎週通ってしまっています。 日本で暮らしていた時には全く馴染みが無かった中東料理。ベルギーではとても人気で、ブリュッセルには多くのアラブ系のレストランや惣菜店があります。フムスやファラフェルなんかは、専門店でなくてもごく一般的な料理として存在しているので、ベルギーに来てからよく食べるようになりました。 中東料理の中でも、レバノン料理は特に人気

      • サン=ニコラの夜に オレンジ風味のショコラ・ショー(Chocolat chaud à l’orange)

        今日、12月6日はサン=ニコラ(Saint-Nicolas )の日。 サン=ニコラはベルギーやオランダ、ドイツなどで祝われる伝統行事で、ベルギーでは子供たちが1年で1番楽しみにしている日ではないでしょうか。 前日の12月5日の夜に、1年間良い子にしていた子供達のもとへサン=ニコラがお供を連れてやって来て、bonbon(お菓子。チョコレートやスペキュロス、ギモーヴ、オレンジなど)とプレゼントを置いていきます。日本でもお馴染みのサンタクロースに似ているのも当然で、サンタクロースは

        • 蕪と仔羊の煮込み料理 ナヴァラン・ダニョー

          ブリュッセルは昨日、この冬初めての雪が降りました。 寒い日には煮込み料理が食べたくなるので、最近はストウブが毎日大活躍しています。 先日はスーパーの野菜コーナーで蕪(Navet)を見つけたので、蕪を使った煮込み料理 ナヴァラン・ダニョー(Navarin d'agneau) を作りました。仔羊肉と蕪、人参、玉ねぎをトマトペースト、ニンニク、ハーブで煮込んだフランスの家庭料理です。ベルギーでもよくお惣菜屋さんで売られているのを見かけます。 ベルギーの蕪の旬は日本と同じで、春と

        • ベルギーで暮らす赤ちゃんのごはん記録【生後5か月〜1歳まで】

        • レバノン風 インゲンとトマトの炒め煮 (Loubieh Bzeit)

        • サン=ニコラの夜に オレンジ風味のショコラ・ショー(Chocolat chaud à l’orange)

        • 蕪と仔羊の煮込み料理 ナヴァラン・ダニョー

          オーブンで作るりんごのコンポートと薄いアップルパイ

          11月ももうすぐ終わり。ブリュッセルは本格的に寒くなってきました。この季節、朝は8時過ぎまで真っ暗、昼間も曇りや雨で薄暗い日が多いベルギーです。 寒い日は、オーブンを使った料理やお菓子を作るとキッチンが暖かくなって嬉しいですね。 今日はオーブンを使ったとても簡単でシンプルなりんごのおやつです。 まずはりんごのコンポート(Compote de pommes)。ベルギーではフルーツのコンポートというと、ペースト状のものが一般的です。りんご、洋梨、アプリコット、ルバーブ、桃な

          オーブンで作るりんごのコンポートと薄いアップルパイ

          無花果と山羊チーズのタルト・リュスティック

          気づけばもう秋も深まり、今年もサマータイムが終わってしまいました。ベルギーではサン・ニコラのスペキュロスやチョコレート、cougnoux(クリスマスの時期に食べるブリオッシュ生地のパン)がお店に並んでいて、1年の終わりを感じ始めています。 夏に息子を出産してから余裕の無い毎日を過ごしてきましたが、最近ようやく料理やお菓子作りを楽しむ気持ちが戻ってきました。妊娠中からほとんど更新できていなかったnoteも、時間を見つけて少しずつ書いて行けたら良いなと思っています。 先日、マ

          無花果と山羊チーズのタルト・リュスティック

          仔牛のクリーム煮 ブランケット・ド・ヴォー(Blanquette de veau)

          前回の投稿が11月…4か月もnoteから遠ざかっていました。体調も回復してきたので、少しずつnoteも再開していきたいと思います。 久しぶりの投稿はブランケット・ド・ヴォー(Blanquette de veau)。フランスでもベルギーでも家庭料理の定番で、各家庭で色々な作り方があるみたいです。特徴は最後にクレムフレッシュと卵黄を加えること。クレムフレッシュを使うので、ほんのり酸味のあるあっさりしたクリーム味になります。日本のクリームシチューとは違った味わいで、とっても美味しい

          仔牛のクリーム煮 ブランケット・ド・ヴォー(Blanquette de veau)

          オランダのまるごとりんごパイ(Appelbol)

          パンデミックが起きる前は、週末によくオランダまでドライブに行っていました。素晴らしい美術館や公園が沢山あるし、ベルギーとは異なる整然とした街の雰囲気も好きです。 オランダに行くと必ず食べてしまうのがアップルパイです。シナモンががっつり効いてリンゴが沢山詰まっているアップルパイが大好きなのですが、ベルギーではあまり見かけません。オランダのカフェでは必ずと言って良いほどアップルパイを置いているので、ついつい頼んでしまいます。 オランダのアップルパイオランダのアップルパイ、私が知

          オランダのまるごとりんごパイ(Appelbol)

          カリフラワーとタラの真っ白なグラタン

          前回の投稿から1か月も経っていました。 ブリュッセルは11月1日から二度目のロックダウンに入っています。 友達には会えませんが、散歩のための遠出をしたり、公園のベンチに座ってコーヒー飲んでもOKだったり、前回よりも外出規制が厳しくないのが救いです。 貴重な晴れの日は散歩して過ごしています。 ここのところブリュッセルの最高気温は10℃前後で、冬を感じはじめています。今回は冬野菜のカリフラワーをタラ(Cabillaud)と合わせてグラタンにしました。タラの調理の仕方などは、

          カリフラワーとタラの真っ白なグラタン

          ハンガリー風牛肉とパプリカのスープ ”グーラッシュ”

          気が付いたら10月も半ばを過ぎ、日に日に寒くなってきています。ブリュッセルは日本よりも朝が明けるのが遅いので、今の時期は朝8時を過ぎてもまだ真っ暗です。ベルギーに来て3度目の冬を迎えますが、この暗さにはなかなか慣れません。 ハンガリーのスープ”グーラッシュ”寒い日にはやっぱり温かいスープや煮込み料理が食べたくなります。今回作ったグーラッシュはハンガリーの家庭料理で、お肉と野菜をパプリカパウダーで煮込んだスープです。具沢山でボリュームもあるので、メイン料理としていただきます。

          ハンガリー風牛肉とパプリカのスープ ”グーラッシュ”

          トラピストビールソースのベルギー風ミートボール

          ベルギーのミートボールベルギー料理の定番と言えば、ムール&フリッツ、牛肉のビール煮(カルボナード)、小エビのクロケットなどが思い浮かびますが、語学学校のクラスメートのベルギー人(ワロン出身)曰く「ミートボール!」だそうです。フランス語ではBoulet(小さいものはBoulette)、オランダ語ではBallekesと言います。 たしかに、ブリュッセルで暮らしているとベルギー人のミートボール愛を色々なところで感じます。だいたいどのサンドイッチ屋さんでもミートボールのサンドイッチが

          トラピストビールソースのベルギー風ミートボール

          ブルーチーズとバナナのタルトレット

          食べ残したブルーチーズ消費のための、型を使わない小さいタルトです。 ベルギーに来て驚いたことの一つが、チーズの安さと種類の多さでした。だいたい1.5~3ユーロ/100gくらいで良いチーズも買えるので、ついついあれもこれも食べてみたくなって買ってしまいます。 量り売りで色々買ってくると、きちんと梱包されていないので早く食べきらないといけません。中には癖の強いチーズもあるので、チーズ初心者の私たちは消費に追われがち…。日が経ってしまったチーズは、何かにのせて焼いて食べています。

          ブルーチーズとバナナのタルトレット

          フルーツサラダのバリエーション

          友達を家に招いた時や記念日など、少し食卓を華やかにしたい時は、フルーツサラダを作ります。好きなフルーツを切って和えて素敵なお皿に並べれば、簡単なのにご馳走に見えるのが嬉しい。色と味のバランスを考えて、どのフルーツを組み合わせるか、どんな形に切るか、悩むのも楽しいです。 フルーツの組み合わせを考えるときは、 ①酸味が強いもの(柑橘類、ベリー類、キウイなど) ②酸味が弱く甘いもの(バナナ、甘い桃、甘いメロン、りんごなど) ③香りが華やかなもの(苺、パッションフルーツ、桃など)

          フルーツサラダのバリエーション

          さらりとしたホワイトソースで作るズッキーニのグラタン

          日本はまだまだ暑い日が続いているみたいですが、ブリュッセルはすっかり涼しくなり秋の気配がしています。夏の間は作る気が起きなかったグラタンも、我が家の食卓に戻ってきました。 ベルギーでグラタンといえば、チコリのグラタンが定番です。半分に切って茹でたチコリに生ハムかベーコンを巻いてホワイトソースとチーズをかけて焼くだけのシンプルな料理ですが、とっても美味しくて私も夫も大好きです。 ベルギーではチコリは一年中手に入れることができますが、夏のチコリは小さくてあまり状態が良くないこと

          さらりとしたホワイトソースで作るズッキーニのグラタン

          バスク風パプリカの美味しい食べ方、ピペラード

          パプリカは日本でもヨーロッパでも1年中手に入る野菜ですが、夏は特に美味しいですね。マリネやピクルスにしても良いけれど、最近気に入っている食べ方がこのピペラード(Piperade)です。フランスとスペインにまたがるバスク地方の料理です。 材料はパプリカ、玉ねぎ、トマト(缶)、オリーブオイル、にんにく、唐辛子、味付けは塩と胡椒、砂糖だけです。ハーブ類はお好みで、煮るときにローリエやタイムを入れても良いです。 唐辛子はカイエンペッパーでも良いですが、よりバスクっぽくしたければエス

          バスク風パプリカの美味しい食べ方、ピペラード

          夏のコンフィチュール

          この夏は、せっせとフルーツを煮ています。 今年の春からバラ科の果物アレルギーを発症してしまい、生の桃やさくらんぼ、苺が食べられなくなってしまいました。原因はおそらく、ベルギーに住んでシラカバ花粉症を発症したこと。シラカバ花粉とバラ科の果物のアレルゲンが似ているらしく、シラカバ花粉症の人はバラ科果物アレルギーになる人が多いそうです。 小さい頃からずっと好きな食べ物はフルーツで、特に苺とさくらんぼ、桃は大好きだったのに…。このままフルーツを楽しめなくなるのは悲しすぎるので、コンフ

          夏のコンフィチュール