ベルギーで暮らす赤ちゃんのごはん記録【生後5か月〜1歳まで】
現在1歳8ヶ月の息子は2021年の夏にベルギーで生まれました。離乳食を食べ始めたのは生後5ヶ月の終わり頃。日本とベルギーでは推奨されている離乳食の進め方が異なります。与えて良い食材、目安量、調理の仕方などなど …ベルギーでは初めての離乳食はフルーツか野菜であればなんでも好きなもので良いそうです。タンパク質についても、日本では離乳食後期からとされている牛肉は生後6か月から与えてOKです。ペースト食のうちは、野菜と炭水化物、タンパク質を全部ミキサーで混ぜて、最後に油をティースプーン2〜3杯加えたものが1食の食事です。何品も用意する日本と比べるとすごく楽ですね。
日本のやり方とベルギーのやり方、色々調べてどちらに従うか悩みましたが、食材を与える時期についてはあまり気にしないベルギー流で、量や献立は日本の方法を参考に、ほどほどに組み合わせながら進めていました。
そんな試行錯誤の日々の中、毎日ではないけれど、なんとなく撮り溜めていた離乳食の写真たち。気合が入った日から全く映えない日まで色々ありますが、見返すと結構面白かったのでここにまとめて記録します。写真が多すぎるので、今回は1歳まで。
生後5ヶ月(2021年12月)
日本人らしく、最初はおかゆからはじめました。
1週間経っておかゆ以外の食材が初めて登場。一口食べてニコニコになって完食していました。甘くて美味しかったみたいです。人参は1歳8ヶ月の今でも大好きです。
2つ目の野菜は玉ねぎ。じっくり煮た玉ねぎのペーストは甘く美味しくて、完食していました。
生後6ヶ月(2022年1月)
どんどん新しい食材が出てきます。シナモン等のスパイスも少しずつ。
初めてのタンパク質は手に入りやすい白身魚でした。
オートミールはベビー用に粉末になっているタイプのもの。このベビーシリアルのシリーズは生後9か月ころまで主食としてとても重宝しました。
マルメロ(coing)はカリンの仲間でとても香りの良いフルーツ。初めて買った離乳食本に載っていたレシピを試してみました。リンゴと一緒に煮てペーストにしただけのものですが、大人が食べても美味しかったです。
この頃は夜に作って製氷皿で凍らせてジップロックに保存していました。
生後7ヶ月(2022年2月)
まだまだペースト食ですが、食材の組み合わせやスパイスハーブでの風味づけで料理らしくなってきました。
左上は市販のベビーフードの人参&カボチャ。好きな組み合わせなのに全く食べてくれず。
セロリアックはセロリの根っこの部分で、ほんのりセロリの風味がする根菜です。煮ると芋のように柔らかくピューレにすることができるので、離乳食の定番食材です。
生後8ヶ月(2022年3月)
仔羊や鴨、セムール、ライ麦パンなど、メインも主食も様々な食材を試していました。
プチスイスはヨーグルトとチーズの中間のような味のフレッシュチーズです。チーズなのに塩分がほとんど含まれておらず、ヨーグルトより濃厚で栄養価が高いので、赤ちゃん向けレシピに良く登場します。
セムールオレはセモリナ粉のミルク粥のようなもの。甘みをつけない代わりに少しだけシナモンをかけています。
塩分が気になって避けていたパンを初めてあげてみた時。全粒粉と雑穀のベビー用シリアルは既に食べていたので、近所の美味しいパン屋さんのライ麦パンをパンがゆに。
仔羊はオリーブオイルで焼いてトマトを加えて煮た後、ペーストにしたもの。臭みは全くなく、パクパク食べていました。
珍しい鴨のささみを見つけたので、薄切りにしてオリーブオイルで焼いてペーストに。
生後9か月(2022年4月)
手づかみ食べを始めた時期。みじん切り野菜も食べられるようになったので、大人と同じメニューから取り分けもできるようになりました。
息子初めての飛行機旅で行ったマヨルカ島で買ってきたお皿が良い感じです。
蒸しパンはなかなか柔らかくて美味しいレシピにたどり着かず苦労しました。これもかなり硬くて食べ辛そうだったような。
ボルシチは大人のものを作る時に味付け前に取り分け。パクパク食べてくれました。
仔牛のクリーム煮も味付け前に取り分けて具をみじん切りにしたもの。卵黄は入れず、少なめのクレムフレッシュでクリーム味に。
フランスのベビー用レシピサイトのレシピを参考に作ったケークサレ。元レシピでは山羊チーズではなく、ブルーチーズのロックフォールを使用していましたが、流石に癖が強すぎるので山羊チーズで代用。
生後10か月(2022年5月)
手渡せば上手に食べられるようになったので、手づかみできるメニューも増えてきました。
セモリナ粉のガレットはgriesknepfleと言う名前のアルザス名物。セムールオレを薄く伸ばして冷やして固めて、表面をバターで焼きます。外カリカリ中もっちりで美味しいです。手づかみ食べにぴったりでした。
ベビー食定番のアルファベットパスタに挑戦してみた時。噛むのが難しかったみたいで息子はあまり食べてくれず。
これも大人の取り分け。
生後11か月(2022年6月)
主食は手づかみできるものがメインに。撮る余裕がなくなっていたのか、写真が2枚しかありませんでした。
1歳までは以上です。改めて見返すと、0歳のうちに様々なものを食べてきたんだなと実感しました。1歳まではほとんど好き嫌いも無かったので、だいたい完食してくれていたと思います。
1歳以降の食事はまた次の機会に。
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