サン=ニコラの夜に オレンジ風味のショコラ・ショー(Chocolat chaud à l’orange)
今日、12月6日はサン=ニコラ(Saint-Nicolas )の日。
サン=ニコラはベルギーやオランダ、ドイツなどで祝われる伝統行事で、ベルギーでは子供たちが1年で1番楽しみにしている日ではないでしょうか。
前日の12月5日の夜に、1年間良い子にしていた子供達のもとへサン=ニコラがお供を連れてやって来て、bonbon(お菓子。チョコレートやスペキュロス、ギモーヴ、オレンジなど)とプレゼントを置いていきます。日本でもお馴染みのサンタクロースに似ているのも当然で、サンタクロースはアメリカに移民したオランダ人達のサン=ニコラ(オランダ語ではシンタクラース)の文化から生まれたそうです。
11月に入った頃から、ベルギーのお菓子屋さんはサン=ニコラだらけになります。レオニダスのショウウィンドウ。
Lotusのスペキュロスもサン=ニコラバージョン。
ベルギーの夕刊紙"Le soir"のサイトにサン=ニコラについての記事がありました。
https://sosoir.lesoir.be/les-legendes-et-les-traditions-de-saint-nicolas
サン=ニコラは紀元300年ごろに実在した司教で、弱者や貧しい人々を救い、数々の奇跡を起こしたそうです。サン=二コラの起こした最初の奇跡が、肉屋に殺されて塩漬け肉(Petits-salés)にされた3人の子供を蘇らせたという伝説で、そこから子供たちの守護聖人とされているとのことでした。
オランダとベルギーでは、サン=ニコラはスペインから船にオレンジとプレゼントを積んでやってくると言われています。
サン=二コラの夜に、サン=二コラをイメージしたショコラ・ショー(Chocolat chaud)を作りました。マグカップで作る簡単ショコラ・ショーです。
作り方
材料 (マグカップ1杯分)
ダークチョコレート 15g
カカオパウダー 10g
お湯 50㏄
牛乳 120㏄
オレンジの皮 1/8個分
砂糖 小さじ1
シナモン 好きなだけ
1. オレンジを良く洗い、皮を薄く削り取って千切りにする。マグカップとは別の器に入れ、砂糖小さじ1を振りかけて手でよくもみ込む。
皮に砂糖をもみ込むと、オレンジの香りが良く出ます。
2. マグカップにカカオパウダー10gを入れ、熱湯50㏄を注ぐ。良く混ぜて溶かす。お湯がすぐ冷めてしまわないように、マグカップは予め温めておくと良いです。
3. 刻んだチョコレートを加え、溶けるまで良く混ぜる。
4. 牛乳120㏄をレンジで温める。砂糖をもみ込んだオレンジの皮、温めた牛乳、シナモンを加え、軽く混ぜてできあがり。
できあがり
サン=ニコラが運んでくるオレンジの香りがするショコラ・ショーです。
スペキュロスとともに。
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