Caco

パリ生活の報告

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最近の記事

おめでとう、25才。

先月25才になった。 もう四半世紀だ。 人生は短いとを身をもって感じた、そんな誕生日だった。 18才くらいから全然心は変わらず、高校生を見ても同じようなカテゴリーにいるような気がする。 25才の誕生日、その日までそうだった。 母くらいの年齢の友人から、「誕生日おめでとう!私は25才の誕生日に高校生から何も変わらない自分に焦ったわ」とか言われて安心してみたりした。 でも少しずつ、少しずつ何かが大きく、カチッとスイッチが入るように、変わる気配がしている。 自分には社会人経験

    • フランスの心理カウンセリング

      こんにちは。 最近、フランスの心理カウンセリングに行きました。 それは前回の生理期間。 もともと生理がしんどい私のために、彼が家に来てご飯を作って、抱きしめて、暖かい湯たんぽを用意して、寝かせてくれた。 それでも涙が溢れる。 頭がぐるぐる。 考えることがありすぎて、もはや何を考えるかを考えてしまうという始末。 それでこれは流石におかしいねと。 カウンセリング行ってみる?と彼が提案してくれた。 私は何も考えられなくて、うんとだけ言ったけど、静かに予約してくれてた。

      • 最近ちょっと元気になった話

        noteって書こうとすると、デフォルトの文で「体調に気をつけてくださいね」なんて一言声をかけてくれる。 このシステム考えた人すごいな。。 最近ちょっと元気になった。 いろんなことをやってみようかと思い始めた。 というのも、24歳の私は、今少しずつ将来の目標が変わってきている。 というより、目標ができたというべきか。 そもそも私は、「フランスに行く」というのが目標だったから、音楽はそのための手段の一つでしかなく、目標はフランスのビザを入手できた時点で達成され、一年を過ご

        • 留学が疲れたって舐めてんだろって思う人

          もう師走… 今年何したかな。 なんかべらぼうに忙しいのに何も達成できてなくて、すごく悲しいと思う最近。 現地の人が2年で終わらせるカリキュラムを、私も2年で終わらせようと、留学自体を設定したことが間違ってたのかなとかいろいろ考える。 しかも予想にしてなかった、体調の悪さと怪我の数々。 疲れて心がボロボロに…とかっていうけど、その前に体がボロボロになってしまう。 仕事と違って、自分の好きなことをしてるのに疲れるなんて本当に舐めてんのかって自分で思う。 だけど、なんだ

          留学2年目で一瞬メンタル崩壊した話

          昨日、父からメッセージがきた。 一年前の今日、試験合格後フランス留学生活に向けてパリへ旅立った日だと。 すべてが新鮮で、生きるために生きていた一年目。 季節感や言葉が分かるようになり、少し余裕ができる二年目。 余裕というのは、”自由"という意味での余裕ではない。 いい意味でも悪い意味でも、一年目に見えなかった、感じなかった部分が出てくるという意味だ。 最近はその悪い方が大爆発してしまった。 私を助けてくれる人が増えて、心が油断する隙がでできてしまったせいで、張りつめてい

          留学2年目で一瞬メンタル崩壊した話

          んータイトル考え中

          写真は全然関係ないんだけど、ただ学校からの帰り道の電車の中で書いているってだけ。 今日は授業の後、伴奏科の先生のコンサートがあったから行ってから帰ってきた。 ま、学校から家があるパリまでの電車なくなったから、最後までは聞けなかったんだけど。 フランスには県に1つ、パリには区ごとに1つ、国立または県立の音楽院がある。 公立だから学費は年間3万〜20万くらい。(世帯収入によって変わる) それって結構すごいこと。 日本の国立や県立の音楽の機関はとても珍しい。 公立でもそれな

          んータイトル考え中

          いつか本を書きたい

          いいねがつくたびに、noteのアプリに承認欲求を煽られてなんかいいねつきそうなのを書こうとしたけど、ただの自分の見返すようくらいで書いてみます。 フランスのコンセルバトワールにいて、最近思うこと。 一年経って少しフランス語が分かるようになったはからか、余計分からなくなってる。 これ留学あるあるなのかな。 というのも、だんだんわかり始めると、先生も言い回しが少し難しくなるし、質問も飛んでくる。 それに、何言ってるか聞き取れると逆に情報が多くなって頭が混乱する。 特に、フォ

          いつか本を書きたい

          そりゃえぐいわ、フランス人のコミュ力

          やっと試験の山場を超えて、心に余裕が出て来た。 ここ最近、毎日を終えるだけで精一杯だった。 フランス人の彼と週末に日本語で話すのだけを息抜きに、毎日フランス語に揉まれ続ける6月。 ごめん、週末はフランス語話しません疲れた、ごめんって感じ。 そんな私に、座っててーって夜ご飯作ってくれるからありがたい。 そんな感じでやっと試験も終盤に差し掛かり、学期が終わろうとしている。 そんな中、伴奏科の先生から連絡がきた。 ピコン♪ 「お疲れ様パーティをしよう!いじわるな先生に

          そりゃえぐいわ、フランス人のコミュ力

          フランスにはない「懐かしい」という感覚と季節感

          日本の歌は季節が流れるだけだという彼。 たぶん、彼にはそうとしか聞こえないんだろう。 それも仕方ない。 ヨーロッパに来て思う。 こんなにも季節を重んじる国は日本くらいなんじゃないかと。 季節ごとの行事、企業のプロモーション、音楽、手紙の文章など。 またそれだけじゃなくて、もっとこう日本人の無意識に潜む感覚。 例えば、空の高さ、虫の音や草木の色。 そういうもので、季節の移り変わりを感じているんじゃないだろうか。 そして、そういう季節のヒントは、同じ季節のいつかの記憶を

          フランスにはない「懐かしい」という感覚と季節感

          戦争の終わりを"祝う"フランス

          フランスは5月7日までバカンス、今日5月8日は休日。 フランス人のお家のテレビで、マクロンがジョン・ムーランの生まれ故郷リヨンで演説をしていた。 ジョン・ムーランは戦争を終わらせたフランスの英雄らしい。 今日は何の日なの?って聞いたら、fête de la victoire(戦勝記念日)だよって。 私が敗戦国の日本人だからか、少しだけ気まずそうにしてた。 フランスは5月8日に戦争が終わったんだ。 歴史の教科書で勉強したけど、日本はフランスよりも3ヶ月長く戦争をしていたん

          戦争の終わりを"祝う"フランス

          母国以外のどこかに住むということ

          私は今フランスのパリに住んでいます。 「住む」と「旅行」の違いは、時間の長さ。 そして時間の長さは、文化を丸ごと受け入れることを住民の私たちに強要します。 丸ごと受け入れるというのは、言語、習慣、食文化や時間感覚を住んでいる場所のものに合わせるということです。 私はまだ住んで1年弱だけど、きっとこれが10年になったりする頃には、その国の嫌な部分までも丸ごと受け入れるのでしょう。 母国以外の国に「住む」と、今までの暗黙の了解や常識が通用せず人や環境と盛大にすれ違ったり、

          母国以外のどこかに住むということ

          目ん玉飛び出たフランスの性の授業

          時々フランス人の友達の家に遊びに行く。 彼女には高校生の妹がいて、今日はたまたま学校から帰ってきたところだった。 そしたら、第一声 「今日、性の勉強会だった」 ってママに報告しながらプリント提出。 嘘だろ。オープン。。 私の友達は、どうだった?みたいな。 で、みんなでプリント見ながら話してたけれど、自分が日本で聞いた話と全然違うぞと。 多分その場で1人だけ、勉強してた。 日本の性教育といえば、植物の受粉みたいな感じで説明されて、妊娠が危険だから気をつけろ。以上!!

          目ん玉飛び出たフランスの性の授業

          性別ってなんだろう。 〜彼氏はcopin 彼女はcopine〜

          フランス語のカジュアルな言い方で、彼氏はcopin(コパン)、彼女はcopine(コピン)と言います。 Tu as ta copine? (彼女いるの?) みたいな感じ使います。 私の日本人女性の友人が、スペイン人の男の子の友達にそう聞いたんだそうです。 👩🏻Tu as ta copine? (彼女いるの?) 👱🏻‍♂️ah… oui, j’ai mon copin! (あぁ、うん、コパンがいるよ) 👩🏻non! La fille est « copine ». (うう

          性別ってなんだろう。 〜彼氏はcopin 彼女はcopine〜

          傘をささないフランス人

          最近はパリらしくグレーの空が続いています。 雨が降ったり止んだり、晴れたり、曇ったりすぐに天気が変わります。  日本だと雨が降るとじめっとした感じが漂いますが、パリは空気が乾燥しているせいか涼しい気すらします。 だからでしょうか。 フランス人は本当に傘をささない。 フードを被るならまだしも、何もせずびっちょびちょで外を歩いています。 雨が降っていないかのように。 それか屋根の下で待機。 パリの雨は数分で止むことが多いので、みんな傘を持ってないのです。 それでいて、洗

          傘をささないフランス人

          国際郵便で届いた日本の春

          今日学校から帰ってポストを開けたら、日本からの郵便物が届いていました。 それは私の初めてできたフランス人の友達からのものでした。 袋を開けてみると、可愛いピンクの箱が。 それを開けると、日本の春が入ってました。 今年は私はフランスにいて花見ができなかっただろうから、日本の春を届けますと手紙書いてあります。 なんて優しい贈り物でしょうか。 泣きました🥲 彼女とは同じ年で、互いの国が大好きで、今は互いの国にそれぞれ住んでいます。 それぞれの国で語学が通じないもどかしさ

          国際郵便で届いた日本の春

          パリの公園のお父さん 

          パリにはたくさんの公園と、たくさんのベンチがあります。 フランス人はそのベンチで日が沈むまで喋ります。手元のコーヒーが冷めようと、パンが鳩に食べられてようと、お構いなしです。 老若男女関わらずおしゃべりが大好き。 私もよく公園に行きます。中学の昼休みくらいにちょうどよくうるさくて、本を読むにはちょうどいいんです。 目の前に小さい子供と公園で遊んでいるお父さん、右からそれぞれベビーカーを押すお父さん2人が通過。 パリでは日常の光景なんだろうけど、何回見てもびっくりするとい

          パリの公園のお父さん