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んータイトル考え中


写真は全然関係ないんだけど、ただ学校からの帰り道の電車の中で書いているってだけ。

今日は授業の後、伴奏科の先生のコンサートがあったから行ってから帰ってきた。
ま、学校から家があるパリまでの電車なくなったから、最後までは聞けなかったんだけど。

フランスには県に1つ、パリには区ごとに1つ、国立または県立の音楽院がある。
公立だから学費は年間3万〜20万くらい。(世帯収入によって変わる)

それって結構すごいこと。

日本の国立や県立の音楽の機関はとても珍しい。
公立でもそれなりにお金がかかるし、他の高校や大学と掛け持ちしたりはできない。

フランスでは、大学や高校とは別に、国の特別機関として存在している。だから、大学や高校、または小中学校とともに掛け持ちできる。
あ、そうそう、いろんなコースがあるから、ショパンコンクールを優勝するようなプロとして活躍する人から、小学生までみんな通える。もちろん、仕事しながらの大人も、老後を楽しむ人も。

それって本当にすごいと思う。
フランス人だとそのすごさに気がつかないのだろうか。

今日も学校のコンサートで、子供達もたくさんいるのに、シューベルト祭りしてたし笑笑

「御ピアノしてるの?」
「あら、ピアノしてるってことはプロになるのね」
「音大に言ったら将来の道が狭くなる」

なんて言葉が飛び交う環境で音楽をさせてもらってた日本人としては、今の環境は拍子抜け。

確かに本来音楽は何かの手段であって、真剣に音楽をするなら音楽だけに生きる手段を絞るべきなんてことはないはずだ。
そして、音楽を手段の1つとして学ぶことは決してアマチュアのお遊びではないということ。
お金を稼ぐ手段であるかないかは別として、専門や興味のあることがいくつもあることは、人生を豊かにする。

フランス人はきっとそう思っている。
その文化はとても素晴らしい。

日本でも、学校教育のような大衆向けの教育の中に、もっと専門的な選択の余地があってもいいんじゃないかと思う。習い事とかの収入に左右されるものでなくて。
もちろん個人の自主性が問われる訳で、協調性を1番に掲げる日本の学校教育にとっては一概にいいとは言えないかもしれないけど。

あ、部活かとも思った。
まあならそれはボランティアじゃなくて、先生にお給料払おうね。
んー、でも少し違うんだ。
部活はみんな入るのが強制的で、ある種思い出作りというか、精神面の強化が強い気がする。 
それはたぶん教育専門の教員がボランティアでやってるという、完全な専門性の欠如と、結局は学校の延長であるからだ。

やらないという選択肢ゆえの自主性と、きちんとした実践と知識が伴う専門性に富んだものがあればと思う。

駅に着きそうだからこの辺で。

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