パリの公園のお父さん
パリにはたくさんの公園と、たくさんのベンチがあります。
フランス人はそのベンチで日が沈むまで喋ります。手元のコーヒーが冷めようと、パンが鳩に食べられてようと、お構いなしです。
老若男女関わらずおしゃべりが大好き。
私もよく公園に行きます。中学の昼休みくらいにちょうどよくうるさくて、本を読むにはちょうどいいんです。
目の前に小さい子供と公園で遊んでいるお父さん、右からそれぞれベビーカーを押すお父さん2人が通過。
パリでは日常の光景なんだろうけど、何回見てもびっくりするということはやはり、日本ではみない光景なのだろうと思います。
この記事のタイトル写真はまさにその光景を切り取ったものです。
勝手に公園から飛び出そうとする3歳くらいの男の子を見張りながら、ベビーカーに乗らないとギャン泣きの1歳くらいの女の子を片腕に、空のベビーカーをもう片手に帰るお父さん。
フランスでは男女関係なく働き、育児も一緒なのがノーマル。
でも昔からそうなのかと言えばそうではなくて、女の人が働くどころか学校にすら行けない時代もあって、凄まじい思いで女性が社会と戦ってきた歴史があるそう。
男女で役割を分担するべき、いや男女関係なくみんな平等であるべき、いやいや男女問わずとかでもなく個人単位で自由であるべき、などいろんな意見がありますね。
難しい。
時代ごとに便利な仕組みは移り変わるし、個人の性格や得意分野にもよるから、正解は一つではないと私は思います。
でも、日本がとりあえず今ざっくり目指してる女性の社会参加、男性の育児参加の方向性はまさにフランスなんじゃない?とは思う光景がパリにはありました。
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