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留学2年目で一瞬メンタル崩壊した話

昨日、父からメッセージがきた。
一年前の今日、試験合格後フランス留学生活に向けてパリへ旅立った日だと。

すべてが新鮮で、生きるために生きていた一年目。
季節感や言葉が分かるようになり、少し余裕ができる二年目。

余裕というのは、”自由"という意味での余裕ではない。
いい意味でも悪い意味でも、一年目に見えなかった、感じなかった部分が出てくるという意味だ。
最近はその悪い方が大爆発してしまった。

私を助けてくれる人が増えて、心が油断する隙がでできてしまったせいで、張りつめていたものが流れ出てしまった。

でもそれは、特定の何かが苦しいというわけではなく原因の積み重ね。主に理由は2つ。

1つ目はやはり、「言語力」。

24歳の脳みそで、まだ8歳くらいの言語力しかない。
想像はたやすい。大人のあなたが8歳児が使える言語や文法だけで話さなければならない環境を想像してみて欲しい。

ま、これに関しては努力するしかない。

そして2つ目。これが正直原因の90%を占める。
季節、温度、天気、水、食事。これらもろもろ。

私が22年間ヒトとして発達をしてきた日本を離れ、異なる人種が繁栄してきた異なる土地に飛んできたことは、ヒトとして体が想像を絶するほどきつい。

1年経ってやっと水道の水を飲めるようになった。
初めのころは、水道水で洗った生野菜を食べただけでおなかを壊していたから、スーパーで水を買い忘れた日には部屋の中でセルフ砂漠状態(夜に空いているコンビニなんてない)。

今は冬の入り口。
毎日雨で、私の体感太陽の日差しは一日1時間無いと思う。そんなんだから、鬱に近い状態になる。実際、フランス人の自殺者数は冬になると増えるとか。
気温も空気が乾燥しているからか、寒く感じる。
肌はクリームタイプのニベアをべとべとにしてもかっさかっさだし、鼻の穴もカサカサ。
だけど、フランス人の彼は、平熱37度だからいまだに半袖シャツとジャケットで過ごしているし、鼻も高さがあるお陰でカサカサしない。
向いてない、日本人の私この気候に向いてない。北海道出身の友達はまだ余裕そうだったけど。

風邪もめっちゃひく。
しかも日本だとできる、この時期だからインフルだなとか、季節の変わり目かとか、エアコンのせいねとかのセルフ解析機能が全く使えない。
それが精神的にくる。

彼が作ってくれる料理も最近喉を通らなくなってきた。
今日は、仲のいい友達に日本食を食べに行こうと連絡し、近所の日本式お弁当屋さんで唐揚げ弁当を買った。
日本ならワンコインみたいなのが13€で、2000円くらいしたけど、背は腹に代えられない。
味も全然おいしくなかったけど、そんなのは問題じゃない。海藻とごぼうが日本の味付けで摂取できてよかった。

一年目の留学は楽しい。
二年目からどんな顔を見せるのか、はじめはメンタル崩壊だったけど、これからを楽しみにしよう。

夜まで彼に電話しながら絵をかいて、一人で朝まで泣いて、夕方まで寝て、今元気になった。

私はこんなにポンコツなのに人や環境に恵まれていて申しわけないと思う。
世界には苦しい人なんて星の数ほどいる。
でも同時に思う。歴史に名を残すような人や、自分が尊敬するような人でも苦しみ悩むときがある。なら、こんなちんちくりんのうんちみたいな私が人生余裕で生きれる訳ないと。

大いに泣き叫びながら、成長したいと思います。
太陽さん!!!!パリを照らしてくれ!!!!セロトニーーーン!!!!

(おとなしくホット牛乳でカルシウムとって、果物でビタミンC取ります。) 








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