ポジティブ心理学で幸せになろう!おすすめ本7選
はじめに
(今回は力作なので、アナタにとってはだいぶ長文かもしれない。でも全部読めば、アナタには、きっと、物凄いリターンがあるよ!!)
ポジティブ心理学で幸せになろう!ポジティブ心理学おすすめ本7選。
サイエンスとして幸せを考える学問なので、学ぶだけで、アナタは本当に幸せになる方法がわかってしまう!実際ボクも、今とても幸せだ。
アナタは、この7選で挙げた本の中で、気になる本があったら読んでみてはいかが?(もちろんアナタが7冊全部読むことを強くオススメするが。)
マーティン・セリグマンが、過去最多得票数でアメリカ心理学会の会長に選出されたときに、打ち出した新しい心理学のテーマがこの「ポジティブ心理学」だったわけだ。
アナタは、ポジティブ心理学って要はポジティブシンキングみたいなものでしょ?と思っているかもしれない。
しかし、ポジティブ心理学はポジティブシンキングとは違う。単にアナタに「のーてんきになれ」というものではない。アナタのネガティブな面は認めつつ、ポジティブな面を伸ばして、幸せになろうという心理学だ。
今までの心理学はマイナスをニュートラルにすることばかり考えてきた。しかし、それで本当に幸せになっているのかというと、なかなかそうではない。マイナスから更にプラスへメンタルをもっていこうよ、という1998年にできたばかりの、アナタにとっても役立つ、新しい心理学のムーブメントだ。
これは、別にメンタル疾患の方のためだけのものではなく、アナタのような健康な人も、もちろん対象になっている。
1位 マーティン・セリグマン「ポジティブ心理学の挑戦”幸福”から”持続的幸福”へ」
やっぱり、マーティン・セリグマンは外せない。「ポジティブ心理学の父」と言われる彼の本は、やはり胸をうつ何かがある。昔はなかなか研究費をゲットできない日々だったのが、今では、ちょっと公演しただけで、ポーンと多額の寄付が集まるまで、ポジティブ心理学は人気の学問となった。それまでは戦いの日々だったわけだ。彼自身、戦ってきたわけだ。
この本は、2011年に出た、「Flourish(フラーリッシュ、繁栄)」の日本語版で、少なくとも日本では、彼の最新の本となる。
後で挙げる「実践ポジティブ心理学幸せのサイエンス」では、次のように書いてあります。
Flourishの語源はFlower(花)と一緒ですから、人々が花咲くように栄えるための学問だと言ってもいいでしょう。花咲か人生です。
「花咲か人生」というのは、だいぶいいメタファーだと思うよ!
でこれを実現するのが、この本で新たに打ち出された、ウェルビーイング理論なのです。(ウェルビーイングとは直訳すると「幸福・よい生」のこと。)
ワクワクしませんか?読みたくなりませんか?
ぜひ、読んでみてはいかが?1位ですよ、1位!!
2位 マーティン・セリグマン「ポジティブ心理学が教えてくれる「ほんものの幸せ」の見つけ方」
この本もマーティン・セリグマンの本で、日本語版としては2021年と新しいが、実は、2002年に書かれた「Authentic Happiness(本物の幸せ)」の日本語版です。
1位に挙げた「Flourish」よりも約10年も前の本。じゃあ、アナタにとって読む価値あるの?といえば、オオアリです。その証拠に、日本語版が2021年に出ているじゃないすか。(この本は、同じく日本語版だった「世界でひとつだけの幸せ」の完全新装版です。)
なんと!Audibleで読み放題対象作品です!アナタも、読むしかないよね!
とにかく、本の面白さとしては、「Flourish」よりも上かもねー?!
面白いエピソード・トーク(ストーリー)が随所に散りばめられ、アナタを飽きさせない名著なのです。
Audibleでは飽き足らずに、ボクはKindle版を買っちゃったくらい。
アナタは、できたばかりだった、ほぼ原初的な形のポジティブ心理学の姿を知ることができる。
アナタへのオススメとしては、この本を読んでから、「Flourish」を読むのが良いのではないかなぁと。
3位 小林正弥「ポジティブ心理学科学的メンタル・ウェルネス入門」
2021年と最新の本。だから、アナタは最新の情報がわかる!
この本は3章構成だが、アナタはとりあえず、第一章と第二章を読むだけでいい。
第三章は政治学、政治哲学、公共哲学などの知識が、アナタには必要だ。
ボクも第三章は、速読で済ませた。
実はこの本の著者は、なんと政治学者なのだ!
著者の情報を見ると、マイケル・サンデルの「正義」の話の本を沢山出している。だから、マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」ぐらいは理解しておかないといけない。
ボクはたまたま、マイケル・サンデルのこの本を持っていたので、それを読破してから、また第三章を読むことにトライするつもりだ。
なんなら、この小林正弥さんのサンデル本を何冊か読んでも構わないとさえ思っている。マイケル・サンデル自体ボクには難しすぎるからだ。アナタもそこまでの気概があるのなら、第三章にトライするのも悪くない選択だろう。
ただ、第三章を速読した限りではあるものの、サンデルの思想的背景は、ある程度説明されていたので、小林正弥さんの他の本まで読まなくても済むのではないか?とは思っているけれど。
アナタは、じゃあ何で3位なの?と不思議に思うかもしれない。
それは、2021年とだいぶ新しい本で、アナタは色々な最新情報をゲットできるからだ。
例えば、バーバラ・フレドリクソンの「ロサダ比」、あと、ソニア・リュボミアスキーの「50・40・10」の、「数字」については、なんと撤回されていることを知って、「数字」を信じて、自慢げに知人に話していたボクは愕然としたのだった・・・。
4位 ライアン・ニーミック「強みの育て方「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す」
いわゆる、24の強みに対する、VIA理論について特化した本。マーティン・セリグマンの本でもVIA理論はだいぶ大きな役割を果たしているだけに、この本のポジティブ心理学における、意義は大きい。
アナタは、自分の「強み」の活かしかた、マイナス面、マイナス面がでないようにするにはどうすればいいか?などのことがわかる。
この本には書いてある。
VIA調査票は、科学的で豊富なエビデンスに基づいて作られていますが、ある研究では強みを知るだけで幸せは9.5倍、使えるようになると19倍にもなるそうです。
なんと、アナタは、VIA強みテストを受けて、強みを知るだけで9.5倍、使えるようになると19倍も幸せになるんです!もうやるしかないよね!!
↓↓↓VIA強みテスト↓↓↓
いきなり英語のページが出たので、アナタは驚くかもしれないけれども、大丈夫。この登録が済んでから、Adult Surveyを選べば、もうアナタは日本語で問題と結果が見れますよ。
ただアナタが注意すべき点は、結果をメモとかに記録しておかないと、再度見るためには、お金がかかるということです。忘れずにメモを!!
5位 イローナ・ボニウェル「ポジティブ心理学が1冊でわかる本」
ボクはあえて難しい本から入って、後で入門書を読む、という変わったタイプの人間だが、アナタは、いい入門書がないかとお探しではないかと思う。
ボク的には、アナタにオススメしたい入門書はこの本です!!記述にバランスが取れていて、一番良いと思います。
イローナ・ボニウェルは、ポジティブ心理学の欧州での第一人者。ポジティブ心理学欧州ネットワーク(ENPP)を創設したほどの権威だ。
イローナ・ボニウェルは、権威だけに、怖いものがあまりないから、色々と本の中で、ところどころ物申すところがあって、結構自分の心に素直に書いてる感じ。
とはいえ、メインはやはり本や論文からの間接引用だ。
ボクは、イローナ・ボニウェル、といえば、「SPARKレジリエンス・プログラム」だよね?って思っていたので、それについての深い記述を期待していたけれど、だいぶあっさり終わらせていて、次の「実践ポジティブ心理学幸せのサイエンス」のほうが詳しかった。(そこら辺、記述にバランスが取れているともいえる。)
あと、第13章の「ポジティブ心理学を暮らしに活かすには」で紹介されているエクササイズないしワークとして、VIA理論について触れており、「5.特徴的な強みを特定する」「6.新しい方法で強みを活用する」が取り上げられており、
前者については、
このワークは、あなたを永遠に幸福にするわけではありませんが、短期的には気分を劇的に向上させてくれます
後者については、
このワークは、前項のワークをさらに一歩進めたもので、効果ははるかに長持ちします
という情報が載っていた。ボクはVIAテストを受けた直後の高揚感は今は消えているけれど、なぜなんだろう?と思っていたけれど、そういうことだったのか!!とだいぶ腑に落ちた感じがしたのであった・・・。
新しい方法で強みを活用せねば!
6位 前野隆司「実践ポジティブ心理学幸せのサイエンス」
アナタにとって、一番手軽な本。今回取り上げた中では唯一の新書なので、アナタに時間やお金がないときは、この本をオススメする。
「SPARKレジリエンス・プログラム」についての記述が結構詳しかった。まあ十分ではないものの。
批判オウム・正義オウム・負けオウム・あきらめオウム・心配オウム・謝りオウム・無関心オウム、の「心に潜む七種類の思い込みオウム」の紹介までしてあって、さっきのイローナさんの本よりも詳しかった。
あと、この「SPARKレジリエンス・プログラム」で鍛えられる4つのレジリエンス・マッスル、「I can」「I have」「I Like」「I am」も概説してあり、だいぶ参考になる。
「SPARKレジリエンス・プログラム」も、基本的には、「ABCDEモデル」というものの発展版かと推測されるので、この記述を補うためには、次の7位の本が参考になる。
↓↓↓過去の紹介記事↓↓↓
7位 マーティン・セリグマン「オプティミストはなぜ成功するか」
この本は、ポジティブ心理学が生まれる前の本なので、正確にはポジティブ心理学の本ではないはずだが、ポジティブ心理学につながる教えが書かれているので、あえて7選に入れておいた。
英語の題名は「LEARNED OPTIMISM」。邦訳はややオカシイ感じがボクにはしたのだが。
なぜなら、確かにオプティミストはなぜ成功するのかを延々と説明はするものの、結論的には、楽観主義と悲観主義を場合によって使い分けろ、みたく教えているからだ。
今まではペシミストはペシミストとして生きていくしかなかった。(中略)今では、選ぶことができる。楽観主義をを身につければ、必要なときだけそれを使うことができるのだ。
アナタが、なんで選択できるのかというと、「ABCDEモデル」という強力な、悲観主義者(ペシミスト)が楽観主義者(オプティミスト)になる方法論が、本当に詳しく説かれているからだ。(ボクの推測だけど、さっきの「SPARKレジリエンス・プログラム」は、この「ABCDEモデル」を発展させたものと推測できるから、そっちのほうのアナタの理解も深まるものと思われる。)
この「ABCDEモデル」はさっきの「Flourish」でも出てくる方法論なので、一応、ポジティブ心理学誕生前の本だけど、ポジティブ心理学本7選に入れるべきだよね?と思ったわけだ。
アナタも、この本の「ABCDEモデル」の解説があまりに詳しいので、ビックリすることだろう・・・
ちなみに、Kindle Unlimited対象作品。
選外(だけどオススメ)マーティン・セリグマン「トラウマを糧にする法DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー論文」
選外にしたのは、ちょっとあまりに今回の7選が、マーティン・セリグマン本に偏り過ぎていることが気になったのと(というか、マーティン・セリグマンは本当に最重要人物なので、挙げざるを得なかった)、この論文が、「Flourish」を元に再構成したものにすぎない、ということからだ。
実は、買うつもりがなかったのに、操作ミスで買ってしまったので、返品しようかな?と思っていたけれど、一読したら、これって、「Flourish」の要約みたいなもんじゃん、そう思うと持っておくと便利だよね?って思ったので、そのままにしておいたのだった。
アナタも、この論文を買うことで、「Flourish」をより良く理解できるとともに、心理学の論文ってこんな感じなんだ!ってわかってしまうので、面白いと本当に思うよ!!
おわりに
アナタは、この7選で挙げた本の中で、気になる本があったら読んでみてはいかが?(もちろんアナタが7冊全部読むことを強くオススメするが。)
サイエンスとして幸せを考える学問なので、学ぶだけで、アナタは本当に幸せになる方法がわかってしまう!実際ボクも、今とても幸せだ。
アナタが手っ取り早くやれることは、気になる本の、Amazonの紹介ページに飛ぶことだ。