天皇制は廃止してもいい??→小林よしのり「よしりん辻説法1」の回答
天皇制は廃止してもいい??→小林よしのり「よしりん辻説法1」の回答
実は、ボクは、もしかしたら、天皇制は廃止したほうがいいんじゃないか??とか思っていたんだ。
だから、天皇制は廃止して、大統領制みたくするほうがいいかもしれないとも思ってた。
でも迷いもあり、その答えが、読めばわかるのではないかと、よしりんの天皇論の本を買い集めた。
でも、買い集める必要も、読む必要もなく、「よしりん辻説法1」で答えは書かれていたのだ。
すなわち、「よしりん辻説法1」に天皇制についての記述があった。それを読むだけで、やはり、天皇制は必要だと、考え方を改めた。
つまり、天皇が基本的人権のほとんどを奪われていることと、だから天皇制廃止論もあることと、日本は歴史的背景もあって権威・権力分立制である、ということだ。
権威・権力分立制がなぜいいかというと、
なるほど。
大統領制もそういう弱点があるんだなー。国の象徴っていうのは大事なのに、それがゆらいでしまうのは問題だよね。
あと、独裁者の問題もある。
つまり、
権威・権力分立制だと、独裁者も生まれないという利点がある。
まとめると、
大統領制にしてしまうと、象徴というものがゆらぐ。そして、権威と権力を分ければ、独裁者が生まれない、ということだ。
だから、
天皇制・立憲君主制は、だいぶ、理にかなった制度だと言えるのではないだろうか。
ただ、
大学で、憲法の授業で、象徴天皇制について学んだとき、なんか微妙な違和感があったのも事実だ。
実は、小林よしのり「愛子天皇論」にこういう記述がある。
宮沢先生といえば、憲法学では、もう、本当に、本当に、ものすごい大先生だ。(当然もう亡くなってるけど・・・)
GHQも象徴天皇制をイギリス的にとらえていたらしいのに、あの、本当に、本当に、ものすごい大先生がそんなことを言ってしまっていたのか・・・?!。
大学という世界は学閥の世界。権威のある先生に歯向かったら、追放されるかもしれない世界だ。
宮沢先生が言っていて、主流になった考え方なら、それをそのまま、学生に教えるしかない。
(追記:盲判云々はそのまま教えなくても、その思想を教えるってことね。)
余談になるが、ここだけははっきり覚えているのが、
そのとき東大で講義を担当した先生のテキストには、女性天皇を認めないロジックが書かれていた。
なぜ、覚えているのかといえば、その先生のテキストを元に、小論文を書いてみたことがあったからだ。だから、それだけははっきりと覚えているのだ。
でも、
なんか、悶々とした気分がしたのも覚えている
だから、10年以上も経ってから、「愛子天皇論」なんて名前の本に、心惹かれて、ゲットしてしまったのかもしれない。
なんか、話がそれてしまった。元に戻そう。
まあ、これだけの記述だけでは、天皇制に納得しない人もいるかもしれない。だから、本を買って、前後の文章もあわせ読んでほしいものである。
あまり、引用を長くしすぎると、著作権の問題に引っ掛かるおそれがあるので、あまり、長く引用しなかったからだ。
あと、
あれだけ天皇制について考えて、それについての著作を数多く出版してきた、よしりんの書くことだから、説得力があったというのもあるな。
ふつうは、こんな短い文章だけでは、説得されないものだ。
アナタは、納得しただろうか?納得しなかったとしたら、ボクの引用のしかた、書き方などが悪かったということもあるだろう。それは、ボクの力不足という面もあるかもしれないが・・・。
それにしても、
よしりんのたくさんの著作をこれから読んでいくにあたって、よしりんの立場がわかりやすく、エッセンスだけ書いてあったのは、とてもよかった。
やはり、木を見て森を見ずになったら、やだもんなー(笑)
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