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組織開発に活かす認知行動療法

「働くココロを前向きに。会社のパフォーマンスを上向きに。」Boost Healthにてカスタマーサクセスを担当している石田と申します。

近年、多くの企業が注目している「心理的安全性」や「ウェルビーイング」の向上。弊社Boost Healthでは、その実現に向けてBOOSTというサービスを提供しています。
BOOSTは、認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioral Therapy)を取り入れた、メンタルヘルスの未然予防を目的としたAI×コーチングのプログラムです。
本記事では、認知行動療法を組織開発にどう応用できるのか、なぜ必要なのか?基礎知識から導入結果まで解説していきます。


1. 認知行動療法とは?

認知行動療法は、個人の「認知(考え方)」と「行動」に焦点を当てる心理療法です。
基本的な考え方として、
- 認知(考え方):人は同じ状況に置かれても、その状況をどう解釈するかで感じ方が変わります。
行動:その解釈に基づいて行動が変わり、結果として状況そのものや周囲の反応も変わります。

例えば、部下が報告書を提出しない場合、

  • 「あの部下はやる気がない」と考えると、不信感から厳しく接する行動につながる。

  • 「忙しくて時間がなかったのかも」と考えると、サポートを提案する行動につながる。

このように、認知を見直すことで行動を改善し、結果的に状況や人間関係を良い方向に導けるのが認知行動療法の特徴です。


2. なぜ企業にとって認知行動療法が重要なのか?

職場では、日々の業務や人間関係において多くのストレスや誤解が生じています。そして、これらが放置されると、社員のモチベーション低下やパフォーマンスが低下し、結果として社員の休職・退職に繋がってしまうことも少なくありません。

企業・組織が認知行動療法を活用していくことで、

  • 社員がネガティブな思考パターンを自覚し、柔軟な考え方を身につける。

  • 上司と部下、同僚間のコミュニケーションが改善する。

  • ストレス耐性が向上し、離職率の低下や生産性向上が期待できる。

組織開発の視点から見ると、認知行動療法は「自己理解」と「他者理解」を深める鍵」となります。

また、認知・考え方には、人それぞれの癖があります。BOOSTは社員1人1人に専属のコーチが伴走することで、それぞれに合わせたアプローチで認知のクセを減らし、柔軟な考えを身につけ、ストレス対処力(レジリエンス)の向上に繋げます。

例えば、責任感が強く仕事をしっかりと進めてくれる優秀な社員Aさん。そんなAさんも、時より自責思考のくせが強く出過ぎてしまい、自分を責め続け、自己嫌悪、罪悪感を感じるとともに、自分で仕事を完遂しなければと思いこみ、上司や周囲に助けを求められない状態になっていました。
貴社にもこのような組織に貢献してくれる、重要な社員の方は思い当たるのではないでしょうか?
社員Aさんも、BOOSTプログラムに参加した後は、自責思考が強く出過ぎる前に、課題ごとに自分で解決できる・できない範囲を分けて考えることによって、周囲のサポートをうまく活用しながら、本来のパフォーマンスを発揮できるようになりました。

社員1人1人を大切にしたい、万が一不調が発生しそうであればそうになる前にケアをしたい、という経営層・人事部の皆様の声をよくお伺いします。

BOOSTは、そのような皆様のお悩み課題を解決するために生まれました。

  • 社員1人1人の心の健康状態を可視化して状況を把握する

  • 社員自身がストレスやプレッシャーに上手く対処する力を伸ばし、本来のパフォーマンスを発揮する

  • 社員の心の健康を通じて、企業の目標数値の改善・持続的な成長に繋げる

数千、数万、数十万人と社員の皆様がいらっしゃる組織において、
人事部のみなさまの限られた時間の中でも、全社員をしっかりと把握し、組織全体の生産性をより向上させるするためにも、BOOSTがこれらのご支援させていただきたいと思っております。


3. 実践方法:BOOST伴走プログラム

BOOSTは、認知行動療法を元にしたコーチングとAIツールを掛け合わせることにより、社員自己主導のストレス対処に対する「行動変容」を伴走します。

(1) 月に1回のオンラインコーチング
BOOSTの専属コーチが従業員1人1人に対して伴走することで社員をエンゲージします。

  • コーチプロフィール例:(大半が企業勤務経験あり)

    • 公認心理士・臨床心理士

    • 心理カウンセラー

    • キャリアカウンセラー・コーチ

  • 内容例

    • ネガティブ思考を前向きに切り替える「リフレーミング」

    • 感情に振り回されないための「マインドフルネス」

    • 問題解決に向けた「行動プランニング」

(2) AIツールの活用
認知行動療法を日常業務で活かすために、ツールを使って具体的な解決方法を整理することができます。

  • セルフチェック:今の自分の状況や起こった出来事、考え方の癖を可視化

  • AIによるフィードバック:入力内容やコーチング結果から今自身に必要なアクションの整理を習慣化


4. BOOST導入による成功事例

これらの具体的な数字での変化は、BOOSTが「個人のマインドセット」を変えるだけでなく、心理学としてメンタルヘルスケアの枠を超え、組織開発や人材育成においても効果を発揮することを意味しています。

「社員一人ひとりが前向きな思考と行動を取れるようになれば、組織全体が強くなる。」

BOOSTが伴走することにより、貴社の職場環境がより良いものへと変わる第一歩を踏み出せます。

今後このnoteでは、BOOSTをどのような企業に導入いただいて、結果としてどのような効果があったのかなど、より詳しい情報をお伝えしていきます。
ぜひフォローをよろしくお願いいたします。


興味をお持ちいただいた皆様へ

貴社の成長と社員の幸福度向上をサポートするために、今こそBOOSTを導入してみませんか?まずは以下よりお問い合わせください。
✉️お問い合わせ先:info@boosthealth.jp (担当:石田)
 ※note記事を見た、導入検討しているなどメッセージを記載ください。

BOOSTプログラムのより詳しい内容については、弊社代表芳賀とCHRO田中の以下の対談動画にてお話ししています。ぜひ合わせてご覧ください。


プロフィール

石田麻美 Boost Health株式会社 VP of Operations & CS
サイバーエージェントグループ内の複数事業にて法人向けカスタマーサクセス、toCサービス新規事業立ち上げ、オペレーション改善、人事として9年間従事。2023年にBoost HealthへVP of operation &CSとして入社し、これまでの業務経験を元にコーチとしての伴走支援、サービス改善を担当。
心理カウンセラー、メンタルトレーナー資格。

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