イチ書店員が「頻繁な値上げ」に思うこと
「うまい棒」が、1本12円から15円へ値上げしたようです。
個人的には気になりません。ただ主な購買層であろう子どもからしたら、けっこう大きいかもしれない。少し前までは10円だったから、50円玉で5本買えたわけです。いまは3本。
そういった点を考慮し、最小限度の上げ幅に留めたのかなと感じました。詳しい事情はわかりませんが、経営者にとって苦渋の決断だったはず。
最低賃金を上げろと国が決めるのはいい。でも売り上げが変わらず、原材料費等が高騰している現状でそれを単体でやると、こういうところへ皺寄せが行ってしまう。
何度か言及していますが、れいわ新選組の政策にある「全国一律の最低賃金1500円を導入」「補助金や社会保険料の事業主負担分の減免などで、賃上げ分を事実上補填する」を実現できないかなと思いました。
ちなみに本もまあまあ値上げしています。
前にも書いた気がしますが、雑誌の定期購読をしている常連さんに「そんなにするの?」と驚かれたことがありました。申し訳ないです。
あと地味に厄介なのは、値札をお店でひとつひとつ付けるタイプの文房具や雑貨類。値上げをされるとすべて張り替えないといけない。一度や二度ではなく、数も膨大です。人手不足で追いつかない。
いつだったかレジ時間でカウンターへ向かうと、男性のお客さんが「だまし討ちだ!」と騒ぎ、店長が謝っていました。値札と実際の価格に開きがあったことが原因でした。
もちろん我々の落ち度です。申し訳ございません。レジを打った者の説明も足りなかったかもしれない。売り場に件の事情を伝えるPOPを掲示していたとはいえ。
世情ゆえに強いられる頻繁な値上げは、買う方だけではなく売る方にとってもしばしば大きな負担になる。職場を離れればイチ消費者なので忘れないようにしたいです。
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