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あとりえぽえとりあ
2021年3月31日 12:53
去年から、COVIT-19が人々にマスクを強要する世界になりました。どんな写真にもマスク姿で映ったり、物心ついた時からマスク必須の世界で育った子供たちは、何を感じながら大人になるのでしょう。マスクしている顔しか知らない人が、マスクを外した時みた顔に、意外な驚きがあったりしませんか?あっ、こんな顔だったんだ!って。目は口ほどにものを言うけど、やっぱり人の印象って顔全体の表情からも
2020年8月2日 12:30
サンジェルベ・エ・サンプロテ教会の扉を押すと、いきなり大きなイビキが聞こえた。祭壇の真正面。椅子を5つならべて、髭面に汚れた服の男が横になって寝ていた。傍らには大きなリュックがひとつ。くたびれた靴のまま。宿代を浮かすためのバックパッカー?ホームレス?どちらでも、どちらでもなくても、寛大な神は許したもう。サントゥスタッシュ教会に入る。周歩廊を一周しているとき
2020年2月27日 12:56
私はずっとペーパードライバーだった。しかし、車でしか移動手段が無い場所へ、定期的に行く必要が発生したので、数年前から運転を再開した。田舎では、自転車に乗るお年寄りが多い。たまに「それって、バランスとるの超難しくないの?」って突っ込みたくなる速度で、ゆらゆら動いていたりする。そんな自転車の脇を通過するとき、超低速自転車がバランス崩したら大変。だから、私は、運転中にお年寄り自転車を
2019年6月28日 21:45
私は今、木で彫刻を創っています。 長さ約1メートル、直径約40センチくらいの丸太から、ある像を彫り出しているのです。年輪から推測すると50~60年くらいは生きてきたかもしれないケヤキです。堅く鑿を弾くこのケヤキと向き合いながら、私は「旅をする木」のお話を思い出しました。 アラスカに暮らし活動中、カムチャッカでクマに襲われて亡くなった星野道夫さんが、ご自身の本のなかで「旅をする木」について
2020年3月7日 22:33
子どもの頃、本を読む面白さにハマったきっかけはSFだった。特に時間旅行をする物語。たぶん、自分の現在が悲しかったから、未来へ行ったり過去へ行ったりすることに憧れたんだと思う。逃避という意味で。それからは本屋さんが逃避場所になった。たくさんある本をひとつひとつ眺めて、欲しい本を探して見ていた。見るだけ。買わない。子供だったから。それから漫画。漫画にもハマり
2019年7月20日 13:12
なんでだろう。幼稚園のとき椅子取りゲームがあった。私は椅子取りゲームが嫌いだった。椅子が1つ足りないから必ずひとりあぶれてしまう。自分があぶれても、誰かがあぶれても、ひとりあぶれてしまうことが嫌だった。だから、参加しないで眺めていたら先生に怒られた。先生は家にまでやってきて両親に文句を言った。 なんでだろう。小学1年生のとき授業で発言したあと、その人が次の発言者を指名するーという