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読書について

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読書の記録や本にまつわる話
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『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』

『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』

この前読んでいた『スケールフリー・ネットワーク』に続いて尾原和啓さんの本です。
以前、電子版をお試しで一部読んだことがあったのですが、図書館で借りて頭から読んでいます。

プロセスエコノミーとは?
一言で表すと「人もモノも埋もれる時代の新しい稼ぎ方が、プロセス自体を売る『プロセスエコノミー』」(p.4)とあります。

まだ読了前ですが気になる箇所をピックアップ。

「乾けない世代」について尾原氏は

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『スケールフリーネットワークものづくり日本だからできるDX』

『スケールフリーネットワークものづくり日本だからできるDX』

読んでいる本です。
きっかけは尾原和啓さんとけんすうさんのポッドキャストを聴いたから。

けんすうさんはXやインタビュー記事を読んだりして、なんとなく人となりを知っていたのですが、尾原さんはほぼ予備知識がなくて著書を読んでみたいなと思いました。

でもいざ読んでみたいと検索していたら『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』は以前少し読んだことありました。

わたしがが読んだところは、ものを

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『17歳のための世界と日本の見方』松岡正剛

『17歳のための世界と日本の見方』松岡正剛

読んでいる本。
前にも読んだけれど途中まででそのままになっていて、久しぶりに再読です。
副題に「セイゴオ先生の人間文化講義」とある通り、松岡正剛さんが大学生に向けた講義を元にした本なので読みやすいです。

それでも1冊の情報はかなりの濃さなので、毎日数ページずつ読んでいます。
いまはキリスト教についての章を読んでいますが、宗教って本当に歴史も思想も層のように重なり合ってこんがらがって、ややこしい。

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末っ子の国語読解2選(虚偽を添えて)

末っ子の国語読解2選(虚偽を添えて)

昨日のnoteでオニオングラタンスープについて書きました。
自分でも書きたいことを上手くまとめられたな、と気に入って「こんなの書いたよ」と末っ子に読ませたのですが。

怒られました!

実は末っ子がオニグラスープを飲みたがった理由を「テレビで見て」と書いていたのですが、全然違ってた(笑)。

本当は、末っ子(中3)が国語で読んだとてもいい話がきっかけだったのです。しかもその話をわたしに熱弁したのに

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いい連休を過ごすために

いい連休を過ごすために

年末年始、仕事が忙しくヘトヘトです。
判断も作業も遅いので、全然終わらない。
でも残業はいろいろ障りがあるので、今日はここまで!と切り上げて帰ってしまいました。

こういう休みの入り方をすると、性格的に引きずってクヨクヨ考えてしまうけど、せっかく連休なので楽しく過ごしたいです。

前向きに過ごすために、連休中はアマプラを観ようと決めています。
本音を言えば、DIC川村記念美術館と生活のたのしみ展に

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『大学・中庸』矢羽野隆男

『大学・中庸』矢羽野隆男

たまに古典が読みたくなります。
図書館をブラブラして選んだのが中国の古典『大学・中庸』です。

名前は歴史で習ったけど、何教のどんな教えなのか?とか全然わかっていません。
「ビギナーズ・クラッシックス」と本に書いてある通り、わたしのような不案内な人向けに本文の前に解説がありました。

儒教では道徳が政治と強く結びついているようです。
「道徳」って学校で軽んじられている教科の筆頭みたいな印象ですが(

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『さばの缶づめ、宇宙へいく』小坂康之 / 林公代

『さばの缶づめ、宇宙へいく』小坂康之 / 林公代

あるポッドキャストを聴いたことがきっかけで、この本を知りました。現役の国語の先生のポッドキャストです。

さば缶と宇宙、という話に何となく見覚えがありました。多分テレビのニュースで見たのかな?
でも、どうして国語の先生がさば缶や宇宙に興味を持つのか?
それはこのさば缶のプロジェクトに「探究学習」が深く関わっているからです。

我が家の子供たちからも時々聞く「探究の時間」。学校ごとに特色がありそうで

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『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

AmazonAudibleのお試し期間中なのですが、初めて「本を耳で聴く」体験をしてみました。
記念すべき第一作目は『成瀬は天下を取りにいく』です。まだ読んでなかったので、ちょうどいいと聴いてみることにしました。
結論から言って、すごく楽しい体験でした。むかし「ラジオドラマ」ってあったけど(今もあるのかな?)元の小説が会話が多い話なので、声で聞いていても違和感なくストーリーに没入できました。
ナレ

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『日本語の作文技術』本多勝一

『日本語の作文技術』本多勝一

いま読んでいる本(のうちの1冊)です。
何か別の本だったか、それともポッドキャストだったか…どこかで、文章の書き方と言えばこの本がいいという話を聞いて読んでみようと思いました。

40代後半なのに、この年になっても自分の文章にあまり自信がありません。
noteはまだ「創作」と割り切っているからいいのですが、仕事のメールや報告書の類は、とにかく「わかってもらう」ことが大切なので、どうやったら一読した

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気になる二人

気になる二人

三宅香帆さん。安達茉莉子さん。どちらも執筆活動を始め、いろんな発信をしている印象です。

最近気になるお二人の対談を読んで、好きな箇所を選んでみました。

何かに打ち込むことと、細く長く続けることは対立しないと思っています。

それに自分の興味のおもむくままに多種多様なことに関わってみるのも、別に移り気なわけじゃなく、まさに自分という土壌を豊かに耕している感覚。
あれこれ好きでやっていたことが、だ

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『宇宙ベンチャーの時代』小松伸多佳 後藤大亮

『宇宙ベンチャーの時代』小松伸多佳 後藤大亮

今読んでいる本。何冊か並行して読んでいますが、この本はわりと読みやすくてまあまあ進んでいます。いま半分くらいかな?

確か「ものづくりnoラジオ」でしぶちょーさんが紹介してくれた本だったと記憶しています。色々理由があって手に取った本ですが、一番はもしかして「アストロニーア」の影響かも。子供がやってるゲームです。
以前「オデッセイ」という映画のことなど宇宙について書いたnoteでも触れたゲームです。

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『僕の叔父さん 網野善彦』中沢新一

『僕の叔父さん 網野善彦』中沢新一

いま読んでいる本です。
網野善彦さん、わたしは大学時代に名前をよく聞きました。有名な歴史学者です。でも恥ずかしながら、著作をちゃんと読んだことがないのです。
偉大な歴史学者と聞いただけで、著書は難しそうだなぁと食わず嫌いで敬遠してしまっていました。

先日、図書館でこの本をたまたま見かけて、最初の数ページをパラパラと見てみました。実の甥御さんである中沢新一さんの語り口がソフトで、本人が直接書いてい

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いま読んでいる本たち

いま読んでいる本たち

4冊図書館で借りてきて、並行して読んでいます。
こんな感じです。

前にも読んだことがあるのですが、だいぶ内容を忘れてしまったので改めて読みたいです。

確かポッドキャスト「ものづくりnoラジオ」で紹介していた本です。

ずっと前に予約していた本。有名どころ。

「前橋ブックフェス」に行く代わりに借りた、ほぼ日糸井さんの『インターネット的』は、読みやすくてもう読み終わりました。

今日はこの辺で。

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『じぶん時間を生きる』佐宗邦威

『じぶん時間を生きる』佐宗邦威

図書館で予約して、だいぶ待ってようやく順番が来ました。
コロナを機に(ほかにも色々重なって)東京から軽井沢へ移住した佐宗さんが、内的要因による変化(本では「トランジション」と呼んでいます)を語った本です。
まだ途中ですが、面白いなと感じた箇所を。

この感覚は、自分でも感じたことがあります。
自分ではうまく言葉にできなかったけれど、本に明文化されていてスッキリしました。
たぶん、自分がうまく言語化

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