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窓辺から外の家族を見守るシャバーニ🦍
北西海岸インディアンの「ハマツァ」と折口信夫の花祭、そしてふゆめ。
暦の上では立春もすぎ雨水も目前である。二月に入ってしばらく凪のような日々が続いていたが、落雷のあと雨風にやられ、その後霰や雪に突入、裏日本名物の荒天となった。
低気圧で鈍った頭でぼんやりしていると、すこし前のnoteで塞の神に触れつつ、「たまふゆ」についてちょっとだけ書いたことを思い出す。そうだ、これは折口信夫のタマ論から生まれた発想なのであった。
「カイエ・ソバージュ」中沢新一(講談社)によると
イヨボヤとは「魚のなかの魚」の意
鮭の遡上を見に北越へ。
この辺りでは鮭を「イヨボヤ」という。イヨは魚(ウオ)の古い発音で、ホヤもまた広く魚介をあらわす。ホヤの語源については今ひとつ分からないのだが、寄生木(やどりぎ)の古名だった「ホヤ」が寄生する原索動物としてのホヤを指すようになったといわれている。して、なぜ魚介全般に?
またアブラハヤやタカハヤなどの「ハヤ」と語源は異なるのだろうか。
私の勝手な解釈では、ボヤは「坊や」みたい
石つぶてを割って作った槌(つち)
河原でちょうどいい大きさの石つぶてを握ると、どうしても石を割ってみたくなる。手になじむ感覚と、その強度、帰ってくる振動を肩に感じたくてぎゅっと握り、勢いよく振り下ろす。幼少の時分、叩きつけた石の破片が飛び散り、よくつるんでいた友達に鼻血を負わせてしまったこともあった。欠けた破片は鋭利で、勢いがつけば肉を切り裂いてしまうとその時に学んだ。
人が残した最も古い痕跡のうち、そのバリエーションや量で