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シリーズ「雨の日の美術館」(完結版)全編、第16話含 👈 NEW

「雨の日の美術館」 第16話、エピローグ 👈 NEW

シリーズ「雨の日の美術館」(完結版)、
雨の日の美術館(総集編3)👈 NEW 第16話含

目次

雨の日の美術館(総集編3)

第13話

 ●2017年11月17日(金)、尾崎と美香のお泊り
 ●2017年11月18日(土)、北千住の分銅屋

第14話

 ●2017年11月24日(金)、中国駐日本大使馆
 ●2017年11月25日(土)、優子と智子の拉致未遂
 ●2017年11月25日(土)、尾崎と美香の拉致
 ●2017年11月25日(土)、ミノルの部屋

第15話

 ●2022年3月16日(水)、金少尉、尾崎、美香
(『アニータ少尉のオキナワ作戦』石垣島侵攻開始当日朝)
 ●金少尉の居室、解放軍海軍旗艦龍虎山(Longhushan)艦上
 ●石垣島貨物ターミナル、臨時駐屯地、石垣島侵攻日当日

第16話

 ●石垣島貨物ターミナル、臨時駐屯地、石垣島侵攻日当日
 ●2022年8月のある日、尾崎と優子

まえがき

 シリーズ「雨の日の美術館」(完結版)は、尾崎紀世彦と比嘉(ひが)美香の出会いと恋愛がテーマの「雨の日の美術館」(全12話)と、遠藤実と遠藤早紀江の出会いと恋愛がテーマの「雨の日の拾い者」(全16話)の二部構成になっています。このふたつは、ストーリーの日付が重複しているので、意図的に二部に分けました。

 それが、雨の日の美術館 第13、14、15、16話でタイムラインが結びついて、3話をまとめた「雨の日の美術館(総集編3)」に続きます。

 第15話では、2017年世界から、5年後の2022年3月16日(水)、石垣島侵攻開始当日朝/与那国島侵攻2日後の世界に移ります。この話で、シリーズアニータ少尉のオキナワ作戦」/「フランク・ロイド」のシリーズ [pixiv]に結びつきます。

 第16話はそれぞれの人物たちのエピローグ。

 各話を書きつつ、修正してきましたので、以前書いた各話はシリーズ「雨の日の美術館」(旧版)といたしました。旧版の内容の誤りを完結版で修正してあります。

シリーズ「雨の日の美術館」(完結版)全編

シリーズ「雨の日の美術館」(旧版)

あらすじ

 尾崎は、遠藤実と共に防衛装備庁航空装備研究所に勤務しているが、彼と遠藤実の研究課題はレールガンの大容量キャパシターを使った蓄電技術、砲身・コイルの素材開発、標的への標準管制技術などを協力会社と共に開発中だった。尾崎はこの分野の中心人物として、チームを指揮していた。

 中国も同じく艦船積載用のレールガンを開発してたが、開発は難航していた。国産の機器・素材に問題があるのだ。しかし、先端技術製品である機器・素材は日米欧州からおいそれと輸入できるものではない。彼らお得意の産業スパイを使った技術の模倣にも限界がある。(参考:#2 雨の日の美術館(総集編1) | シリーズ「雨の日の美術館」(完結版) - フランク・ロイドの小説シ - pixiv

 レールガンの基本技術は、中国3隻目の空母「福建」の電磁カタパルトにも応用できるが、彼らの電磁カタパルトもレールガンと同様開発が難航していた。米国の最新の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」に搭載しテスト中だが、米国でさえ諸問題を抱えていた。

 そこで、中国は、手っ取り早く、防備の固い米国ではなく、簡単に人間を拉致できる日本に目を付けた。それが尾崎と遠藤だった。彼らは、まず、尾崎の知り合いの三國優子に目をつけ、彼女が勤務先の東京駅から彼女のアパートのある大井町まで尾行した。その時点では、彼らは尾崎のガールフレンドの比嘉美香の存在を察知していなかったようだ。

 この尾行にきづいたのが、尾崎を警備・監視していた公安の富田。尾行していた人間が迂闊にも中国大使館に入ったのだ。富田は自衛隊の諜報部門の紺野三等空佐に連絡した。富田と紺野は、尾崎と尾崎の周辺人物への監視を強化した。

 その後、遠藤実の婚約者の早紀江が、北千住の分銅屋からの帰り道で暴漢に襲撃され拉致されそうになった。連絡を受けて急行した紺野。紺野は、尾崎、比嘉、三國優子、遠藤実、早紀江の警護を強化した。しかし、民主国家である日本は、中国の公安警察のような強制的な行動はできない。自衛隊も民事には介入できない。紺野と富田は、数少ない公安警察と標的となっている人物の近隣の警察所轄の人員を組織した。

 現在、中国大使館国防武官兼海軍・空軍武官の女性の楊欣怡(ヤン・シンイー)海軍少校(少佐)が赴任していた。

 港区元麻布3丁目の中華人民共和国駐日本大使館で、楊少校は、防衛省航空装備研究所の尾崎技官と恋人の比嘉(ひが)美香の拉致の計画をたてた。まず、遠藤の婚約者の早紀江の拉致を目論んで失敗した。しかし、彼らは、三國優子と小林智子の拉致を陽動として、尾崎と比嘉を拉致する計画をたてていた。

登場人物

 尾崎紀世彦:防衛省防衛装備庁航空装備研究所上級技師、ミノルの上司
 比嘉美香 :尾崎の恋人。石垣島出身の建築設計事務所勤務

 遠藤実  :尾崎の部下。防衛省防衛装備庁航空装備研究所技師
 遠藤早紀江:遠藤実の婚約者、高校3年生

 時任純子 :氷川神社の娘、長女
 時任直子 :氷川神社の娘、次女

 吉川公美子:小料理屋分銅屋の女将さん
 後藤順子 :高校3年生で傷害事件で中退、分銅屋のアルバイト
 節子   :高校2年生、分銅屋のアルバイト
 田中美久 :北千住の不動産屋の娘、元ヤン。大学1年生

●中華人民共和国、人民解放軍
 楊欣怡少校:ヤン・シンイー、人民解放軍海軍所属、在日中国大使館武官
 金容洙少尉:キム・ヨンス、人民解放軍海軍所属、日露のスパイ
●中華民国
 蔡英文    :中華民国総統
 陳寶餘陸軍大将:中華民国国防部参謀本部参謀総長
●東ロシア共和国
 エレーナ   :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少佐
 アデルマン  :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍大尉
 アナスタシア :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少尉
 アニータ   :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少尉
 スヴェトラーナ:東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少尉
 土屋と本間  :佐渡ヶ島島民、アニータとスヴェトラーナの夫
 ソーニャ   :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍准尉、
         コリアン族(朝鮮族)のロシア人、
         広瀬二尉の婚約者
 カテリーナ  :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍伍長
●自衛隊南西諸島守備統合部隊
 紺野美千留  :航空自衛隊二等空佐。自衛隊情報保全隊調査第2部、
         内閣情報調査室出向、統合部隊指揮官
 富田     :公安警察、沖縄県の親中国反日本活動の調査担当、
         紺野とチームを組む
 南禅久美子  :航空自衛隊二等空佐、防衛省防衛装備庁航空装備研究所
         所属、尾崎・遠藤の同僚
 羽生健太   :航空自衛隊二等空佐、防衛省防衛装備庁航空装備研究所
         所属、尾崎・遠藤の同僚
 鈴木三佐   :航空自衛隊二等空佐、エレーナ少佐の婚約者
 卜井、藤田、佐々木:佐渡ヶ島作戦からのマスコミクルー
●自衛隊、先島諸島防衛水陸機動団
 広瀬二尉   :東ロシア輸送船団に同乗する陸自水陸機動団の指揮官、
         ソーニャ准尉の婚約者
 畠山三佐   :鈴木の同期、水陸機動団指揮官、広瀬二尉の上司


「雨の日の美術館」/「雨の日の拾い者」目次

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