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音楽レビュー

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幕間)この曲が忘れられない選手権・2020年上半期

幕間)この曲が忘れられない選手権・2020年上半期

早いもので今年も上半期が終わってしまいました。本当に今年は年明けからたくさんの素晴らしい曲がリリースされていて大豊作な上半期だったと記憶しています。

という訳で(?)2020年ベストEP、アルバムを選定しているのですが、個人的にこれは忘れたくないなあ、という耳に残った曲をピックアップしてみようと思います。本当はベスト10のようにしたかったのですが、どうしても上手く選択ができず30曲になりました・

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★予選大会・2020年ほぼ上半期のベストアルバム、ベストEP(その1)

★予選大会・2020年ほぼ上半期のベストアルバム、ベストEP(その1)

今年も気がつけば5月、というよりも、5月もそろそろ終わろうとしていますね・・毎月のように傑作ばかり出てくる2020年、個人的にはお財布がどうかなってしまいそうですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

「今月もいい音源ばかり出てくるなあ・・」が無限に更新されていく中で、このままぼんやりと過ごしていては本当に「今年って何が出ていたっけ?」とすっとぼけてしまいそうなので、ざっくりと1〜5月リリースのア

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ダンスで軽やかに誘われる、孤独な夜の浮遊感

ダンスで軽やかに誘われる、孤独な夜の浮遊感

Twitterのハッシュタグに「#30DaySongChallenge」というものがあり、その名の通り1日ずつお題に沿った曲を選んで投稿する、というものなのですが、楽しそうなので参加してみました。

ただ私は基本的にダンスミュージックが大好きで(四つ打ちの曲だったら大体好きというガバガバ判定)、そのせいで6日目のお題「踊りたくなる曲(A song that makes you want to da

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★1月リリースのアルバム・EPの個人的ベスト18

★1月リリースのアルバム・EPの個人的ベスト18

何回も言ってる気がするのですけれど、2020年は開幕から怒涛のリリースラッシュで情報収集で精一杯・・!という状態が続いています。このままいくと年末に「今年は何を聴いていたんだ・・?」とすっとぼけてしまいそうなので、自分自身の健忘録もかねて、1月に発売されたアルバム・EPを18枚選んでみました。

シングルは除外しますが、シングルも本当に豊作だったと思います・・!1月に聴いていた音楽で主によかったシ

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ユーフォリアがつなぐサリー・シナモンのバトン(Mall Grab「Sunflower」EPレビュー)

ユーフォリアがつなぐサリー・シナモンのバトン(Mall Grab「Sunflower」EPレビュー)

ロウ・ハウスというシーンにおける重要人物として語られるJordon AlexanderことMall Grabーオーストラリア出身でロンドンを拠点にする1994年生まれ、若干20代にして世界的に活躍するDJ/プロデューサーであるという以外の情報はほとんどヒットしないが、彼自身について説明するのにこれ以上の言葉は不要かもしれない。

ロウ・ハウスの文脈で語られることの多いMall Grabではあるもの

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2月に出会った音楽、そのメモと小噺など

2月に出会った音楽、そのメモと小噺など

早いもので2020年も始まって3ヶ月目に突入しましたが、思い返せば年明け中国経済から始まり、2月から本格的にコロナウイルスによる影響が日本、ひいては世界に広がっていくターニングポイント的な、激動の月間となっていたような気がします。

3月になった今、日本のみならず全世界でイベントの自粛、クラブやライブハウスの営業停止など起きていて、アーティストもビザが降りなかったり、SXSWは中止、コーチェラは延

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好みを判別・・できるのだろうか?(好きなバンド、好きなDJ、好きなジャンルについて)

好みを判別・・できるのだろうか?(好きなバンド、好きなDJ、好きなジャンルについて)

Twitterのハッシュタグで「好きなバンド10組晒すと好みが分かる」というものがあって、本当だろうか?と半信半疑で私も考えてみました。(今回の記事はそういった軽いノリで書いてみています。皆様のお好きなものと合致する箇所はありますでしょうか?)

私がnoteでの活動を本格的に始めたのは2019年10月で、2020年3月の現在までにだいたい5ヶ月経過しているのですが、自己紹介も兼ねて好きな音楽、好

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シミュラークル、東京、余白(踊ってばかりの国「東京」レビュー)

シミュラークル、東京、余白(踊ってばかりの国「東京」レビュー)

アーティストの心の叫びはきっと変わらない。どんな言葉を使っても、どんなに壊れても。

そんな普遍性としての自分自身として、下津光史が己を取り戻すまでに、あるいは、彼自身のクリエイティビティに帰依するまでに、彼自身は、きっと自分自身と向き合う必要があったのだろう・・と、今では思えるが、

「気持ちよくなれるならゴミでも食える」と謳っていた彼らがよもや東京をフックにポリティカルに振れるとは思ってもいな

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没入、余白、精神性(Aril Brikha 『Dance Of A Trillion Stars』 レビュー)

このところメインストリームでアンビエント的母体を持ったフォークロアや、ワールド的アプローチのアンビエント、ノイズなんかをちらほら目にします。

一つはサブクスリプションという低コストの楽曲配信の影響でかなり世界的なインディーズを掘りやすくなっているという点もあるのでしょうけれど、ヨーロッパにおけるフィドルや、アジアのガムランやシタールといった楽器が現代的アプローチで再構築されている様子を見ると個人

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1月に出会った音楽、そのメモと小噺など

1月に出会った音楽、そのメモと小噺など

怒涛のリリースラッシュだった1月が終わり、何とか乗り越えたものの、金銭的HPがかなり削られました・・が、幸福度は上がったのでよしとします。11月からゆるーく続けていた月間聴いていた音楽のシリーズ、今回は趣向を変えて9選にしてみました。

気が付けば1月があっという間に終わってしまったんですが、色々と別のことをしていて、本当に一瞬で終わりました・・。

★1月出会ったアーティストの中で良かったなあと

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もう少しだけ2019年を引きずってみる(個人的に出会ってよかった作品54)

もう少しだけ2019年を引きずってみる(個人的に出会ってよかった作品54)

普段はどちらかというとアンビエントかノイズかアラビア・トルコ音楽を聴いている私ですが、いわゆる「テン年代」の終わりとしての2019年は、再結成やら数年ぶりのリリースやらで色々とあって、自分の好きなアーティストの復活に心踊らせているうちにあっという間に過ぎてしまいました。

・・というわけで(?)、実は個人的ベスト作品25というものはすでに記事化しているものの、それではあまりにも取りこぼしてしまった

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何だか聴いたことがあるようで新しいもの、としてのアルチュセール的理解(Easy Life『Junk Food』レビュー)

メロウなキーボードのメロディに打ち込みやサンプリングされたパーカッション、そこにギターやベース、ドラムといったオーセンティックなバンド構成を合わせつつ、サックスやトラペットなどの管楽器が時折姿を見せ、レイドバックした調子のラップが展開される・・

果たしてこれはファンクなのか、ヒップホップなのか、ソウルやジャズの参照点もありそうだが、BBCのSound of 2020にて「 hard to pin

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★月間まとめ:師走とともに過ぎ去った音楽を振り返る

★月間まとめ:師走とともに過ぎ去った音楽を振り返る

今年も始まったなあと思ったらいつの間にか1月の1/3が経過していて、焦ったりなどしておりますが、年明けは主にアラビア・トルコ音楽を聴いていて、何だか正月なんだかどこにいるんだか良くわからない時間軸を過ごしていました。

・・というわけで、年末〜年明けに色々とあり、つい発表が遅れてしまいましたが、12月後半のキャッチアップ、おさらいをしようと思います。前回までの12月前半の部分については下記をご参照

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記号的であること、匿名的であること(Brainwaltzera「The Kids Are AI」レビュー)

記号的であること、匿名的であること(Brainwaltzera「The Kids Are AI」レビュー)

例えば Vaporwaveの名盤『フローラルの専門店』をリリースしたアメリカのアーティストVektroidが、Machintosh Plus、情報デスクVIRTUALなど同時多発的に別名義での作品をリリースし拡散するという(セルフ・)プロモーションを行なった一方、

嘗てのウィッチハウスのようなムーヴメントがそうであったように、Unicodeや三角形、十字架といった可読性の低い記号を用い(†‡†、

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