田中 篤志

初めまして。埼玉県の田中篤志と申します。演芸とサザンオールスターズと読書が好きです。好きな落語家は林家つる子。好きな曲は「夕陽に別れを告げて」。好きな小説はサリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」。宜しくお願い致します。

田中 篤志

初めまして。埼玉県の田中篤志と申します。演芸とサザンオールスターズと読書が好きです。好きな落語家は林家つる子。好きな曲は「夕陽に別れを告げて」。好きな小説はサリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」。宜しくお願い致します。

最近の記事

11月23日(土)ヒューマンライツ・フェスタ東京2024 林家つる子 さんトーク&落語会(東京国際フォーラム G510会議室)

つる子  トーク  つる子の落語との出逢いは中央大学で半ば拉致同然にして入部した落語研究会においてであった。それまでは落語とは縁のない生活を送っていた。落語好きな家族もいなかった。そんな彼女がオチケンの先輩の落語を面白いと思った。  熊さん八っつぁんご隠居さん。そんな人たちが活躍する落語がこんなに面白いなんて! 落語に登場するバカの与太郎。彼のような人が現代に生きていれば診断名がつけられて隔離されてしまうのかもしれない。だが、落語の世界の人達は与太郎を隔離せず、「バカだバカだ

    • 11月21日(水)公開講演会 落語界における女性噺家の挑戦(狭山市市民会館 小ホール)林家つる子

      つる子  講演『落語界における女性噺家の挑戦』  つる子と狭山市は深い関わりがある。つる子のご両親は入曽に住まわれていたという。まだ彼女が生まれる前である。つる子が「だんごの美好ってまだありますかね?」と聞くとお客様から「ある!」と声が飛ぶ。  つる子がお客様からよくされる質問は 「なぜ落語家になったのですか? 」  林家つる子、いや須藤みなみは昔は内気な少女だった。対照的に母は太陽のように明るい。みなみは自分はああはなれないと劣等感さえ抱いていた。  そんな彼女を変え

      • 11月18日(月)つる子抄 ~三景~(内幸町ホール)

        【第一部】噺 小きち  蝦蟇の油 つる子  初音の鼓  二ツ目時代、様々なところで高座を務めた。高座と客席の間に川が流れていたり、雀卓や碁盤の上に高座が組まれていたり…。  つる子師の師匠・林家正蔵はベアブリックを集めるのが趣味である。弟子達は年末の大掃除の際には師匠の部屋にある200体ものベアブリックを掃除しなければならない。つる子師はその中に大好きな氣志團とのコラボレーションモデルを見つけ…。  ネタおろし。つる子師が『初音の鼓』が今日がはじめてとは意外だ。  彼女な

        • 11月17日(日)第8回小田原福泉寺落語会 林家つる子独演会

          つる子  やかん  前回、つる子師がこの寺で演ったのは昨年4月。ちょうど真打昇進が発表された時期だった。後に同時に昇進した三遊亭わん丈師もここで会を行っている。福泉寺は幸福を呼ぶ寺だ。  八五郎がご隠居のもとに来て根掘り葉掘り聞く。ご隠居は知ったかぶりのデタラメを次々と開陳するが、妙なテンションになってゆき、果てには講釈まで登場する。  ナンセンスな落語だが、つる子師がハイテンションのままサゲまで突っ走る。 つる子  箱入り  前座時代、つる子さんは師匠・林家正蔵宅で台所の

        • 11月23日(土)ヒューマンライツ・フェスタ東京2024 林家つる子 さんトーク&落語会(東京国際フォーラム G510会議室)

        • 11月21日(水)公開講演会 落語界における女性噺家の挑戦(狭山市市民会館 小ホール)林家つる子

        • 11月18日(月)つる子抄 ~三景~(内幸町ホール)

        • 11月17日(日)第8回小田原福泉寺落語会 林家つる子独演会

          11月9日(土)翔け!つる子〜林家つる子ひとり会〜(食堂ピッコロ)

          つる子  反対俥  先日、群馬県渋川市で高座を務めた。野外で『お菊の皿』を一席。今までで一番臨場感があったと言う。つる子師、過去に様々な場所で落語をしたそうだ。高座とお客様の間に川が流れていたり…。  お得意の一席をカマす。今日も元気にJUMPの連続!手拍子で観客を一体にし、後ろ向きになって臨場感を出したりする。いつも通りでいつも以上に爆笑を呼んだ。 つる子  ストロベリー・フィールズ・フォーエバー  銀杏亭魚折(どくさいスイッチ企画)作。  とあるお店で別れ話をする男女

          11月9日(土)翔け!つる子〜林家つる子ひとり会〜(食堂ピッコロ)

          11月5日(火)不忍谷根千落語会〜林家つる子独演会〜(不忍通りふれあい館)

          つる子  箱入り  新しく始まった不忍谷根千落語会の第1回目。つる子師は落語を好きになったきっかけを語る。高校時分は歌や芝居が好きで、落語に興味はなかった。落語との出逢いは大学時代。  「ワタクシ中央大学の出身でございます。合格した時はワクワク致しました。東京の「中央」に行けるんだ!と。群馬県(つる子師の出身地)は山の中ですからねえ。で、大学に行ってみたらやっぱり山の中だったという。おかげでホームシックにならずに済みましたが…。」  修行時代はこの谷根千のあたりを自転車で

          11月5日(火)不忍谷根千落語会〜林家つる子独演会〜(不忍通りふれあい館)

          第32回東大島亭 林家なな子・林家あずみ 二人会(東大島文化センター レクホール)

          あずみ・なな子  オープニングトーク  来年秋に真打に昇進するなな子さんのおめでたい話題なのだが、おめでたいとばかりは言えない事情もあるようだ。真打昇進には色々と金がかかる。真打昇進披露宴などの費用は新真打持ちだし、後輩にご祝儀も切らなければならない。また、都内の寄席(鈴本演芸場・末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場)での真打昇進披露興行のチケットも自分の会で手売りしなければならない。おめでたいだけではいられない多忙な日々を過ごすなな子さんなのであった。  あずみ  三味線

          第32回東大島亭 林家なな子・林家あずみ 二人会(東大島文化センター レクホール)

          11月2日(木)林家つる子 独演会 つる子の芝浜(かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール)

          歌きち  初天神 つる子  やかん  知ったかぶりの人間が生半可な知識(?)を振り回すとおそろしい。  つる子師の『やかん』は「愚者」のクダリから「嫁入り」「鯨」の名の由来を経て、「やかん」へと至る。「人が出たの出ないの」「猫も杓子も」「鰻の蒲焼き」などの話を彼女はしない。つる子流の取捨選択の結果、スタイリッシュな『やかん』が完成した。 つる子  箱入り  バカは隣の火事より怖い(立川談志)。  和泉屋の一人娘・お静は無知で世間知らずなだけではなく、与えられた指示を手前勝

          11月2日(木)林家つる子 独演会 つる子の芝浜(かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール)

          涙のアベニュー(あつしのプレイリスト①)

          1980年2月21日発売。 作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ/弦・管編曲:八木正生  1980年2月から5ヶ月連続で5枚のシングルをリリースしたサザンオールスターズ。いわゆる「FIVE ROCK SHOW」である。この間、彼らは一切テレビに出ず、楽曲制作やレコーディングに時間を費やした。その最初のシングルが『涙のアベニュー』である。  「半年間お休みしてじっくりレコーディングして、立て続けにシングルを出したんですよね。結果、慌ただしかったという(

          涙のアベニュー(あつしのプレイリスト①)

          10月30日(水)鈴々舎美馬 独演会「美馬噺」(深川江戸資料館 小劇場)

          美馬  金明竹  スペシャルゲストの貞鏡先生の思い出話をマクラに。宝井琴調主任興行の鈴本演芸場で出逢ったという。  美馬さんが前座時代からよく掛けている本作。店番のクダリから。今日も松公がキレッキレだ。猫を借りに来た客と口喧嘩になる。「バーカ」「バカはお前だ」 この話を聞いた主人が諭す。 松公、お前に1つだけいい事を教えてやろう。お前のほうがバカだ。   サゲに向かって面白さが加速してゆく。もうこれこそが「美馬噺」だ。 貞鏡  西行鼓ヶ滝  講談師の中でもズバ抜けてマク

          10月30日(水)鈴々舎美馬 独演会「美馬噺」(深川江戸資料館 小劇場)

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          イクミの話をしよう〜10月24日(木)佐藤郁実【Ikumi】Birthday Event (ROKUSAN ANGEL)

          イクミの話をしよう〜10月24日(木)佐藤郁実【Ikumi】Birthday Event (ROKUSAN ANGEL)

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          10月21日(月)第4回 林家つる子・春風亭一花 二人会 ふたりの噺をたっぷり!(日本橋社会教育会館ホール)

          つる子・一花  トーク  つる子師のもとに真打昇進の連絡があってから今日までいかに長かったか。三年くらいに感じたという。その間、体調を崩す時もあったが、つる子師を支えた習慣があった。それは、鼻うがい。メーカーはサイナス・リンス。  一花さんは10月26日(月)にNHK新人落語大賞決勝に出場する。審査員の柳家権太楼師から受けたアドヴァイスは、  上方に負けんなよ。 つる子  反対俥  つる子師もNHK新人落語大賞決勝に出場経験がある。その時の演目を披露する。  今日は彼女に

          10月21日(月)第4回 林家つる子・春風亭一花 二人会 ふたりの噺をたっぷり!(日本橋社会教育会館ホール)

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          10月14日(月祝)高崎から前橋へ

          10月14日(月祝)高崎から前橋へ

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          10月14日(月祝)『鉄道の日×高崎駅 開業140周年』記念イベントオープニングセレモニー(高崎駅東口ペデストリアンデッキ)

           JR高崎駅長、JR高崎支社長の挨拶の後、林家つる子(高崎市出身)師が挨拶をする。高座準備の後、つる子師が再登場。 つる子  反対俥(高崎駅 開業140周年ヴァージョン)  途中までは、つる子師の通常の『反対俥』とおんなじ。俥屋が川に飛び込む場面ではオーディエンスから手拍子が巻き起こる。駅員さんも手を叩いている!違うのは、俥夫は間違えて浜松へは行かず、きちんと高崎へ着く。高崎でお客の女性が語りだす。 客「高崎も変わったわねえ。西口にはOPAがあるし、東口には、そこに見えて

          10月14日(月祝)『鉄道の日×高崎駅 開業140周年』記念イベントオープニングセレモニー(高崎駅東口ペデストリアンデッキ)

          10月12日(土)林家つる子 真打一年目独演会(なかの芸能小劇場)

          さく平  権助魚 つる子  箱入り  2年前、根岸のおかみさん(海老名香葉子)が宝くじで100万円を当てた。一門の者どもが集まる。皆が100万円の使い道を聞くと、当時90歳のおかみさんは思いがけない事を答えた。  日本橋の両替商・和泉屋の一人娘お静に縁談話が舞い込んだ。だが、父親は娘の世間知らずぶりを心配し、母親に相談する。母は試しに娘に米の炊き方を聞くと、何か大事な工程が抜けていた。父は娘を番頭だった佐兵衛のところに行儀見習いに出す。お静には女中のお時がつき、簡単なことば

          10月12日(土)林家つる子 真打一年目独演会(なかの芸能小劇場)

          10月11日(金)文京シビック寄席 柳家さん喬 独演会(文京シビックホール 小ホール)

          小きち  弥次郎 伊織  黄金の大黒  薬剤師の妻に養ってもらっている事を嘆く。 さん喬  時そば  日本から四季がなくなった、旬がなくなった、というマクラから本題へ。少し早い気もするが、落語は季節を先取りするので、スッとおはなしのなかへはいってゆく。  最初の客が「気障なこと言っちゃってゴメン」と言うのがおかしい。  そばを食べたくなったが、来る前に近くの立ち食いそば屋で食べてしまったので、帰りは食べなかった。 さん喬  笠碁   たったひとことの「待った」がつまらな

          10月11日(金)文京シビック寄席 柳家さん喬 独演会(文京シビックホール 小ホール)