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涙のアベニュー(あつしのプレイリスト①)

1980年2月21日発売。
作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ/弦・管編曲:八木正生

 1980年2月から5ヶ月連続で5枚のシングルをリリースしたサザンオールスターズ。いわゆる「FIVE ROCK SHOW」である。この間、彼らは一切テレビに出ず、楽曲制作やレコーディングに時間を費やした。その最初のシングルが『涙のアベニュー』である。

 「半年間お休みしてじっくりレコーディングして、立て続けにシングルを出したんですよね。結果、慌ただしかったという(笑)」(野沢秀行・『月刊カドカワ』1992年12月号より)

 ごく短いイントロから桑田佳祐が

 お気に召すままShe’s gone away

 と歌い出しただけで涙が出そう。

 舞台は横浜。

 二人だけなら心にHarbor Light
 肩寄せ合うようにChinese Style


 『Harbor Light』は横浜の港を彩る灯台などの光の事であろう。『Chinese Style』は中華街。二人は横浜の港を眺めた後、中華街で食事を楽しんだのであろうか?

 彼女の事もういいわ
 思い出は渚で


 の部分は男目線であるが、

 かわいい女にならなくちゃ
 二度と逢える気がしない


 の箇所は女目線である。視点を変えながら愛し合う二人を描いているのだろう。恋心を煽るメロディーとせつない歌詞が胸を打つ。

 YOKOHAMA ちょいと程よくな 漂うだけの街

 恋する二人はあてもなく横浜の街を漂うのであった。それでいい。それでもいいのだ。

 なにゆえ恋する二人なんだもの

 【私がライブで聴いた『涙のアベニュー』】

1999年 サザンオールスターズ 年越しライブ 1999 『晴れ着 DE ポン』
12月30日(木)31日(金)横浜アリーナ


2003年 サザンオールスターズ SUMMER LIVE 2003 「 流石(SASが)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」 ~カーニバル出るバニーか!?
7月28日(月) Zepp Fukuoka
8月23日(土) 神戸ポートアイランド・特設野外ステージ
8月31日 (日)横浜国際競技場

2014年 サザンオールスターズ 年越しライブ2014「ひつじだよ!全員集合!」
12月31日(水) 横浜アリーナ

  神戸の海風に吹かれて聴く『涙のアベニュー』も良かったが、どうせ聴くなら横浜でしょ。そこが横浜アリーナなら、尚良し。



 
 

 

 


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