曖昧さを取り込んで自他を赦す 〜感情的にならない方法を読んで〜
怒りや悲しみなど、一時の負の感情に支配されてしまう瞬間は誰しもあるだろう。問題はその訪れた負の感情をどう処理するか。
発散するために横暴に出てしまうのはNGだが、いつまでも気にしてイライラするのも良くない。そうならないためのテクニックを示してくれた。
タイトルの通り「感情的にならない方法」について、私も改めて実践し直そうと思う。
この本を取り上げた理由
感情的と言うと、ヒステリックなイメージを思い浮かべることだろう。だが、心の中でモヤモヤとして抱え続けるのも「感情的になる」に含まれる。私の場合は圧倒的に後者である。
共通して言えることは、頭の中で感情を処理できていないということ。理性がうまく働かず、感情に囚われているということだ。
感情は押したら押し返そうとする。例えば、感情的(喧嘩腰)になれば、相手も相応のことをしてくるということ。下記の「鏡の法則」に近いところだ。
鏡の法則とは「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」という法則です。つまり、自分の人生に起こる問題の原因は、すべて自分自身の中にあるという考え方です。
私は過去にうつ病を発症しているが、それに通じるところもあるだろう。どちらかと言うと、怒りより悲しみの方が蓄積しやすいタイプである。それを現実には押し殺してきたが、ある日に爆発して大事に至ることに。
感情に関する6つの法則
いくつかの感情の法則がまとめられていた。特に紹介したい2つの項目について深掘りする。
・マイナスの感情を持つと余計に関係が拗れる。
・イライラは放っておけば次第に収まる。
・不安を感じすぎると、余計に失敗する。
・曖昧さ耐性は大人の証明である。
・ピンチや不安は自分を成長させる糧である。
・行動すれば状況は必ず変化する。
■曖昧さ耐性は大人の証明である
タイトルの「曖昧さを取り込んで自他を赦す」の話である。曖昧さ耐性とは、物事をグラデーションのように捉えること。その逆は白黒思考(ゼロヒャク思考)と呼ばれる。うつ病の際によく言われることだ。
これは子どもから大人になる段階で身につけるスキルのようなもの。子どもは知識不足のためにグラデーションのように広い幅で考えることができない。境界線を自分の感覚で引いていることが多いのだ。
だからこそ、幅を広げながら「曖昧」という部分を大人に教わりながら作り上げていくのだ。これが作られることで、自他を許容する幅が広がるとも言える。
これが大人で不足していると、物事の許容する幅も狭くなる。完璧主義に陥るだけでなく、曖昧さに耐えられないために、他人をなかなか許せなくなるのだ。
■マイナスの感情を持つと余計に関係が拗れる
先ほどの鏡の法則の話もそうだが、マイナスの感情を持ち続けると、次第に相手にも投影されてしまう。それが蓄積すると、お互いに複雑に絡み合う糸のように解くのが難しくなるのだ。
ここまで来ると、自力ではどうにもならなくなる。私の場合は、最近は別の人に仲裁に入ってもらうようにしたところ、問題はあまり表面化しなくなった。
マイナスの感情であるほど、早めに対応しないといけない。それこそ曖昧さを取り入れながら(最近はその辺もこんがらがっているので反省点である)。
おわりに
久しぶりに読書感想文を書いた。知るだけでなく、実践できるようにしたいと思うことばかりである。
先ほどの感情の6つの法則の最後に挙げた「行動すれば状況は必ず変化する」は正にその通りで、最終的には実践あるのみ。勇気を出そう(自分に言い聞かせることとして)。
今回の記事が誰かの役に立つことを祈りたい。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。
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