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ぴーんぽーん。 平屋の研究室のインターホンが鳴る。 「ピザだ!」 僕はドアを開ける。 愛…
その後、涼治さんが研究室に出勤してきた。 僕はさっき祐樹さんと話したことを、今日のうちに…
お弁当を食べ終えた後、僕と祐樹さんは今日何度目か分からないフィールドワークを庭ではじめた…
翌日の月曜日。正午前に僕と祐樹さんは昼食をとっていた。 「蜜季のお父さんとお母さんって、…
「おはようございます、蜜季くん」 「おはようございます!涼時さん!」 僕が朝8時半前に一…
平屋の研究室の中に、冷蔵庫やエアコン、容量無制限のインターネットワイファイなどの機器が一…
「お先に失礼します!」 「ああ、明日も来るか?」 「来る!」 「ああ、明日も遊びながら研究しよう」 「うん!おつかれさま!祐樹さん」 「じゃあなっ」 祐樹さんが研究室のドアを閉める。 僕は庭を歩き、エンブレムの本拠地に「また明日ね!」と心の中で告げ、「まったね~!」という返事を聞いて平屋の庭を出ていく。 今日も楽しかったね!蜜季! エンブレムの声。 (もうっ、最近のエンブレムはいっつもそれだ!声出さない間何してるのさ?) クッキーと星に乗って!祐樹と蜜季
やがて、洗濯は終わった。 祐樹さんはバス型のカバンに洗濯物を放り込む。 特に機嫌を悪くし…
「おはようございます!」 「おはよー」 僕が平屋の研究室のドアを開け、出勤の挨拶をすると…
僕が平屋の、菌ネットワーク研究室パラダイムシフトで研究員を務めることを両親に許可された二…
翌日の火曜日。僕は祐樹さんにライン通話の発信をする。 祐樹さんが応答してくれた。 「準備…
祐樹さんのお弁当と、箱ティッシュやらトイレットペーパーやらの生活用品を買い終えて僕と祐樹…
それから5日後。 待ちに待った祐樹さんの引っ越しの日、月曜日がやってきた。 この日ばかり…
僕は、通学路を歩いていた。 中学校に通ったのは3週間と言ったところ。 毎週重くなっていく気分、45分かかって到着する学校。 私服姿で正門をくぐり、校庭の様子をそっと覗いた。 どのクラスも体育の授業ではないらしく誰もいなかった。 僕は引き返した。 また45分かけて家に向かう。 だけど、往路は発見の連続だった。 近所を歩く時のように、時折立ち止まり、名も知らぬ植物たちを眺め、また歩き出す。 その連続は、45分という時間を感じさせなかった。 アスファルトのひびも