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2020年1月の記事一覧
2:もう一人の安楽死――Yくんの場合
「先生、抗がん剤していても、セックスってしてもいいんですよね?」
奥さんが隣にいるのに、あっけらかんと尋ねる彼に、こちらのほうがどぎまぎする。診察室を一瞬静寂が襲ったが、僕は努めて冷静に、
「ええ、大丈夫ですよ。ただ、感染に気を付けて。避妊はしてくださいね」
と笑顔で答えた。ただ、口元は少し引きつっていたかもしれない。
「よかった。ほら、そういうことって大事でしょ。でも、主治医の先生には聞き
「『彼女』だから補い合えた」ーSui&Kienインタビュー
少年と少女のようなSuiとKien。しかし、二人の佇まいに子供のような危うさはなく、彼女たちは自分の足で立ち、自らの意思で過ごす時間を共有しています。
二人の関わりを表すならば、「相手を好きになるほど、自分をもっと好きになる関係性」。素敵な響きだけれど、具体的にイメージするのは結構難しい。20分足らずのインタビューには、そんな関係性を知るためのヒントにあふれていました。
スイ / Sui(写真
妻のハグのちから。 P028.
心が騒つく夜がある。だからといって、特段なにかがあったというわけではない。いや、あったわけではないと、思っている、というほうが正確だろうか。ぼくたちの脳は、それほど確実なものではない。物事を都合よく歪めたり、こっそりとなかったことにするのが得意だ。
ビールを3杯と赤ワインに白ワイン。大学生の頃のように無駄に熱く語った。あとから聞くと5時間しゃべっていたという。相手はDNAパブリッシング社長の
豊田章男社長が年頭所感スピーチで見せた巨大組織を動かすための「すごい伝え方」
トヨタ社が配信している、「豊田社長年頭挨拶 ~一歩踏み出した人たちへ~」という動画が素晴らしかった。何かを伝えたい経営者、リーダーにとってヒントが満載のスピーチだったように思う。
豊田章男社長と言えば、昨年話題になった「米国バブソン大学卒業式でのスピーチ」も大変に素晴らしかった。卒業式スピーチと言えばジョブズだが、スタイルは全く違うものの、それと比べても良いくらいの品質のプレゼンテーションだった