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自律神経も整えよう!

今回は心身の健康についてお送りしよう。

自律神経研究の第一人者、小林 弘幸先生の著書を紹介したい。




はじめに

以前から読みたい本があった。

それは「自律神経」に関する本なのだが、どうも手が出なかった。

しかし、昨年kindleで、Amazonプライムの特典で、無料で入手できた。

いい気分で読み始めると、これがkindleとの相性が悪く、とても読みにくい。

そこでこの際にと書籍で購入し、小林 弘幸先生の自律神経の世界に足を踏み入れるのだった。。。




そもそも自律神経とは?

まず、「自律神経」とは何かがわかっていないと、この先を読んでも楽しめない。

そこでまず自律神経について簡単に説明したい。

自律神経とは
そもそも人間の体には「手・足・口」など自分で動かせる部分と、「血管、内臓」など自分では動かせない部分があります。

後者の「自分では動かせない部分」を司っているのが自律神経。

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸や心拍、消化など、生きていく上で欠かせない体の機能を24時間365日、自動的にコントロールしている神経の集まりです。

自律神経の役割

◆呼吸:
息をする

心拍: 心臓が鼓動する

消化: 食べ物を消化する

体温: 体温を一定に保つ

血圧: 血圧を調整する

汗をかく: 体温調節

瞳孔の収縮: 光の量に合わせて瞳孔の大きさを調整する


自律神経の種類
大きく分けて、交感神経と副交感神経の2種類があります。

交感神経: 活動するときに優位になる神経。心拍数が増えたり、血圧が上昇したりするなど、体を活動モードにする働きがあります。

副交感神経: 休んでいるときやリラックスしているときに優位になる神経。心拍数が減ったり、消化が促進されたりなど、体をリラックスモードにする働きがあります。


自律神経のバランス
自律神経は、この2つの神経がバランスを取りながら働いています。しかし、ストレスや不規則な生活、睡眠不足などによって、このバランスが崩れてしまうことがあります。

自律神経のバランスが崩れると…

◆不眠:
眠れない、夜中に何度も目が覚める

疲労感: 慢性的な疲労感

イライラ: 感情の起伏が激しい

頭痛: 慢性的な頭痛

めまい: めまいがする

消化不良: 食欲不振、便秘、下痢

動悸: 動悸がする

息切れ: 息切れがする


自律神経を整えるには

◆規則正しい生活:
睡眠時間をしっかりとること、バランスの取れた食事をすること、適度な運動をすることなどが大切です。

ストレスを溜めない: ストレスを感じたら、リラックスできる時間を作りましょう。

深呼吸: 深くゆっくりと呼吸をすることで、リラックス効果が期待できます。

ヨガや瞑想: ヨガや瞑想は、心身をリラックスさせる効果があります。

自律神経とは




眠れなくなるほど面白い 自律神経の話

自律神経について簡単にわかってもらえただろうか。

では、さっそく小林 弘幸先生の著書を紹介したい。

それは「眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話」


難しい知識を、図解を交えて広く浅く、わかりやすく解説する「眠れなくなるほど面白いシリーズ」の本である。 

このシリーズの良いところは、わかりやすいのももちろんだが、著者がその分野での著名人ばかり。

本書も著者が小林先生と、自律神経についての導入にはうってつけだと、以前から意識していた。

簡単ながら感想を。

【読書後の感想】

前から目をつけていた本が、kindleでそれも無料で入手できた。

そこでいざ読んでみたものの、読みにくく、こりゃ先を読みたいとやっと書籍で購入し読むに至る。

 
その内容は

目次

第1章     自律神経ってどんなもの?

第2章     自律神経を整える生活習慣

第3章     自律神経を整える食生活

第4章     自律神経を整えるメンタル力

第5章     自律神経を整える運動

眠れなくなるほど面白い 自律神経の話   


という項目で、図を交えながら自律神経を整える基本理論と、応用について解説したもの。
 

書いている人が、あまりにも有名な自律神経の第一人者で、ハズレるはずがないと思っていたが、期待以上。

広く浅くではあるが、自律神経の話を中心に、内臓の調子や、メンタル面と欲しいと思っていた情報を得ることができ、大満足だった。

過去にこのシリーズで「脳の話」を読んだが、この本も大正解だった。

もっと早く読めばよかった。 

簡単な知識ではあるが、本書で得た情報を実践し、今後の生活に役立てたいと思う。

特に心に響いた箇所を引用したい。

ガムを噛めば平常心&脳も活性化
◆多種多様な咀嚼の効果 

チューインガムを使った実験では、ガムを嚙むことで脳の血流がよくなり、小脳や前頭葉の運動野はなんと10~40%も血流が増加していることが認められました。

また自律神経においても、ガムを噛むと深い睡眠や瞑想の際に見られる脳のアルファ波が増加するという結果が判明。

これは副交感神経の働きが高まり、心身が非常にリラックスしたためだと考えられます。
 

ホットコーヒーで腸から幸せ物質が? 
◆ストレス解消&血流アップにも

コーヒーの効能はカフェインだけではありません。

末梢神経を拡張させる作用や抗酸化作用といった血流アップ効能のほか、大腸のぜん動運動を誘発するので便秘解消、腸内環境の改善にも効果を発揮するのです。

また特筆すべきは、主に腸壁で作られるセロトニン、またはドーパミンといった幸せ物質の分泌量を増やす効果があるということ。

第3章     自律神経を整える食生活


次のことを考えすぎると不安定になる
◆今やるべきことを一つずつ

焦りは自律神経の乱れを引き起こし、体や心のダメージとして積み重なってしまいます。

そうした事態を避けるには、やるべき作業の見直しが必要。

「いま」最優先すべきことに集中し、一つずつ片付けていくのです。

そして一つのことを確実に処理するまでは次を考えないようにすることが、パニックにならず落ち着いて物事に対処するためのポイントです。
 

脳が心地よいと感じる音楽を聴く
◆自律神経を整える音楽の「快」パワー

心地よい音楽は自律神経にもよい作用をもたらします。

よい音楽を聴くことで心身の緊張がほぐれ、副交感神経の働きが高まるのです。

曲の長さは4~5分程度で、軽く聞き流せるものがおすすめ。

そして何よりも大切なのが、あなた自身が好きな「ホッ」とする音楽を聴くこと。

これが自律神経にとって一番の特効薬です。
 

どんなときも笑顔になれば心が落ち着く
◆笑顔は自律神経と免疫力の強い味方

口角を上げることで顔の筋肉の緊張がほぐれ、血液や神経の流れが改善し、自律神経のバランスが整ってきます。

笑顔には自然と心身をリラックスさせる効果があるのです。

また、最近の研究では、「笑い」が免疫力アップにつながることも明らかになってきました。
 

心の安定をもたらす1日1ヵ所の片付け 
◆散らかった部屋がストレスの原因に

「片付ける」という行為そのものに自律神経を整える効果があります。

その日に片付けたい場所を1ヵ所だけ、それも引き出しの一段、棚一列など、できるだけ細かく区切って決め、無理なく行うようにしてください。時間は30分以内を目安に。

それ以上延長すると集中力が途切れ、今度はなかなか片付かないことにイライラし始めてしまいます。

第4章     自律神経を整えるメンタル力


ハードな運動は自律神経に悪影響
◆あえて軽い運動が効果的

ウォーキングなら体に負担がかからず、ゆっくり深い呼吸ができるので自律神経を整えるには最適。

副交感神経を高く保ったまま血流を促すことが可能です。

自立支援にとって必要なのは、身体が温まり血流がよくなる程度の軽い運動。

ハードな運動は筋力や運動能力の向上には効果的ですが、自律神経のためにはなりませんよ。

第5章     自律神経を整える運動


ぜひ、参考にして、できることから実践したい。




まとめ 自律神経も整えよう!

最後にもう一つ引用したい。

おわりに

これまでの章で自律神経が乱れることの悪影響をたくさんお話ししておいて唐突だと思われるかもしれませんが、「自律神経は乱れるもの」と考えておいてください。

また、自律神経を乱すものを排除しすぎて、ストレスを感じ取ってしまうことも自律神経を乱す大きな要因になってしまいます。

大切なのは乱れないように、乱さないように頑張ることではなく、乱れたときに元に戻せるリカバリー力です。

少しくらい乱れてもそれが続かないかぎり、体にとってそれほど負担にはなりません。

体も心も鍛えることで強くなります。

眠れなくなるほど面白い 自律神経の話


今回ほんの一例ではあるが、こうした習慣を続けて、自律神経において自分で主導権を握ることが肝心なのだ。

身近だが奥の深い分野である。

その入門書として、今回紹介した本をぜひお勧めしたい!!




今週のエンディングは、そんな自律神経の働く体内より。

映画「はたらく細胞」より、うたと予告映像をお送りしま~す♪




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また来週まで、ごきげんよう (*^^)v





to be continued・・・



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