がんの治療法「がん免疫療法」は、たんぱく質「PF4」の機能抑制で安全性が高まる!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
2人に1人がなるというがん。多くの人が、今がんにかかる時代です。
私の親戚も乳がんで、抗がん治療と放射線治療を受けていて、お金も沢山かかるし、治療の影響で、精神状態が良くなく、何もしたくないと言っているそうです。
私の中でがんは、子どもの頃に、よく某CMのがん当事者の人のインタビューを観ました。最近は余り見かけませんが、あのよく見かけていた時より、肌感でも、「がんが増えているな」と感じています。
この記事では、治療法の1つ「がん免疫療法」で、あるたんぱく質を突き止めたことで、安全性が上がるという研究成果となります。
「がん免疫療法」の安全性を高める鍵となるたんぱく質「PF4」を、マウスを用いた動物実験で突き止めたと、大阪大学の研究グループが明らかにしました。このたんぱく質「PF4」の機能を抑制すれば、がんを攻撃する免疫細胞が活性化する反面、副作用は軽減できる可能性を秘めています。
2024年11月22日、この研究成果は、アメリカの科学誌[サイエンス]にて発表されました。
今回は、「がん免疫療法」で、たんぱく質「PF4」の機能を抑制することで、クリアにできた課題などを紹介します。
たんぱく質「PF4」の機能を抑制することで、「がん免疫療法」で叶えられた課題克服とは?
画像引用・参考:自己免疫を起こさないがん免疫活性化法を開発―腫瘍随伴マクロファージの PF4 は、がん免疫を抑制する Th1-Treg を誘導する― 大阪大学(2024年)
免疫細胞には、がんやウイルスを攻撃して身体を病気から守る「キラーT細胞」など以外にも、反対に「キラーT細胞」などの機能にブレーキをかけ、過剰な免疫反応を抑制する「制御性T細胞(Tレグ)」も存在します。「がん免疫療法」では、これらの免疫細胞に働きかけ、効果的にがんを攻撃させる複数の治療薬が開発されていますが、全身で炎症が起きるなどの副作用が出やすいことが大きな課題でした。
免疫学が専門の大阪大学の山本雅裕教授などは、がんにかかったマウスの体内で、特にがんとの関係が深く、「キラーT細胞」などの攻撃からがんを守る特殊な「Tレグ」が増殖することに着目しました。詳細に解析すると、がんの内部の細胞が「PF4」というたんぱく質を分泌し、特殊な「Tレグ」が増殖することが判明しました。
がん細胞を移植したマウスに「PF4」の機能を抑制する治療薬を与えると、特殊な「Tレグ」は減少し、がんが大きくなるのも抑制しました。この「Tレグ」はがん患部に集中していると想定され、治療薬を与えても体重が減少するなどの強い副作用は認められませんでした。
参考:「がん免疫療法」のカギとなるたんぱく質発見、働き抑えると副作用軽減の可能性…大阪大 読売新聞(2024年)
免疫学が専門の、国立がん研究センターの分野長の男性は、
「特殊な『Tレグ』が生成されるメカニズムを突き止めたことは大変有意義です。これから人で効果があるか否かや、がんの種類によって影響に違いがないか否かを確認する必要もあります」
と述べました。
あるテレビを観て、
私は先日、がんを特集したテレビを観ました。観る前は、「もしかしたら、がんにかかりにくくする、情報が知れるかも?」と思って、観ることにしましたが、結論から言うと、がんにこれをしたらかからないという内容ではありませんでした。
その中でショッキングだった内容が、「がんにかかる確率は、運」ということで、ある日突然がん細胞が増殖し、そのままがん化するという、運である以上、誰がいつかかるのかは分からないということでした。
運なので、今かかっていないだけで、将来がんになる可能性もあり、予防策も何もありませんでした。運が悪かったからなったというわけでもなさそうでした。
がん細胞の異常は突然起きるので、今の医学では、予防策がない以上、気の付けようもない。
「がんにかかる確率は、運」と聞いて、たまたま親族含め、がんにかかっている人もいない、という人もいるという話にもなるわけですね。
この話を聞いて、だから2人に1人ががんになる時代だと思いましたし、そのことで、がんになる臓器も多いと感じました。
母が沢山あった子宮筋腫を取るため、最初がん化するかもしれないから卵巣も取るべきと言われて、転院後、手術する病院で、そのことを言って、「取るのは子宮だけでいいですよ。何も悪くないのに、卵巣まで取る必要がありません。がん化する前に卵巣も、というなら、がんにならない様に臓器を全て取りますか?それと一緒ですよ」と説明を受け、確かにと思い、卵巣は取りませんでした。
母の話を聞いて、今のどの部位でもがん化するとなると、身体を維持する臓器は全て取らないという話になりますし、生きていくために、そんなことは到底できません。
本当にがんって、今はかかっていないだけで、誰がいつかかってもおかしくないと思うと、とても怖いです。