見出し画像

「読書バリアフリー」を取り入れた、埼玉県にある上尾市図書館内の『りんごの棚』。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんは、「読書バリアフリー」って言葉を聞いたことがありますか?

2023年7月19日に、[ハンチバック]で、第169回芥川賞を受賞した、市川沙央さんが発したことで、よりその言葉の重要性が浸透したのではないでしょうか?

その言葉が広く浸透する前に、取り組んでいたのが、埼玉県にもある上尾市図書館内の、『りんごの棚』です。

視覚障害や読み書き障害(発達性ディスレクシア)など特別な配慮が必要となる人たち向けの図書コーナー『りんごの棚』が2023年6月6日、埼玉県上尾市上町にある上尾市図書館に登場しました。

ピクトグラムや点字本などを用いて理解しやすく書いた「LLブック」などが種類豊富に揃っています。

今回はこの『りんごの棚』の存在意義について発信していきます。

上尾市図書館内の『りんごの棚』の詳細

『りんごの棚』はスウェーデン生まれの障害を抱えている子ども達向け図書コーナーで、埼玉県内の公立図書館でも多くの導入ケースもあります。

同上尾市では2019年に施行された【読書バリアフリー法】の理念を押さえながら、埼玉県内で初となる全世代が対象で、大人も十分に楽しめるオーディオブックや触りながら鑑賞できる美術本なども陳列しました。

総資料数はおよそ110点に上ります。立体的な絵のカタチに触って点字解説も楽しめる名画集や実際に触りながら立体物の形を学習可能な点字教材、各種デジタル本以外にも、障害などのことを理解できる様になる為の本や親御さん向けの子育て本も陳列しました。

2023年9月以降は団体向けの貸し出しセットも活用します。

参考:上尾市図書館に「りんごの棚」 子どもから大人まで 読書バリアフリー 聴いて触れて資料110点 東京新聞(2023年)

開館時間は午前9時〜19時。月曜休館。お問い合わせは、上尾市図書館=電話048-773-8521=へ。

参考サイト



いいなと思ったら応援しよう!