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未来の自分には、少しでも良いバトンを繋いであげたい
「自分の軸がないのが悩み」
「自分を強く持つのがわからない」
そんな声をよく聞く。
わたしも含めて、
たくさんの人が悩んでいるにも関わらず、
インターネットの海では
なかなか良い答えに巡り会えない。
悩みに漬け込んで、
課金させたり、偉そうだったり、
結局モテます自慢かよと思う内容だったり、
わたしの心には響かないものばかり。
だから、
今の自分がたどり着いた
自分なりの「(暫定版)自分軸」に
「結局、〝自分と同じ人〟はいないんだって悲しくなったことない?」
2020年の冬、
わたしはこの質問をある男性にした。
*
思えば、私は、ずっと小さい頃から、
一緒に生きてくれるパートナーを探していた気がする。
ひとりでこの世を生きていける気がしなかった。
同性でも、異性でも、
自分と同じ価値観、考えの人を探してきた。
このとき、私は2年付き合った彼と別れた直後で
ひどい喪失感に襲われていた。
今思うと、完全に
次の依存先を探していたように思う。
*
バルミューダをみると思い出す元彼は最後に私を小馬鹿にして笑った
バルミューダは全く悪くない。
ただバルミューダを見ると、
少し苦い想いが蘇るというだけだ。
*
わたしが社会人になった年、
同期のその彼とは付き合いだした。
同期の中でも当初から本社勤務、
トップの成績で本社の難しい部署に抜擢されたことが
彼のご自慢だった。
他人が自慢げにあげるストーリーや不恰好なシーンを目ざとくみつけてきて、
「あの子痛いよね」と嘲笑う人だった。
でもそんな彼こそ、
ア
本命彼女か見極めるためのスタンプラリーをしていた
「ド本命彼女になるには?」
「本命になるための4つの方法」
「男が本命にだけ見せる仕草」
最近、本屋でもSNSでも
この手のものが多すぎる。
じつは私も
少し前までこの考えに取り憑かれていた。
*
前の彼と付き合い始めた時。
私は彼のド本命彼女になったと思い、優越感の絶頂にいた。
だけど、
何気ない彼とのことがただ幸せだったのに、
女友達へのマウントの材料にしてしまったことがある。
そ
どうして周りに恵まれてると思う?それはね、
これは、
「自分は周りに恵まれてる」と
鼻高々に言っていた彼が
私に1年前にくれた言葉だ。
*
1年前、私は失恋がきっかけで、
死にたがりで自暴自棄になっていた。
どうしてうまくいかないんだろう。
もやもや。どうして私だけ。もやもや。
そういえばいつもそうだったな。もくもく。
今までの人生も何もうまくいってない。ぼーー。
ともやもやとした黒い煙に
もくもく包まれて、希死念慮が爆発していた。