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バルミューダをみると思い出す元彼は最後に私を小馬鹿にして笑った


バルミューダは全く悪くない。
ただバルミューダを見ると、
少し苦い想いが蘇るというだけだ。

わたしが社会人になった年、
同期のその彼とは付き合いだした。

同期の中でも当初から本社勤務、
トップの成績で本社の難しい部署に抜擢されたことが
彼のご自慢だった。
他人が自慢げにあげるストーリーや不恰好なシーンを目ざとくみつけてきて、
「あの子痛いよね」と嘲笑う人だった。

でもそんな彼こそ、
アップル製品やバルミューダなど
社会人1年目では到底揃えられない価格帯の家電、
嵩む家賃などに大きな価値を見出している
大見栄っ張りだった。

なんだか、
「自分も
彼に何も言われないようにしよう」と
無意識のうちに思ってしまい、
身動きが取れなくなったのを覚えている。

それでも仕事ができる彼がかっこいいと思っていたし、
彼の彼女であったことが私のご自慢だった。
自分の時間をすべてあげるほど好きだった。

しかし、
2年付き合い、
結婚のはなしもあった私たちは
呆気なく別れた。

それも大げんかの末に、
彼の音信不通によって。

自分から連絡をして会ったのだが、
あのときの彼の嘲笑をみて、
あんなに自分を好きだと言った人が
こんなふうに変わってしまうんだとすごく悲しくなった。

そして、最後に会った時、
彼はいい人ぶって微笑んだ
まるで自分のことを愛してくれた女性と別れる優越を噛み締めるように。

つくづく気持ち悪い。

バルミューダは全く悪くないなんて言ったけど、
ごめんなさいね

やっぱりわたしは
まだバルミューダを好きになれない

見かけだけでしょ」なんて、
思ってます。

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