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#エッセイ
秋の日に頂いたおくりもの
すこし冷える日だ。
時期的には春だが、この肌寒さで思い出した。
昨年の秋にいただいた手紙の話。
*
私は、一年ほど文通村という媒体を通して
文通をしている。
自分よりも人生の先輩方が多く、
知らない世界を教えてもらえる上、
自分の書きたいことだけが書けるので
ちょうどいい距離が保つことができ、
意外にも続いている趣味の一つだ。
その中に、
元国語の教師、いまは定年退職された
ゆうじさんとい
知らないこと、それだけで人が死ぬ
半年に一度、悲惨な虐待のニュースが
世間を賑わせる。
多くの虐待は母でなく、
子供にとって血の繋がりのない母の彼氏から
されることが多いらしい。(大体のケースでは母が養育費か生活保護をもらって生活をしていて、それに恋人があやかっているらしい)
それにしても、
パッと出の彼より子供の価値が下になるの?
と信じられず、
1年前、ある虐待死事件の裁判の記録を読んだ。
*
エリート義父が子を虐待し
どうして周りに恵まれてると思う?それはね、
これは、
「自分は周りに恵まれてる」と
鼻高々に言っていた彼が
私に1年前にくれた言葉だ。
*
1年前、私は失恋がきっかけで、
死にたがりで自暴自棄になっていた。
どうしてうまくいかないんだろう。
もやもや。どうして私だけ。もやもや。
そういえばいつもそうだったな。もくもく。
今までの人生も何もうまくいってない。ぼーー。
ともやもやとした黒い煙に
もくもく包まれて、希死念慮が爆発していた。
未来の自分には、少しでも良いバトンを繋いであげたい
「自分の軸がないのが悩み」
「自分を強く持つのがわからない」
そんな声をよく聞く。
わたしも含めて、
たくさんの人が悩んでいるにも関わらず、
インターネットの海では
なかなか良い答えに巡り会えない。
悩みに漬け込んで、
課金させたり、偉そうだったり、
結局モテます自慢かよと思う内容だったり、
わたしの心には響かないものばかり。
だから、
今の自分がたどり着いた
自分なりの「(暫定版)自分軸」に