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知らないこと、それだけで人が死ぬ

半年に一度、悲惨な虐待のニュースが
世間を賑わせる。

多くの虐待は母でなく、
子供にとって血の繋がりのない母の彼氏から
されることが多いらしい。(大体のケースでは母が養育費か生活保護をもらって生活をしていて、それに恋人があやかっているらしい)

それにしても、
パッと出の彼より子供の価値が下になるの?
と信じられず、
1年前、ある虐待死事件の裁判の記録を読んだ。



エリート義父が子を虐待し、
母が止めなかったことで起きた事件。

うろ覚えの状態で、誤解がないようにしてほしいので、
わたしの感想だけ述べる。



義父は、典型的なDV、支配欲が
根源になっている印象をうけた。

問題は、
母の「無知」だったように感じた。
母には、愛はあったように思う。
ただ本当に「無知」だった。

学歴も自信がなく、生活保護のみで
一人で生きていく自信がなく、
エリートの旦那についていったら
そうなってしまった。

そんな印象をうけた。

「子供に虐待をするのがしつけだ
といわれたら、
本当にしつけなんだと思ってしまった」と。



子育てはみんな初めてだから、
自分より上だと思った人に、強く言われたら
そう思ってしまうのかもしれない。

だけど、そんな悪の言葉を盲信しないためにも、
世界は広げ続けなければいけない。 

そのために武器として知識を持たなきゃいけない。
そう思った。



母になる資格がなくても、
性行為・出産という行為だけで
母になってしまう。こわいな。




そんな「母とはなんなんだ」と
考えてこんでしまう時、
俵万智さんの一句を思い出す。

眠りつつ時おり苦い顔をする 
そうだ、世界は少し苦いぞ

サラダ記念日

人生がどんなものか少しはわかる先輩として、
母として、愛のある句だ。
「だけどね」と続きが
聞こえてきそうな気がする。


私は、何かを盲信しないため
これからも世界をたくさん広げる
それで苦い思いをしているし、
これからもするだろう。


そのうえで、
「だけどね、」といえるようになって、
自覚ができてから母になりたい。

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