ISKANDAR(いすかんだ)

海外を中心とした旅•文化探究をライフワークにしています。 気疲れ人疲れしやすい性質があ…

ISKANDAR(いすかんだ)

海外を中心とした旅•文化探究をライフワークにしています。 気疲れ人疲れしやすい性質がありつつも、好奇心優位でいろいろな発見をおもしろがっています。 組織的なものや派閥的なものに基本的に乗らない?乗れない?マージナル(周縁的)なポジションで、常日頃マニアックやニッチを追求中です。

最近の記事

“Plan B”

海外でも、日本でもそうなのだが、「行こうと思っていた店が閉まっていた」という経験が、幾度となくある。 情報サイトやガイドブックで調査して、目当てのお店を目的地と定め、その上で、Google Mapなどで調べて「営業中」となっている。 そうなれば、心身ともにそのお店から提供していただけるものを、受け容れる準備を万端にして、その所在地へ向かうことになる。 いわば、前のめりになった「出鼻を挫かれる」ことが、時としてある。 「臨時休業」だ。 (もしくはGoogleを含めて古

    • 「I’m home.」

      これまでライフワークのひとつとして、旅をしてきた。 酔狂以外の何者でもない。 何の生産性もない。 タイパ/コスパは極めて悪い。 新自由主義ワールドの成功者・勝利者を目指す人たちのベクトルとは真逆の方向性。 この文化圏の殉職美徳的な滅私奉公価値観とも真逆な方向性。 そんな「無駄」なことが好きで好きで仕方なくって。 そんな「無益」なことのおかげで自分が自分でいられた、やっとのことで生きてこられた。 そのことは確実に言えることで。 2020年頃からの「疫病への対応」という一時代

      • “Authentic”な、締めの食事。

        2024年7月28日に始まった旅の、ラストを飾る食事として選んだのは、Authenticな=ちゃんとした、インド料理である。

        • 帰路 マニラ経由

          今回の旅の帰路は、クアラルンプールから関西空港に向けてフィリピン空港マニラ経由にて。 フィリピン航空は初搭乗であり、深夜2時台出発からの短時間+短時間の乗り継ぎ、ということもあり、とてもとても疲れることも覚悟していた。 一方で、LCCではない、ということで「機内食が美味しかったらいいな」という期待感もあった。 フィリピン航空マニラ経由での帰国の感想としては… ①なかなか快適だった。 ②予定外のラッキーがあった。 ③気持ちの良いやりとりがあり、嬉しい気持ちになった。 とい

          故障通告…?

          パソコンのWindows画面が立ち上がらない。 そんなことに1年前ぐらいから時々見舞われるようになった。 やがて「BIOS診断画面」?が現れた際、あれやこれやといじくってもうまくいかず、電源を落として入れ直す。 大抵の場合、そうすると、Windows画面が出てきて「復活」する…そんな感じで、騙し騙し何とか使ってきた。 一難去ってまた一難…そんな感じで七転八倒のweekdaysの末に迎えた9月7日土曜日。 パソコンを開けば、Windowsが立ち上がらない。2か月ぐらい大丈夫

          雑感Poetry #004 謎解き

          人生は謎解き どうやら、その連続 それを面白がれるかどうか その面倒くささを受け容れて 踏み込んだり 謎を謎のまま寝かしておいたり 解けきれないモヤモヤをも半ばエンターテイメントとして抱えたり 道の途上の幾つもの場面で いつしかの謎を解いているのかな、と 思える、思い込めることがこれまで何度もある 自分の中で納得できるような ああ、そうなのかも知れないな、という 答えをふと発見して 人生をちょっとばかりわかった気になったり ちょっと違うかも、と迷いモードに入ったり

          雑感Poetry #004 謎解き

          ペナンに、出会い直す。

          海外でも国内でもそうであるのだが、  その土地の記憶を上書きして過去を払拭したいところと、思い出の地として大切にしておきたいところとがある。 「上書きしたい」ところには、嫌な感情、未熟ゆえの恥ずかしいエピソードとか今思い出しても自分自身を恥じてしまうような記憶が、その大小多い少ない濃淡などの度合いはあれど、厳然と自分の中に存在する。 自分のホームグラウンドであるマレーシア🇲🇾で、その「上書きしたい」地、それは、2008年に世界遺産になり、リゾート都市として人気の観光地でも

          ペナンに、出会い直す。

          「マレーシア旅報告会」報告

          旅スケジュールは少しずれていたものの、ほぼ同じ時期に同じエリアを旅した友達と、互いの旅を報告し合う機会をもつことができた。 それぞれの行ってきた場所、食べたもの、出会った人、印象に残ったこと、などなど、そこを訪れたからこそ共感をもとに語った、話題の尽きない時間だった。 場所は、ファミリーレストラン。 台風の影響が遅い時間から出そうだ、ということで、金曜の仕事を半日もしくは1日休むことにして、ランチタイムからの、じっくりゆっくりトーク。 友達も僕も、もう既に中年の域に達し

          「マレーシア旅報告会」報告

          雑感Poetry #003 腹を括りきれない人が大好きだ。

          好きなことを好きでい続ける人。 自分が自分であること、それを捨てきれない人、諦めきれない人、スタンスを変えきれない人。 ある意味「青春途上」で七転八倒している人。 我慢・犠牲・後回しを自分の中で正当化して誰か(子どもなど)や社会のためだけに生きる、ということに何らかの違和感や摩擦を感じていて、それがついその人の表現とか言動に滲み出てしまう人。 大切な誰かと一緒にいるのみの存在とか社会や役割の中の一員・部分である、という前に「自分自身でありたい」ということを言語で、あるい非

          雑感Poetry #003 腹を括りきれない人が大好きだ。

          KLCCツインタワーからブキッビンタンへの徒歩旅行(後編)

          『Suria KLCC』のインフォメーションのスタッフの方に尋ねてみる。 「ブキッビンタンへのブリッジへはどのように行きますか?」 これまで数多の人に聞かれたであろう、その女性は、慣れた感じでこう答えてくれた。 「中央のエスカレーターをいちばん下まで降りて、MayBank(マレーシアのメガバンク)を右に曲がってずっと進めばいいよ」 そのスタッフさんに感謝の意を伝えて、アドバイス通りに、とにかく行ってみる。 「ブキッビンタンへの橋」という案内表示はない。5分以上とにか

          KLCCツインタワーからブキッビンタンへの徒歩旅行(後編)

          KLCCツインタワーからブキッビンタンへの徒歩旅行(前編)

          2006年から2008年にかけて約2年、マレーシア🇲🇾で生活した。 住んでいたのは、マレー半島東海岸のクアラトレンガヌ という街であり、首都クアラルンプールには数か月に1回ほど用事で訪れていた。 クアラルンプールで人が多く集う場所はいくつもあるが、僕にとって親しみ深いところは、そのひとつは、ペトロナス・ツインタワーがあるKLCC地区である。 もうひとつは、複合商業施設や飲食店が多いBukit Bintang(ブキッビンタン)地区である。 この2つの地区は距離にすると1

          KLCCツインタワーからブキッビンタンへの徒歩旅行(前編)

          “心配症”を飼い慣らす旅の道中〜マレーシア🇲🇾Kuala Perlisにて〜

          作家の平野啓一郎さんが、その作品や論述の中で、「個人」に対応する言葉として「分人」という言葉を提唱している。 僕は、多くの部分で、この考えに共感できる。 自分自身の中に、統一されているとは言いがたい「複数の自分」がいる、ということは、時折感じることがある。 「分人」については、ここで多く語れるほど深め究めていないので、話題にするのは改めての機会にさせていただくが、旅をしている最中に感じた?気づいた?自分自身のいくつかの「分人」について話してみたい。 α 好奇心の赴くまま

          “心配症”を飼い慣らす旅の道中〜マレーシア🇲🇾Kuala Perlisにて〜

          朝食のはしご。〜この旅シンガポール唯一の朝〜

          旅2日目、シンガポールで過ごせる「唯一」の朝だ。 次の目的地へのフライトが昼12時台なので、チャンギ空港への移動を考えると中心地にいられる時間はたいへん限られている。 朝7時には出掛けられるように身支度して、Beach Roadを西へ向けて歩く。 朝食ひとつめの店は『Blanco Court Prawn Mee』。 ここで食べたのは、店の名にある「えび麺」。 あっさりしていつつえびの味が濃厚で、期待に違わない美味さであった。 朝食続編は、Beach Roadをさらに西

          朝食のはしご。〜この旅シンガポール唯一の朝〜

          「旅先の初食事」〜シンガポール🇸🇬にて〜

          旅先に着いてからの最初の食事は何にしようか、毎回ちょっとばかり思案する。 今回の「旅先の初食事」は1泊経由地のシンガポールにて。 ブギス地区にある宿へのチェックインを終えたのは6:00pm少し前のこと。 「夕食」にちょうどいい時間帯。 徒歩で10分かからず、その後のお出かけへのアクセスにちょうどいい場所にある『Golden Miles Food Center』へ向かう。 チキンライス(海南鶏飯)のお店をチェックしていたのだが、残念ながら閉まっていた。 それからは結

          「旅先の初食事」〜シンガポール🇸🇬にて〜

          長旅には洗濯が必要なので。

          旅を計画する際、宿選びにはいろいろな条件を鑑みることで、毎回結構時間を要する。 まずは価格。ある程度の値段に妥協ポイントを設けることが初期設定である。 次に立地。街の中心地や、交通機関からのアクセスの良さも大切な条件である。 同時に宿自体の快適さ。設備、清潔さ、新しさ、周りの雰囲気など、事細かに調べて選択肢を絞り込んでいく。 そして、ここ最近では「快適な旅」に向けての宿選びの新たな条件として、「徒歩圏内にコンランドリーがあるかどうか」ということが加わっている。 調べ方は

          長旅には洗濯が必要なので。

          「旅してるぜ!」って感じ。〜タイ🇹🇭ハジャイにて〜

          凡そ中年の域に達したような者の文章にはふさわしくないようなタイトルだが、こうとしか表現できないような感慨を抱いた“旅の瞬間”だった。 シンガポール🇸🇬からのフライトは、タイ🇹🇭南部の拠点都市、ハートヤイ(ハジャイとの表記のことも多い)の空港に到着した。 関西空港からのスルーバゲージのバックパックも無事に受け取って、動きやすいように1泊分の荷物を中にまとめる。 収集した旅情報によると「60バーツで街中へ行くミニバスが運行している」とのこと。 「Public Transp

          「旅してるぜ!」って感じ。〜タイ🇹🇭ハジャイにて〜