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#エッセイ
はじめるから ハジマル
「ブログやりなよ!」
こう言ってもらえたのは今日で2回目だ。
1回目は中学の友人に。2回目は成人してからできた友達に。
ふたりとも、「〇〇ちゃん(私)けっこういいこと言うからやってみなよ」というニュアンスの言葉で背中を押してくれた。
そんな風に褒めてもらって、文章を書くことを薦めてもらって、最初は謙遜した。
「そんな面白いこと書いたりできないよ〜〜」
と両手を激しく振って否定した。
ただ同時に
あなたは 私の 神さま
6月12日の夜、祖母が亡くなった。
92歳だった。
「おばあちゃん、おはよう。今日は天気がいいよ。」「いってきます。」
「おやすみなさい。今日もありがとう。」
祖母にわたしの声がきこえているかどうかはわからない。
けれどわたしは、葬儀から帰った日からほぼ毎日、
気が向いたときに祖母の写真に手を合わせ、話しかけている。
それも、"手を合わせなくては"という義務感からではなくて、なんとなくそう
わたしの杖は、紙でできている
杖、というのは人生の杖のことである。
人生と言うと大げさかもしれないけれど、わたしはこれまで生きてきた中でたくさんこれに助けられてきた。
紙でできた杖。
それは何かと言うと、あらゆるジャンルの本と、日記のことだ。
わたしは本のなかから、自分と同じように悩んだり苦しんだりする人々(架空の人物も含む)を見つけ、
共感してもらったような気持ちになったり、
困難をのりこえるアイデアや勇気をもらって