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witness of death【即興詩】

もたげた首に特殊さを覚えた

その冷気の正体は何だったのか

凍え死ぬ躰に督励が走った

その狂気の正体は誰だったのか

僕は少なくとも10回以上
自らの意思ではない死を選んだ

僕は少なくとも10回以上
自らのエゴではない死を逃れた

厳密に言えば その理由は分からない
緻密な行動は その瞬間の記憶がない

たしかな温度を感じる今と
ふたしかな音頭を感じる過去

平行世界で漂った残像

PTSDはひび割れた記憶から

Flashback

流星の如く表れ脳を直撃する

PTSDは控えてきた気持ちから

Flashback

龍背に乗せられ心を直切する

そして知らぬ間に死神は現れた

なのに「まだだ」と突っぱねる

鎌で一切り出来なかったようだ

PTSDは甘えでは発症しない

原因となる事象が自傷を生む

本当の闇の底を見た人

何とかSURVIVEした人

その最中の僕も

"witness of death”(死の証人)のこと
全て分からずとも雰囲気を感じただろう

首の皮一枚繋がった現在に

何を求めるのかを問われて

首の皮一枚残ってた命の灯に

何を求めないかを問い返す

何回問い返しても

の本当の笑みは

中々取り戻せなくても

の本当の映画は

今ここにしかない

上映された既存品よりも

常軌を逸し毀損しても

がたしかに君であること

それは100%の人が認める

はたしかに傷ついたね

少なくとも僕は認めるよ

だからこそ

には朧気でも今がある

不自然でいい不完全でいい

完璧な人なんて一人もいない

だからこそ

には君を生きる権利がある

"merchant of death”(死の商人)のこと
あの人に無自覚に殺されたTraumaは未だ
銃痕も焦げた匂いも消えないままだよね

でも
弾丸が致死部に命中してないから
偶々今血汗涙が滴下して内部から
またしても無意識に溢れ出すのかな

"witness of death”
もうがこの世にいなくなる時
そっと最後の糸を切りに来る

"witness of death”
もうが君を生きれなくなった時
そっと心の瞳を閉じさせに来る

の感覚を味わった人なら
恐怖の対象じゃないよね?

死んでもいいのかもしれない
けど
生きててもいいかもしれない

僕はたしかに死神の影を踏んだ
けど
僕をふたしかに死神は見放した

「生きてていいんだよ」と

©2018   Yuyu#6

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明くる夜の羊『フラッシュバック』
毎日生きてるのか死んでるのか分からくなると、この曲を聴いていた。

1番最後に「自分じゃない自分」を「自分」に戻してくれるような歌詞がある。

それを聴くために、何回も何回も聴いた。

存在を知ったあなたにも、今を生きて欲しいと思い、この楽曲をオススメします。







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