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#イラスト
民藝旅 vol.2 沖縄 \プロローグ/
4月某日。
ぼんやりと天井を眺めながら、つぎは沖縄に行こう、と思った。
柳先生が「民藝四十年」で取り上げた沖縄。大学時代を過ごした沖縄。
東堂は貧乏学生だった。たこ焼きの具材は、コンニャク。詰め放題100円のもやしと、ゆし豆腐ラーメンが好きな学生だった。
手仕事に興味はあったけれど、ヘアゴムなどの小物を買うだけで精一杯。
「窯元でピザパーティーがあるから来ませんか?無料ですよ。」という後輩
「民藝」って何だろう?
「職人の手仕事で作られた、美しい日用品」それが、「民藝」だと思っていました。雑誌で見かけたり、地元の市で焼物を手に取るたび、民藝ってカッコいいな。心惹かれるな。と、民藝を身近なものに思っていました。
でも、民藝には定義があって、実はもっとややこしい物らしい。
日本民藝協会さんのサイトで、民藝を定義した思想家・柳宗悦さんの「民藝品の定義」が紹介されていました。
ー柳が定義した「民藝品」の条件に
民藝旅 vol.1 山陰・愛媛編 \7日目/【愛媛県 砥部町】
4月13日日曜日 雨。
お皿がいいと、ごはんも嬉しそうに見える。
レーズンパンの乗った砥部焼が、ふふっと笑ったように見えた。
ほだかさんのお家は、素敵な手仕事でいっぱい。
ほだかさんは漆作家だから、自分で金継ぎする。
久しぶりの納豆に、心がほどける。やっぱり馴染みの味が一番落ち着く。
漆作家ほだかさんは、よく味のしみたコンソメスープを置きながら、テーブルについた。
ほだかさんは、魔女の宅
民藝旅 vol.1 山陰・愛媛編 \9日目/【島根県 湯町】
4月16日 水曜日 くもり。
稲佐の浜から砂をいただいて、素盞嗚尊のお社に納めました。
まずは、斐伊川和紙でオススメいただいた出西窯へ。
オープンは9:30から。少しはやく着いてしまったので、のんびり近くをうろうろ。
* * *
出西窯は見学自由の工房と、直売所が併設。
窯の周りは「出西くらしのvillage」というオシャレスポット。
マガジンハウスの雑誌「& premium」にも掲
民藝旅 Episode:0/日本民藝館「柳宗悦の直観」と 21_21「Another Kind of Art」 (1)
柳先生の著書「手仕事の日本」いい本でした…
「どこそこの何がいい」と知識は読んだけれど、それがどんな形で、大きさで、色なのか、検討もつかない。どんどこ妄想が広がって、期待感が高まるばかり。
“日本民藝館には、先生の選んだ民藝品が展示されているから、若い人にぜひ訪れてほしい” という、柳先生のお言葉に背中を押され。民藝品の総本山、日本民藝館を訪れることにしたのは、1月の終わりのことでした。
*
民藝旅 Episode:0/日本民藝館「柳宗悦の直観」と 21_21「Another Kind of Art」 (4)
4. ふたたび日本民藝館へせっかく東京にいったのに、展覧会の論考を持って帰るのを忘れたり、行きたかった展覧会は休館日だったり、あちゃーなオトボケを連発した前回。
しなしなレタスのような平日をすごしていたある日、Twitterで繋がっていた武田さんから、「テーブルウェア・フェスティバル」へのお誘いをいただいたのです。開催日は、その週末。湧き水をあびて心がシャキシャキ。すぐさま、土曜日に日帰りで東京
民藝旅 Episode:0/日本民藝館「柳宗悦の直観」と 21_21「Another Kind of Art」 (4)/最終回
ながらく、お待たせいたしました。民藝旅 Episode 0、いよいよ最終回です。
前回は、2度目の東京来訪で、武田さんとテーブルウェアフェスティバルを訪れ、はじめて漆器に触れました。
6. 「民藝 -Another Kind of Art」展へ黒柳徹子さんのトークショーを見た後、いよいよ目指すは六本木。21_21 DESIGN SIGHT、「民藝 Another Kind of Art」展へ向