継続するために、、、
何事も継続するのは難しいし、大変だとも思う。
日本は、以前には生涯一つの仕事をやり遂げた方々がほとんどだったのではないかと想像する。
転職などというと、あの人は仕事を転々としている、長続きしない奴だ、みたいなことを言われたりして、あまりいいことではない風潮であったと思う。
そもそも何をやっても辛い時期は必ず来る。それは今も昔もそんなに大差ないような気がする。確かに困難の内容が違うとは思う。
私は、その困難、辛さを乗り越えるのは本人の努力だけでは到底ムリなことだと、この歳になってつくづく思う。
こんなことを書くと、弱い奴だとか、だらしない奴だとか言われそうだが、負けん気や度胸(そういう人は人間関係のトラブルで更に苦しくなっていくのをたくさん見てきた、、、)だけあっても到底ムリなことも多い。
そこに何か必死になれるもの、夢中になれるもの、がむしゃらになれるものを見出さないと、大体は耐えられないのではないか。
そして、その苦難は後から考えれば大変だったと思うと同時に、その後の自分が中身から少しずつ変えられていることにハッとしたりするもの、、、
苦しい時はみんな悩むし、辛いし、必死だったりもする。
でも、とにかく必死にならざるを得ない時期があるっていうことは、ある意味当たり前でほとんどの人が経験するであろうことだし、いい意味で変えられる機会に恵まれていたのだと、随分後になって感じている。
でもそれと同じくらい、耐えられない苦しみからはさっさと逃げ出すことの大切さも痛いほど味わった。
私たちは生身の人間だし、奴隷じゃないし、機械じゃないのだから、人生を台無しにする前に、恐れず、物惜しみせず、振り返らずに逃げ切ることも時には大切だとも思う。