【哲学入門】ショーペンハウアー 脳と肉体の哲学、 たぶん!
ショーペンハウアーの哲学をざっくり説明するなら、
脳と肉体の哲学と言ってもいい。
あ、そもそも哲学者なんてクソだと思う人の方が多いか。
私もそう思うよ、マジで!!文章長くて分かりにくいんだよ、あいつら!
それでもショーペンハウアーは信用できる。
彼の思想は「ハッキリした意味の言葉を使えやカス!」なんだよ。
ショーペンハウアーは「明確さ」だけを追求した男なのさ。
動画解説もやった
哲学の大事なところは以下
・世界は私の表象である→人間は、脳内に映し出された世界しか観測できない
・自分が観測できるものだけで構成されるもの=世界
・知性は意志の召使い
≒脳は肉体の召使い、肉体の影響を受ける
≒人間は欲望の召使い、
欲望さんが君主で、人間本人は欲望さんの手下
肉体>脳ミソ 欲望>人間
・観測する意志が世界を構成する
=その人の世界はその人の意志そのものである
ncoさんのコメント
『環境決定論的でありながら、意思決定論でもあるジンテーゼ的な考え方』『哲学を深く理解しないと到達しえない境地』
『有機体的なモザイク状の世界観を理解できる人は限られてますよ。ヴィトゲンシュタインもそうでしょ、ソシュールやハイデガーも』『サルトルやデカルトなんかはのっぺりとしてて読む気にならない』
『ハイデガーは有機体的な理解に到達しようと苦労した人かも』
『ハイデガーよりアーレントの方が世界への理解は深い』
「世界は私の意志である」は、俺まだよくわからん。肉体と関係してそうだが…
少し解説付け足すならコレ
肉体は意志の客観化である
→意志が観測できるようになったもの
次に、哲学用語の解説。コイツらだけ分かれば、ショーペンハウアーは読める。
文章のわかりやすい哲学者だと、俺は思ってる。
感性
五感のこと。脳の外からデータを集める身体器官、能力のこと。
悟性
変化の原因を推測する能力 因果性を認識する能力 原因と結果の結びつきを知覚する力
例えば、aの根拠はb、bの根拠はc…のように、a→b→c…と原因を遡って考える能力のこと
理性
概念を作る能力、抽象化機能
言葉の意味のグルーピングをする力。
表象
脳内に映されるイメージのこと。人間は、脳内に映された世界を見ている。
意志
目的なしの衝動 盲目的な生きる衝動。
たぶん、無目的に何かをし続けるXのこと全般を指してる。 英語にするとsomething which continues to work blindly
直観【この言葉は注意して!】
たぶん、すぐに理解する直感intuitionや洞察insightとは意味が違う。
単に眼の前に広がった世界や現実のことだ。特に、偏見や先入観なしに見たありのままの(脳内に映された)世界のことだと思われる。各自文脈から判断してくれ。頼む!
最後に
コレは俺の考えだが、ショーペンハウアーは、『幸福について』や『読書について』だけ読めばそれでいいと思う。
俺は特に『読書について』が読んでいて一番楽しい。
だって悪口がひどすぎるwwでも的確www
小林秀雄の文章が嫌いな人には特にオススメwwwww
他の本は興味のあるものだけでいいと思う。『幸福について』『知性について』『自殺について』kindleや図書館で読めるもので十分。
え?意志と表象としての世界?
あれはネットで済ませなよ。長くてめんどくさいんだから。
どうしても読むならsoqdoqさん?が意志と表象としての世界を要約しているよ。ココが一番わかりやすい。
ショーペンハウアーの解説は、この人もオススメ
ncoさんのコメント
『連続的でかつ動態的で流動的で有機体的な世界こそが、真実』
『世界を正確に言い表す言葉も論理も公式も存在し得ない←真理』
この考えは、俺も全く同意見でした。
まあ、哲学はwikipediaや倫理の教科書を読めば、それでも十分な気がします。私はね。
こんな記事も書いた
20230617 ncoさんの意見反映。感謝!
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