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ちっぽけな生活

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一介のOLの精一杯の日常
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2020年4月の記事一覧

#25 コロナ鬱

#25 コロナ鬱

もやもやザワザワと心がしている人は安心して欲しい。
私も同じで「コロナ鬱」というらしい。
元々人間は繊細なもので、基本ベース「辛い」と思うことの方が多い。
例えば、いざ何かしよう!と思い立ってその前に…とお茶を淹れたのに淹れたそばから倒してそばのパソコンが水浸し!とか、ちっちゃい辛いが転がりまくっている世の中なのだから。
こんな外出できなくて、国民のヒーローバカ殿様の命も奪われて、ニュースも暗い話

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#27 ぼくらが光っていられない夜に

#27 ぼくらが光っていられない夜に

今日は色々とタスクがうまくいっていたのに、深夜になってふと暗くなってしまった。どうして人は一人でに逞しく居続けるのが難しいんだろう。
孤独を埋め合わせるように肩を寄せ合って、気怠い朝日を浴びるのはゆっくりとした破滅だけれど、とても美しいのだ。

美しさと破滅はすぐ隣り合わせだと思う。

表題はサニーデイ・サービスの新アルバムの中の一曲。
わたしはまたウジウジと過去を回想しては消えたくなっている。

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#26 自分という迷宮の話

#26 自分という迷宮の話

私は元々あまりロマンスがなかった人間である。
背が大きいのと男勝りなのであまり異性にとって恋愛対象に入らないのと、多分私の重要な人を見る要素「フィーリングが合うか」に中々合致する人がいないと自分で異性に対するハードルを上げているのがその要因だろう。
というわけで昨年の下半期、とりわけ秋口から急に襲ってきたモテ期で恐ろしく自己バランスを崩したなと思う。
一気に異性の性的対象としての自覚を持ち、好きで

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#24 人間の耐えられない矛盾

#24 人間の耐えられない矛盾

大前提として、私はめちゃくちゃ怠惰な人間である。
年相応に携帯を弄る時間は長いし、睡眠は何よりも好きなことだし、最近は無人島の開拓も始めてしまった。いくら時間があっても全然足りないくらいの怠け者である。

一方で中学受験のあたりから毎日TO DOを作る習慣が身についてしまった。
怠惰な人間がTO DOなんて作るとどうなるか。
毎日次の日に回される膨大なタスクと対峙することになる。

意識に自分の成

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#23 諦める男

#23 諦める男

「死ぬほど好きだった事とその子の為に変わることはイコールじゃない」
年末年始私が死ぬほど執着していた男は諦める男だった。
そして私が執着した理由もまた、その諦めたような目にあったと思う。

どうにかして変えてやりたいと、お節介にも思っていたと思う。

時間があると未だにあれやこれや、あの時こう言えば良かったかなとか。
グルグル思い出すが、流石に二ヶ月が過ぎて好意は消えた。
いや、消すために必死だっ

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#22 孤独とバランス

#22 孤独とバランス

「Save the cinema」に賛同しました。
以下から署名に参加できます。

先週は散歩くらいの外出を出来ていたけれど今週になってそれすらも悪、のように感じて昨日はカラ元気が最高潮!家の中で終業後、思いのままに映画を見たり無人島を開拓していたら、パタリと気を失って次に気付いたら朝だった。
本当に、ぱたりと。

昔から自分は精神バランスが崩れやすくて、そうなると書き出さずにはいられない。昔は孤

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#21 うまく力が入らない時

#21 うまく力が入らない時

何度でも思うけれどやっぱり若いうちから大成するのはかっこいい。
才能という要素があるにせよ、青くて逃げがちな頃に「頑張り続ける」を出来たものにしか与えられないものだと思う。

私が17歳の頃、映画を撮っていた頃、同じく17歳の松本花奈さんという女性監督が脚光を浴び始めていて、何度も打ちのめされた。
いまだに恐ろしいほどの嫉妬と羨望の醜い心で、彼女の作品は見れた試しがない。多分見れるまでもっと多くの

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#20 拝啓、愛する娯楽たちへ

#20 拝啓、愛する娯楽たちへ

6歳の頃、映画館にいた私は劇場版プリキュアと笑の大学の二つのポスターの前に立っていた。
母が「アニメばっかりでつまんないよ。別の見てみない?」と言うので、私はプリキュアの隣に貼ってあった笑の大学のポスターを指した。
「じゃあこの、五郎ちゃんのやつ」
それが私にとっての娯楽との強烈な出会いだった。

映画ではあるが、浅草軽演劇の時代を描く映画である。
検閲官で笑わない役所広司さん演じる向坂が軽演劇の

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#19 在宅入社

#19 在宅入社

4/1を迎えても人が急激に変わったり成長することはない。人間だから。
特に今回、私以外の多くの人もそうだろうけれど、在宅のまま入社となったので余計に学生と社会人の境って中々の脱皮が必要だなと痛感していた。

一応9時-17時の就業時間を想定して昼休憩1時間を除いた7時間は検定試験の勉強など業務に直結するあれこれの努力をしてみたけど、在宅のまま、誰の目もないままに自分を律し続けるのは難しい。
しかし

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